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陸続きなのに?桜島が"島"と呼ばれる理由と2つのギネスとは?

雑学カンパニー編集部

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桜島が島ではないのに島と呼ばれる理由に関する雑学

桜島

日本には多くの火山があり、どこかの火山が噴火するとニュースで報じられる。噴火のニュースでよく聞く名前が、鹿児島県の桜島だ

桜島が噴火したというニュースが流れると、ふしぎに思うことがある。地図で確認するとわかるのだが、桜島は九州から陸続きで島ではないのだ。しかし名前は島…。どういうことなのか?

この疑問を解決するために、今回の雑学では桜島が島ではないのに島と呼ばれる理由を調べてみた。桜島のことを調べていると2つの世界一があることもわかったので、あわせて紹介するぞ!

【生活雑学】桜島が島ではないのに島と呼ばれる理由とは?

孫ちゃん
桜島の噴火のニュース多いね~。桜島って鹿児島にある島だっけ?
おばあちゃん
今は陸続きになってるけどね。
孫ちゃん
昔は島で、今は島じゃないってことなんだ?
おばあちゃん
もともと島だったんだけど、噴火で流れ出た溶岩が海峡を埋めて繋がったんだよ。

【雑学解説】1914年の噴火が起こる前までは桜島は島だった

1914年の噴火が起こる前までは桜島は島だったというトリビア

1914年噴火で火山灰に覆われた鹿児島市

桜島は九州南部の鹿児島県にある、近年でも噴火活動が観測されている火山だ。火山を見たり、火山の恵みで育った農産物を味わったりもできる、人気の観光地でもある。

火山は観光だけでなく、桜島の成り立ちとも深く関わっている。約2万6000年前に火山が噴火し、流出した溶岩などが積み重なってできた火山島が、桜島なのだ。

おばあちゃん
もともとは海底火山で、噴火を繰り返して今の形になったらしいよ。

火山島として誕生した桜島は、名前のとおり最初は海にある島だった。九州とは陸で繋がっていなかったのである。しかし、現在は陸で繋がっている。いつ繋がったのか?

桜島と九州が繋がったのは、1914年に起こった噴火がきっかけだ。2万6000年なんて長い歴史があるのに、繋がったのは意外と最近じゃないか! 1914年は元号にすると大正3年になるため、1914年の噴火は「大正噴火」や「大正大噴火」と名づけられた。

大噴火と名づけられるほど、1914年の噴火はすさまじかった。噴火で出た大量の溶岩は海へと到達し、九州と桜島の間にあった瀬戸海峡という深さ70mほどの水域が、埋め立てられてしまったのである。溶岩大量すぎる…!

孫ちゃん
昔そんな大きな噴火があっても、今はそこで生活してる人もいるんだもんね。なんかすごいな~。
おばあちゃん
まぁ昔に比べるとだいぶ人口も減ったようだけどね。

大正噴火で瀬戸海峡が埋め立てられた結果、桜島は九州と陸続きになり島ではなくなった。しかし昔島だったなごりから、島ではなくなった今でも桜島と呼ばれているのである。

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【追加雑学①】鹿児島県の特産品「桜島大根」は世界一大きい大根

桜島は2000年代に入っても噴火を繰り返している、活発な火山だ。噴火している火山のまわりには草木も生えなさそうなイメージだが、桜島では農業が行われている。人が住んでいるだけでも驚きなのに、農業までするなんてすごい…。

桜島の農作物として有名なのが、「桜島大根」だ。昔は桜島の特産品であり、今では栽培地域が広がり鹿児島県の特産品になっている。桜島大根の特徴としては、サイズの大きさがあげられる。

どのくらい大きいのか、動画で確認してみよう。

丸い形は大根よりも、どちらかといえばカブに近いようにも思える。丸々とした大根も大きいが、葉っぱ部分も大きい…! 畑に植えられている状態だと、謎の巨大植物が育っているように見える。

動画内で紹介されているとおり、桜島大根はギネスブックで「世界一大きい大根」に認定されている。ギネス記録の桜島大根は重さが31.1kgあり、胴回りは119cmもあったようだ。30kgの大根なんて、調理するのも大変だろう。

孫ちゃん
うわ~!桜島大根って聞いたことあったけど、こんなにおっきいの!?
おばあちゃん
1つ30kg前後だなんて、収穫するのも一苦労だろうねぇ。

桜島大根を食べてみたい人は、漬物などの加工品でためしてみるといい。加工品なら少量で購入できるので、大きなサイズを食べきれるか不安な人も安心だ。鹿児島旅行のお土産にもおすすめだぞ!

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【追加雑学②】桜島には世界一小さなみかん「桜島小みかん」もある

桜島には世界一小さなみかん「桜島小みかん」もあるというトリビア

桜島小みかん。小っちゃくてかわいい…。

桜島の名前が入った農産物がもう一つある。「桜島小みかん(さくらじまこみかん)」という、桜島の特産品のみかんだ。

桜島小みかんは「世界一小さいみかん」として、ギネスに認定されている。そもそもみかんは小さい果物だが、どれくらい小さいのか?

孫ちゃん
「世界一大きい」大根と、「世界一小さい」みかん。両極端な2つのギネス記録!

日本で広く食べられている温州(うんしゅう)みかんは、Sサイズで直径が約5cmあり、重さは80gほどらしい。Mサイズだと直径が約6cmと少し大きく、重さは100gほどまで重くなるようだ。

では、桜島小みかんのサイズはどのくらいなのだろう。桜島小みかんは直径は約5cmで、温州みかんと大きな違いはないようだ。しかし、重さは小さいものでは20gほど、大きなものでも50g前後らしい。

温州みかんのMサイズと比べると、重さが半分ほどしかないなんて、小さすぎる…! 小さいみかんは酸味が強そうなイメージだが、桜島小みかんは糖度が高く甘いそうだ。小さくて甘いみかんなら、ついつい食べすぎてしまいそう。

孫ちゃん
「小さい」っていうか、「軽い」って感じ?
おばあちゃん
桜島小みかんは、1つの木にできる実の数でもギネス記録を申請したらしいんだけどねぇ。25,000個近くの実がついたそうだよ。でも、比較対象がないってことで記録認定にはならなかったって。
孫ちゃん
うわ~、残念!

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雑学まとめ

今回は桜島が島ではないのに島と呼ばれる理由と、桜島にまつわる雑学を紹介した。噴火で海を埋め立てて陸地を作ってしまうなんて、自然の力は本当にすごい。

桜島の観光では海のレジャーや温泉など、いろいろな楽しみ方が用意されている。火山を身近に感じながら様々な体験をしたい人には、桜島旅行はおすすめだぞ!

孫ちゃん
なんか桜島行ってみたくなるな~。火山の近くでどんな生活送ってるのかちょっと興味ある。
おばあちゃん
噴煙が上がってたり、道路に火山灰が積もってたりなんて、なかなか見る機会ないからねぇ。

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