私は寒い時期に熱々のおでんを食べるのが幸せだ。一番好きな具が何かで論争になったりするが、味のしみた大根も卵も、すべての具が欠かせない。
今でこそおでんはコンビニで気軽に食べれるようになり、定番商品になっているが、実は地域差の激しい料理だったりする。その土地特産の具が入っていたり、ダシが違ったりして面白い。中でも個性が際立っているのは、沖縄のおでんだろう。
沖縄おでんは本土とだいぶ様子が違うのだが、特に沖縄のコンビニおでんはかなり独特だ。本土風のおでんが進出した結果、現地のおでんと融合してかなり面白いことになっているらしい…!
今回はそんな、お腹が減ってくる沖縄おでんについての雑学を紹介していこう!
【食べ物雑学】沖縄のコンビニおでんには豚足やスペアリブが入っている
【雑学解説】コンビニおでんのおかげで本土風と沖縄風が合体!
沖縄は家庭でおでんを作る習慣がなく、どちらかといえば居酒屋や出店で食べるものだった。沖縄の郷土料理である「煮つけ」と「テビチ汁(豚足の入った汁物)」がベースとなり、豚肉が主役の煮込み料理として「沖縄おでん」が定着していたのだ。
本土のコンビニでは絶対に入っていないテビチ(豚足)やソーキ(豚スペアリブ)が、大根や卵を押しのけてドーンと主役級の扱いを受けている。よ~く煮込まれて黒っぽくなった煮汁も特徴だろう。
真夏でもガンガンに冷房が効いた店内で食べるのが当たり前なので、沖縄のおでん消費量は日本一クラスなのだとか! たしかに海の家で食べるおでんはおいしいものだ。
実は沖縄では、約20年ほど前にファミリーマートが初めて本土風のおでんを店頭販売したのが「コンビニおでん」の始まりである。当時は本土とまったく同じ具だったのだが、沖縄の人の意見を取り入れて工夫していった。
その結果、テビチやソーキ、ウインナーなどが堂々と具に仲間入りし、テビチはちょっと出汁の濃い小さな「テビチ専用ポット」で待機するようになった。沖縄のコンビニおでんは本土風と沖縄風のハイブリッド型なのだ。
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【追加雑学①】えっそんな食べ方が!?コンビニならではの裏技
沖縄のコンビニおでんは、沖縄オリジナルの具が用意されている。その具は各店の店長が選ぶというから面白い。コンビニごとに店長のセンスが発揮されているのだ。
さらに、沖縄といえば「沖縄そば」。なんと、コンビニではおでんの出汁で沖縄そばを食べられる。レジで「おでん沖縄そば下さい」と注文するだけでOKである。
縮れた平麺に熱々のおでん出汁がかかっているのだが、ここからがコンビニ裏技。おでんの具からソーキをトッピングすれば「おでんソーキそば」に、テビチをトッピングすれば「おでんテビチそば」に大変身!
沖縄そばをおでん出汁で食べるというだけでもワクワクするのに、好きなおでんの具を自由にのせてカスタム可能。これは食べてみたい。
沖縄のコンビニおでんをおいしそうに食べる飯テロ動画を発見!
沖縄のコンビニで「おでん沖縄そば」を注文し、おいしそうに食べる配信主…。飯テロ以外の何物でもない。これ見たらもう、今すぐ沖縄に行きたくなる!
【追加雑学②】容赦なく青菜も入れるのが沖縄流
沖縄おでんの面白いところは、本土ではまず入れない青菜も具として入れるところだ。小松菜・レタス・チンゲンサイ・ホウレンソウの他、沖縄ならではで葉野菜もトッピングする。
熱々のおでん出汁にさっとくぐらせて最後に乗せてあるのだが、シャキシャキした歯ごたえも残っていてとてもおいしいのだとか。
さすがにコンビニでは煮込みすぎてしまうので青菜を具で置いていないようだが、居酒屋などでは定番として楽しめる。
雑学まとめ
今回は沖縄のコンビニおでんについての雑学を紹介した。沖縄グルメは本土でも食べられるが、さすがにコンビニおでんは売っていない。全国のコンビニさん、本土でも沖縄おでんフェスをお願いします!
それにしても沖縄そばをおでんと合体させて食べられるとは驚きだった。たしかにおでん出汁に麺類は合いそうだが、豚肉トッピングができるとは心憎い。
沖縄県民のおすすめは、そこに柚子胡椒をつけることだそうだ。沖縄旅行のシメはコンビニおでんで決まり、である。
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