甘酒は健康効果や美容効果が大注目され、一時期はお店から米麹が姿を消したこともあった。私は流行る以前から自作して甘酒を楽しんでいたために、この甘酒大ブームにより甘酒が飲めなくなり困惑したりもした。
しかし甘酒といえど、「酒粕で作る甘酒」と「米麹から作る甘酒」の2種類がある。以前は「飲む点滴」と呼ばれる米麹から作る甘酒が取り上げられることが多かった。しかし、ここ最近は酒粕から作る甘酒も美肌に良いということで、テレビで取り上げられているのをよく見かける。
私はどちらも大好きだが、冬の時期は酒粕を甘酒ではなく粕汁にして食すことが多い。今回は私も大好きで馴染み深い、甘酒2種類の雑学に迫る。美容に役立つ知識も織り交ぜて紹介していくので、ぜひ参考にしてほしい!
【食べ物雑学】甘酒は酒粕と米麹の2種類
【雑学解説】「酒粕から作る甘酒」と「米麹から作る甘酒」
「酒粕で作る甘酒」と、「米麹で作る甘酒」の2種類があるが、作り方も味も全く異なる。
- 「酒粕で作る甘酒」は、酒粕に水と砂糖を加えて温めたもの。
- 「米麹で作る甘酒」は炊いたご飯に米麹を混ぜ、60度前後で8時間程度保温すれば出来上がりだ。
酒粕の甘酒には少量のアルコールが含まれるが、米麹の甘酒にはアルコールは含まれていない。
どちらも美味しいが、酒粕の甘酒はちょっと大人の味がする。アルコールの香りもするため、お酒が苦手な人やお子さまは避けた方が良いかもしれない。米麹の甘酒はとっても甘く、時には喉がやけそうなほど甘い甘酒に仕上がることもある。
米麹の甘酒は、お米のデンプンを糖化させたもので、「少し甘いものが欲しいなー」というときにチョコっと飲むと満足できる。いや…ごめんなさい、ちょっとでは満足できずゴクゴクと飲んでいるのだが…。おそらく普通の女子なら、ちょっとで満足できると思う…。
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【追加雑学①】「酒粕の甘酒」と「米麹の甘酒」とでは効能が違う?
さてさて、「酒粕の甘酒」と「米麹の甘酒」では得意とする分野が違う。
「酒粕の甘酒」の効能
よく酒粕の甘酒は砂糖を使用しているからダイエットに不向きといわれているが、酒粕の甘酒にも素晴らしい効能があるのだ。中でも一番注目したい成分が、「α-EG」と呼ばれる成分。
私たちのお肌には繊維芽細胞という、コラーゲンやお肌のハリを作る細胞があるのだが、「α-EG」がこの繊維芽細胞に働きかけることによってコラーゲンが増殖するというのだ! これは甘酒飲むっきゃないでしょ?
もちろんこれ以外にビタミンB群・食物繊維などさまざまな栄養素はあるのだが、私としてはコラーゲンを増やす成分ということで「α-EG」について特にお伝えしたかったのだ…。これが酒粕の甘酒の特記すべき効能。
「米麹の甘酒」の効能
そして米麹の甘酒にはオリゴ糖・食物繊維が含まれており腸内環境改善に役立ち、免疫力アップにつながる。またビタミンB群や、必須アミノ酸が含まれており代謝アップや疲労回復の効果が得られる。
よって、美肌を目的とするなら「酒粕甘酒」・栄養補給や疲労回復なら「米麹の甘酒」という感じで使い分けてみてはいかがだろうか? もちろんどちらも健康と美容に良いことはたしかだろう。
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【追加雑学②】目指せ美肌!酒粕パック方法をご紹介
実は酒粕は飲むだけではなく、パックにすることができるのだ。お肌が弱い人は一部分だけで試し、お肌に異常が出ないかを確認してからパックしてみよう!
いかがだろうか? 動画の手順に沿って作れば手軽に酒粕パックが作れる。実は私もこのパックをトライしようと思いつつ、中々時間がとれず出来ていない(汗) 早く私もトライしたい!
【追加雑学③】簡単!お家で作れる麹甘酒の作り方をご紹介
さてさて、お次は米麹の甘酒をお家で作ってみよう! 私はこたつを出しているときはこたつで温めて作るが、こたつをもっていない人は、炊飯器などでも代用できる。
こちらの作り方は私がよく作る作り方と似ている。本当に簡単で、ごはん・米麹・お湯だけで作れるし、とてもおいしいので是非チャレンジしてみてほしい。
しかも手作りだと購入するよりとーっても安いのだ! 美味しいし、節約にもなるぞ! やったね。
雑学まとめ
今回の雑学では2種類の甘酒について紹介してきたが、いかがだったろうか? これだけ栄養価があり、なおかつ美容効果が得られるのであれば甘酒を飲まない手はないだろう。
私もコラーゲン増殖のために酒粕をスムージーに入れてせっせと飲んでいる。目指せ! 美魔女…まあ残念なことにほど遠いが。
とはいえ、本当に身体に良いことづくしなので、ぜひ疲労回復や美肌目的で甘酒ライフを楽しんでほしい。そして甘酒づくりにもトライしてほしい。手作りの甘酒ちゃんは、市販の甘酒に比べて愛しさ倍増だぞ!