子どもから大人まで多くの人に好まれる柑橘類。その中で、ギネスにも認定された世界で一番大きな柑橘類が、日本で生産されていることを知っているだろうか?
ギネス認定されているのに、そこまで知名度が高くない世界で一番大きな謎の柑橘類。今回はその正体に迫っていこう。柑橘類好きの人は、ぜひ注目してほしい雑学だ。
【世界雑学】世界で一番大きな柑橘類
【雑学解説】世界で一番大きな柑橘類は晩白柚(ばんぺいゆ)
なんとびっくり! ギネスにも認定されている世界で一番大きな柑橘類は、日本で生産されているのだ。その名も晩白柚(ばんぺいゆ)。
不思議な名前の晩白柚。1920年代にベトナムから台湾経由で日本の熊本県に入ってきた。白柚子の一種で、白柚子よりも晩生だったため「晩白柚」という名前になったのだとか。
晩白柚の特徴はなんといってもその大きさにある。まずはどれほど大きいのか、次の動画をじっくりと見てほしい。
どうだろうか? 大きさは直径25センチにもなり、重量はおよそ2キロ。なかには3キロ以上になるものもあるという。
気になる味はというと、苦みも少なくすっきりとした味わい。ちなみに値段も大きさと同じくビックで、一玉およそ2000~4000円といわれている。まさに、全てにおいて最重量規格である。
【追加雑学①】晩白柚は熊本県でしか生産できない
実はこの晩白柚、栽培が難しいため熊本県でしかほとんど生産ができないといわれている。他の地域でも生産はできるが味が違うのだ。晩白柚が美味しく育つ条件は、以下のようにいわれている。
- 生産者の技術
- 栽培に使う水質や土壌環境
- 昼夜の寒暖の差
晩白柚は上記のように日当たりを含めた栽培環境のほか、収穫後も美味しく食べるために酸味を抜くという難しい手間が必要になる。美味しい晩白柚を作ることができる腕前をもつ農家や環境。こういった要素にピタッとはまる場所が、熊本県八代市というわけなのだ。
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【追加雑学②】晩白柚は皮まで食べられる!?
通常、柑橘類は皮の部分までを食べきることが難しい。しかし、晩白柚は外側の黄色の皮(薄皮)以外のふわふわの白い皮の部分を食べることができるのだ。そのおすすめの食べ方は「晩白柚の皮の砂糖漬け」。
作り方はこちら。ぜひ実践してほしい。
- まずは白い皮の部分を熱湯に5分ほど浸し、冷たい水で洗う。その後また熱湯に皮をつけ、冷水で洗う。この工程を2~3回行う。
- 鍋に砂糖と水を同じ分量いれ、沸騰したら皮を入れて煮る。
- 皮が汁を吸って水気がなくなったら火を止め、鍋から皮を取り出して冷ます。仕上げにグラニュー糖をたっぷりかければ、出来上がりだ。
こちらの動画でも紹介されている。参考にどうぞ。
雑学まとめ
世界一大きな柑橘類、晩白柚についての雑学をご紹介した。ギネス認定にもされているこの大きな果物が、熊本県で栽培されているとは…。
存在感抜群のこの晩白柚。まだまだ知名度は低いが、熊本県ではファンも多いのも事実だ。
甘みのあとにくる独特の苦み。食べたらクセになることまちがいなしだ。贈り物ににもピッタリだから、贈り物に迷ったときは晩白柚を贈ってみてはどうだろうか?
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