他生物の細胞を利用し、自己を複製することで増える感染性の構造体のことをウイルスという。細胞で構成されないため非生物であるともいわれるが、遺伝子を持つという生物の特徴もある、どっちつかずな存在だ。 私たちの身近なところにいるウイルスといえば、インフルエンザウイルスやヘルペスウイルスあたりだろうか。発熱したり、痛痒い水疱が出たりはするが、その程度ならまだましである。 というのも、アメリカでは「感染すると頭が悪くなるウイルス」が発見されたというのだ。そんなものにかかってしまったら大変である。そこで、感染すると頭 ...