どんな仕事でも必須となるのがコミュニケーション能力。コミュ力がないと職場の人間関係で悩みやすくなり、仕事も円滑に進めない。
仕事だけでなくプライベートでも、いい恋愛ができなくなったり友達ができなかったりと、コミュ力がないと何かと生きづらい。
実はコミュ力改善の効果的な方法として話題になっているのが「音読」。読むだけでほんとに効果あるの!?
【人体雑学】コミュ力改善には音読が効果的
【雑学解説】音読すると脳が活性化され、コミュ力が向上する
音読をすると、コミュニケーションを司っている脳の前頭葉の前頭前野という部分が特に活性化される。前頭前野は、感情を上手くコントロールしたり、計画を立てたり、判断を下したりする働きを持っている器官だ。
ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」でおなじみの脳科学を専門に扱う川島隆太教授が実施した「音読や計算がもたらす効果 脳を鍛える実践法」がある。計算問題を速く解くことと活字を声に出して読むことで、前頭前野が非常に活性化することが判明したのだ。
音読で前頭葉が活性化されると、ポジティブになり社交的になる傾向があるらしい。今まで人見知りでうまく話せなかった人でも音読を通して、自信を持って話せるようになる可能性が高まる。
また、音読をすると頭の回転が良くなり、言葉のボキャブラリーも増える。いろんな言葉を知っていれば、会話で上手い切り返しができるようになって、会話をするのが楽しくなってくるだろう。音読には滑舌向上の効果もあるため、スムーズに話す助けにもなる。
このように、音読をするとポジティブになり、語彙も増えて滑舌も良くなるので、コミュニケーションを取りやすくなる。
ちなみに、難しい文章の方が脳が頑張って処理しようとするので、脳の活性化効果が大きいとされている。慣れてきたら実用書などの難しい内容の文章の音読にチャレンジするといいだろう。
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【追加雑学】「運動」もコミュ障には効果がある
音読をするのも良いが、運動もコミュ力改善には効果がある。運動は前頭葉を活性化させるのだ。
アメリカのある高校で授業の開始前に、それぞれの身体能力に応じて運動をするエクササイズの時間をもうけたところ、生徒たちの学業成績が急激に伸びたという実験結果がある。有酸素運動をすることで前頭前野が刺激され、活性化した結果、頭が良くなるようだ。
これは、脳の主な構成要素であるニューロンが運動によって鍛えられ成長し、脳内の神経伝達が以前よりもスムーズにいくようになった結果、前頭葉をはじめ、脳機能が向上したということのよう。
運動といってもマラソンや球技などの激しいスポーツをする必要はなく、1日20分~30分の散歩やジョギングで良いとされている。軽く汗をかく程度の運動でちょうどよいのだ。
大切なのは運動を習慣化すること。少なくとも、2~3日程度の間隔で軽い運動を続けよう。電車通勤などの方は1駅前で降りて徒歩するというのもおすすめ。
軽い運動をしたあとは気持ちがスッキリすることだろう。コミュニケーションというのはメンタルの問題も大きいので、リラックスした精神状態となるだけでも、前よりもうまくコミュニケーションが取れるようになる。
ぜひ、この記事を読んだ皆さんには「音読」と「運動」を組み合わせて行うことでコミュ力を向上させ、豊かな人生を歩んでいただければと思う。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。音読するとコミュニケーションを司る脳の「前頭前野」という部分が発達するため、言葉がポンポン出てきたり会話でうまい切り返しができるようになったりと、コミュ力が向上するのだ。
また、メンタル面でも効果があり、ポジティブになったり人間への考え方が変わるらしい。
音読は最強のコミュ力上昇ツールというわけだ。私もこれからは毎日音読する習慣をつけようと考えている。