みなさんはコーヒーは好きだろうか。これからコーヒーの雑学話でもしようというのに、私はどちらかといえば紅茶派だ。
だが、ファミリーマートのカフェラテは美味しい。とても美味しい。近所にあることもあってかなり頻繁に購入している。
今やコーヒーはコンビニでも気軽に買える身近な飲み物である。だが、日本に入ってきた当初から人気が出たわけではなかったようだ。日本初の喫茶店は3年で閉店したのだから…。
【食べ物雑学】日本のコーヒーの歴史とは?
【雑学解説】コーヒーの伝来から日本初の喫茶店までの歴史
日本に初めてコーヒーが入ってきたのは江戸時代初めだ。長崎の出島を通して貿易品として輸入されはじめた。
そのころの西欧諸国ではコーヒー文化と呼ばれ、広くコーヒーが親しまれるようになっていたのだ。
しかし、日本は鎖国真っただなか。そんな海外からの輸入品に触れることが出来るのは一部の人間のみだった。そのためこの当時は一般には普及することがなかった。
日本では初め、今のような楽しむための飲料ではなく、薬としての効果を期待されていたともいわれている。
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ペリーは当時「国を開けなさーい」だけではなく、「コーヒー飲みなさーい」とも言っていたかもしれない。
このように日本ではコーヒーが伝わった当時はまったく普及しなかった。このコーヒーが一般に知られるようになったのはもっと後のことである。
ペリーが「国を開けなさーい」とやってきて、日本の鎖国が終わる。そして明治に入ると西洋文化を積極的に取り入れるようになるのだ。
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そこで再び注目を浴びたのがコーヒーである。外国の方の接待や外国の方向けのホテルが作られ、日本人もコーヒーを目にする機会が増えるようになった。
日本初の喫茶店は「可否茶館」
初めのうちは身分の高い方のみが楽しんでいたが、1888年に日本で初めての喫茶店が登場する。
お店の名前は「可否茶館」。
今でも跡地には「日本最初の喫茶店」として柱が残されている。近くの方はぜひ行ってみてほしい。
それまで高級品だったコーヒーが身近に楽しめるとあって、それはそれは繁盛しただろうと思いきや、なんとこのお店たった3年で閉店となっているのである。
理由は「味と香りが受けつけなかった」から。
ウキウキとお店に足を運んだ若者たちが、当時はまだ高級だったコーヒーを一口飲んで何とも言えない表情になっていたのかと思うとなんだか切なくなる。
今となっては当たり前のあの香りと味だが、当時の日本人にとっては刺激が強すぎたようだ。
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【追加雑学】日本人にコーヒーが普及したのはいつ?
このように日本人に受け入れられないままであったコーヒーが、今のように楽しまれるようになるのは明治後半のことである。
それまではまだまだ高級品の域を出ないコーヒーだったが、少しずつ日本にもカフェ文化が広まるようになるのだ。
「カフェパウリスタ」というカフェができると、気軽に立ち寄ることができる雰囲気と手ごろな値段で大繁盛。一般に多く広まったことにより愛好家が増え、少しずつコーヒーの良さを知る人が増えていくことになったのだ。
その後戦争で一度輸入が中止となることもあったが、戦後にはあらためて輸入が再開、現在も広く愛される飲料となったのである。
日本のコーヒーの歴史|雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回の雑学では日本のコーヒーの歴史についてご紹介した。
はじめにも言った通り、私が好きなのはファミマのカフェラテだが、コーヒーといったらこのCM曲しか思い浮かばない。
同じことを考える人は多いようで、「コーヒー CM」と入れたら、候補に「ダバダー」と出てきた。「ダバダー」って(笑)わかるけど! とツッコミつつ懐かしのCMを楽しんでもらおう。
実際この雑学記事を書いている途中も延々と「ダバダー」と脳内でBGMが流れていた。みなさんも「ダバダー」にのせてお気に入りのコーヒーを楽しんでもらいたい。
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