「イトーヨーカドー」というお店の名前、一度は聞いたことがあるのではないか。おもに関東地方に店舗をもつショッピングセンターだ。
さて、このイトーヨーカドー、なんと漢字で書くことができる。カタカナのイメージだったのでびっくりだ。
今回は「イトーヨーカドー」の漢字にまつわる雑学を紹介していくぞ!
【生活雑学】イトーヨーカドーは「伊藤八日堂」ではなく「羊華堂」
【雑学解説】イトーヨーカドーの前身は「羊華堂洋品店」だった
「イトーヨーカドーを漢字で書いて」と言われたら、まずイメージするのは「伊藤八日堂」という人が多いと思う。なぜ「伊藤羊華堂」が正しい書き方なのか…?
実はイトーヨーカドーには前身となっているお店があり、創業時はイトーヨーカドーという名前ではなく、「羊華堂洋品店」という名前のお店だった。
お店を創立した当時は、銀座で「日華堂」という洋品店が繁盛していた。創業者の吉川敏雄氏はこれにあやかり、「日」の字の代わりに自分の干支の「羊」という字を使い、「羊華堂洋品店」という名前にしたのである。
その後「羊華堂洋品店」からは数名の社員が独立し、「ヨーカ堂」という店名でのれん分けがされた。その独立した社員の一人に、創業者・吉川氏の甥である伊藤譲氏がいた。伊藤譲氏が亡くなったあとは、弟である伊藤雅俊氏が後を継いだ。
そして伊藤雅俊氏は昭和40年に社名を「伊藤ヨーカ堂」と改称した。さらにその後「イトーヨーカ堂」と再び改称し、今の社名になったという。
なるほど、そんな背景があったのか…!
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【追加雑学①】イトーヨーカドーと親しまれているが実は会社名は「株式会社イトーヨーカ堂」
さて、上で「イトーヨーカ堂と再び改称した」と書いたが、私たちになじみがあるのはカタカナで書かれた「イトーヨーカドー」である。実際、店舗名の多くはカタカナで表記されている(ローマ字表記のこともある)。
しかし、実は会社名の正式名称は「株式会社イトーヨーカ堂」なのである! これもちょっとした雑学だ。
【追加雑学②】イトーヨーカドーの店舗は主にどのあたりにあるの?
読んでいるうちに、なんとなくイトーヨーカドーに行きたくなってきた、という人もいるのではないか。便利なショッピングセンター、イトーヨーカドーの店舗は主にどのあたりにあるのか?
店舗はおもに関東地方にあるが、北海道・東北・関東・中部・甲信越・近畿とかなり広い範囲にチェーン展開されている。公式ホームページから店舗を探すこともできるので、最寄りの店舗がどこなのか気になった人はぜひ検索してほしい。
雑学まとめ
今回は、イトーヨーカドーの漢字についての雑学をご紹介した。私はなんとなく、漢字で書くと「八日堂」だろうなと思っていたので、「羊華堂」となるとは驚きだった。
いい話の種になるかもしれないので、家族や友達とイトーヨーカドーへショッピングに行くことがあれば、ぜひこの雑学を教えてあげてほしい。
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