コミカルな演技と素晴らしいアクションが持ち味の、香港俳優ジャッキー・チェン。「ラッシュ・アワー」や「プロジェクトA」は、今でも好きな作品だ。
そんなジャッキー・チェンだが、実は新人時代にある大物アクション俳優の映画に出ていたことを知っているだろうか? 一瞬の出番なので分かりづらいが、この雑学を知ったとき私は「おぉ…!」となったものだ。
今回は、そんな雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】ジャッキー・チェンはブルース・リーの「燃えよドラゴン」に出演したことがある
【雑学解説】一瞬の殴られ役
「燃えよドラゴン」といえば、香港のアクション俳優であるブルース・リーの代表作だ。少林寺拳法の達人である主人公・リーが、悪役のハンを倒しに、ハンが開催する武術大会に向かうという話である。
ジャッキー・チェンが出てくるのは、地下基地でリーが雑魚敵を倒していく場面。数々の雑魚敵が倒される中、最後の方で後ろからリーにつかみかかる男がいる。これが若かりし頃のジャッキー・チェンだ。
この後ジャッキー・チェンはリーに頭をつかまれ、首を折られて倒されるという流れになっている(首を折られるところは音だけで、画面はリーの顔のアップになっている)。
本当に一瞬なので、もしかしたら分からないかもしれない。私も初めて見たときは「あ、ジャッキーだ」と分からなかった。だいぶ後になってこのことを知り、「すごい人と共演してたんだなぁ」と思ったものだ。
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【追加雑学①】撮影中のハプニング
このほかにも、別カットでリーに木の棒で頭を殴られるシーンがある。ここでハプニングが起きた。
本来なら実際に頭を殴るのではなく、やられたように見える演技で撮影するはずだった。しかし、ブルース・リーは間違えて、本当に木の棒でジャッキー・チェンの頭を殴ってしまったのだ!
その後も撮影は進んでいたため、ブルース・リーの演技は続いていたのだが、「カット!」の声が入ると…
「Oh, my God!」
ブルース・リーは慌ててジャッキー・チェンに駆け寄り、抱きかかえながら「大丈夫か? 本当に申し訳ない…!」と心配したのだった。
当時はジャッキー・チェンも今よりタフだったので、殴られた衝撃でクラッとしたものの、ブルース・リーが駆け寄ったときはほぼ痛みは感じていなかった。
しかし、ジャッキー・チェンは憧れのブルース・リーに抱きかかえられたのが嬉しくて、もう少し長くこうしていたいと思ってわざと痛いフリをしたらしい…。
ちなみにこのことがきっかけで、ジャッキー・チェンはブルース・リーに名前を覚えてもらったそう。怪我の功名というやつだろうか。
【追加雑学②】あの大物芸人がジャッキー本人に認められた!
日本テレビ系列で放送されている「世界の果てまでイッテQ」で、MCの内村光良が、出川哲郎にときどき「チェン」と呼ばれていることがある。これは単純に、内村とジャッキー・チェンの顔が似ていることに由来しての呼び名だ。
しかし、実際に内村は「ウッチャンナンチャンの誰かやらねば」などの番組で、ジャッキー・チェンの映画のパロディをしていたことがあった。
そのクォリティは高く、当時若かったころの内村は今よりも運動神経が良く、ジャッキー・チェンの危険なスタント(時計塔からの落下など)も再現できていた。このことから、なんとジャッキー・チェン本人から「似ている」とお墨付きをもらったのだ!
また、ジャッキー・チェンが内村の番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」にゲスト出演することもあり、交友関係もあるという。ファンとしては、なかなか羨ましいぞ!
雑学まとめ
ジャッキー・チェンは若かりし頃、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」に脇役として登場していたという雑学を紹介した。一瞬なので分かりづらいが、もしも見る機会があったら、ちょい役のジャッキー・チェンの活躍も見てみよう!
そして、もしこの記事でジャッキー・チェンに興味をもったら、ジャッキー・チェンの作品もぜひ見てほしい。個人的には「ラッシュ・アワー」や「プロジェクトA」がおすすめだ。