お風呂・洗濯・トイレ・飲み水など、家庭で1番使っているもの「水道水」。蛇口を捻れば当たり前のように出てくる日本の水道水が、実は世界でもトップクラスの品質を誇っているのは知っているだろうか。
世界トップクラスの水道水って凄いの? 水道水なんだから安全なのは当たり前! なんて思っている人がいたら大間違い!
今回は、日本の飲める水道水がどれだけスゴいのかを解説していこう。
【食べ物雑学】日本の水道水はミネラルウォーターより安全
【雑学解説】日本の水道水が安全な理由とは?
日本の水道水は、世界トップクラスの高品質だ。他国と比べても段違いに基準も高く安全なのである。
日本の水道水は水道法で定められている検査項目と、定期的に行われる水質検査で水道水の安全を保っている。水道水の水質基準項目は51項目と非常に多い。
多くの厳しい検査項目があり、それをクリアした水が家庭などに届けられる。だから日本の水道水は安全で安心して飲めるのだ。
もちろんミネラルウォーターにも安全基準が設けられている。ミネラルウォーターの場合は、食品衛生法によって管理されている。製造する際に殺菌・除菌を行う場合は39項目・なしの場合は14項目のチェックがある。
こちらは水道水と比べ、規制は緩いものとなっている。しかし、会社ごとにさらに厳密に品質管理するところもあるので、絶対にこっちのほうが安全とは言い切れない。
単純に法律面からみると水道水の方がチェックは厳しい。
だからといって、ミネラルウォーターのチェックも安全に飲むために設けられたもの。安全に飲む分にはどちらも問題ないと思われる。結局、どこまで神経質になるか? というところではないだろうか。
【追加雑学】水道水が飲める国は世界で少ししかない
公園などにある蛇口から水を飲んだことがあるだろうか? 外国でそんなことをしたら絶対ダメだ。腹痛や病気の原因にもなりかねない。
実は、日本のように水道水が飲める国は世界では稀なのである。国土交通省の「平成30年版 日本の水資源の現況について」によると現在は、日本を含めて10カ国のようだ。「それだけしかないの?!」と思う人もいるだろうが、水道水を飲める方国の方が圧倒的に珍しい。
アメリカやロシアなどの大きい国でも、水道水を飲むのはやめておこう。せっかくの楽しい旅行をずっとトイレで過ごすことになるから…。旅の思い出がトイレって悲しい思いをしないようにね。
「日本の水道水」の雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回は、世界トップクラスの水質を誇る日本の水道水の安全性について解説していった。世界でも10ヶ国ほどしか水道水が飲めないとは驚きだ。
水道水とミネラルウォーターは、安全面と美味しさ両方を含めて考えると、どちらが良いとはハッキリとは判断しずらいだろう。だがしかし、1つだけいえるのは、どちらも飲めるようにちゃんと処理されている。
心配性な人は、よりこだわって探してみると良いのかもしれない。