柔道発祥の地、日本。柔道はオリンピックの競技にもあるし、もちろん日本以外でも世界中でポピュラーになってきているスポーツだろう…。
「まぁそうは言っても、日本での人気が1番に決まってるよね!」と私は思い込み信じきっていた。
「だって日本選手は世界大会でメダルもよく取ってるし、なんせ柔道って漢字で書くスポーツよ?」
ところがしかし!! 世界には、日本よりも柔道が盛んな国があったのだ! 今回はそんな驚きの雑学をご紹介しよう!
【スポーツ雑学】柔道は日本よりもフランスで人気が高い
【雑学解説】なぜフランスで柔道が人気なの!?
それでは、いったいどうして「柔道ーJUDO-」がフランスでそんなに人気があるのだろうか? 私の勝手なイメージではあるが、柔道って礼儀にも厳しそうで、フランスって柔道とはイメージがかけ離れてる気がするのになぁ…。
と思ったがどっこい、なんとまさにその「礼儀」が人気の秘密だったのだ。フランスでは子どもに「柔道ーJUDO-」を習わせるのがとても人気。
柔道の「礼儀正しさ」や「規律」。そして「謙虚さ」や「尊敬」といった精神が、子どもの教育に理想的だと考えられているそうだ。運動能力とともに道徳的な教育も行われ、精神的な鍛練になるというところが人気の秘密ということである。
また、オリンピックなどの国際大会などでも、フランス選手はよくメダルをとる。スター選手が出てくれば憧れて、習い始めたい、もしくは子どもに習わせたいと思う人も増えるようだ。
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フランスと日本の柔道の違い
意外だったのは、フランスの柔道人口。なんと「柔道」発祥の地である日本の3~4倍にものぼるといわれているほどの人気ぶり。
公立の小学校で必修科目になっているところもあるそうだ! 3歳くらいから始められるベビー柔道も流行中とのこと。もちろん子どもだけではなく、大人で習い事として習っている人も多いとか…。
子どもたちが柔道している姿を見つけた! これがベビー柔道なのだろうか? とりあえず可愛らしいことだけはたしかだ。
そして私が驚いたのは、フランスには柔道を指導するためには国家資格が必要だということだ! 合格率も60%ほどといわれていて、狭き門をクリアした人のみが柔道の指導に携われることになっている。
対して柔道が生まれた国、日本では国家資格は存在していない。また、死亡事故が起きているのも現実だ。
フランスではこの国家資格もあってか、柔道の死亡事故はゼロ。日本も見習うべき制度なのかもしれない。
また私はこれも知らなかったが、オリンピックなどの国際大会でいつの間にか当たり前になっている青の柔道着。これは1997年に国際柔道連盟(IJF)の総会で導入が決定されたのだが、フランスが日本の反対を押し切って認めさせたともいわれている。
「フランスの柔道」の雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。「世界の中で1番の柔道大国は日本!」そう思っていたのは私だけではないのでは?
まさかフランスの柔道人口が日本の柔道人口の3~4倍で、日本にはない国家資格の制度まであるとは驚きである。
他の国でも柔道がますますポピュラーになれば、柔道発祥の国としては嬉しさもあるが、今後「日本人選手がなかなかオリンピックでメダルを取れない」なんていう事態が起こってくるかもしれない…。
柔道をはじめ、他の色んな日本文化についても、「外国の方のほうが私たちよりも詳しい」なんてことにならないように、私たち日本人が日本文化や伝統を大切に、また勉強して守っていかなければならないなぁ…なんて思ってしまった。
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