日本には、一風変わった食べ物がたくさん存在する。数ある変わった食べ物の中から今回みなさんにご紹介したいのが、名前に「雷」がつく料理たちである。
いくつかあるこれらの料理はなんと「うるさい料理」なのだ!! 「うるさい料理」ってどういうこと?
意味わかんない。と思ったそこのあなた! 百聞は一見にしかず。さっそくご紹介しよう!
※ちなみに筆者はこの雷料理たちのせいでめちゃめちゃお腹が減った…。深夜に見てる人は飯テロ注意!
【食べ物雑学】名前に"雷"がつく料理をご紹介!
【雑学解説】雷の音のような「バリバリ」という音がする料理たち
まずは、調理工程が雷のようにうるさい料理たちからご紹介しよう。
雷こんにゃく
よーく熱した鍋にごま油をひいて、切れ目を入れるかスプーンなどで小さくちぎったこんにゃくを炒め煮する料理。
こんにゃくを入れた瞬間がなかなかに「うるさい」けどおいしそう!! 七味をかけてピリっとさせるとおつまみにもなるそうだ。
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雷豆腐
から煎りした「あげ玉」と豆腐をにぎりつぶして入れ、大きな音にもビビらずに炒めて、水・砂糖・しょうゆを入れて煮た料理。なんだこの居酒屋にあったらうれしいメニュー的なやつは! 絶対おいしいに決まっている。
あげ玉の油が出ているところに水分の多い豆腐を入れるため、「バリバリ」と音が鳴ることからこの名前がついたそうだ。
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雷汁
ごま油をひいた鍋で豆腐をつぶしながら炒め、野菜を入れて作る味噌汁。豆腐を炒めるときの音が「バリバリ」と雷のような音がするので、この名前がついた。
ごま油で炒めた豆腐にはコクがあって、おいしいらしい! 前のふたつに比べると、そんなにうるさくはないかな…?
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【追加雑学①】食べる音がうるさい「雷漬」
ここまでは、調理するときの「音」がうるさい雷料理をご紹介してきた。次は食べる音がうるさい食べ物をご紹介。
それは「雷漬(かみなりづけ)」。食べるときの「音」がバリバリと鳴ることから「雷漬」と名がついた。カブを昆布や酢・ゆずなどの煮汁で漬け込んだ漬け物で、愛媛県の名物料理である。
【追加雑学②】見た目が雷のような「雷干し」もあるよ!
調理するとき・食べるときときて、見た目が稲妻みたいな「雷干し」なんていう食べ物もある…!
全然うるさくはないけど、これもまた雷料理だ。
こちらは瓜(うり)の芯を抜いてから「らせん状」にカットして、天日干しする漬け物だ。干されている瓜の様子と、作られるのが雷の多い時期であることが名前の由来である。
動画では6分ごろから干す様子が見られるが、たしかに空から稲妻が落ちるところに見えなくもない。
【追加雑学③】「雷おこし」は天気の雷とは関係がない
ところであの有名な浅草で売られているお菓子「雷おこし」だが、あれはまったく天気の雷とは関係がない。
雷おこしは、うるち米をふかして煎り、砂糖・水飴などで練り固めたものなので、作るときにうるさくはない。
ちなみにこの「雷おこし」という名前は雷門の「雷」に、「名をおこす」「家を起こす」などの縁起のよい意味が含まれたものなのだ!
「雷」がつく料理|雑学まとめ
今回の雑学では数々の「雷料理」をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。うるさい雷料理も、見た目が雷な料理も、どれもおいしそうなものばかりである。
筆者的には「雷豆腐」が簡単そうなので作って食べてみたいと思う。油で炒めるときに豆腐がバリバリという音がおいしそうで、テンションが上がるだろうな…! これを機に、みなさんにもお気に入りの雷料理が見つかるとよいのだが。