記念日というと恋人同士をイメージするかもしれないが、実は毎日のようにいろんな記念日があるのをご存知だろうか。
どんな記念日があるのかというと、パソコン検定の日・まごの日・神戸プリンの日…と出てくる出てくる。この記念日、実は「日本記念日協会」が決めているという。日本記念日協会。一体どんなところなんだろう?
今回の雑学では、日本記念日協会の気になる活動について解説していこう。記念日に興味がある人はぜひ注目してほしい。
【生活雑学】記念日をつくる「日本記念日協会」とは?
【雑学解説】「日本記念日協会」は1人の放送作家が設立した
謎多き、日本記念日協会。
その始まりは今から30年以上も前に、1人の放送作家・加瀬清志さんが、ラジオ番組のネタ探しの一環として記念日を調べたところから始まったという。
当時取り上げた記念日は、6月10日の「時の記念日」。ラジオ番組で時計にまつわるエピソードを取り上げたところ評判がすこぶる良く、その後も記念日を取り上げ続けたところいつしか「記念日博士」と呼ばれるようになった。
1週間に10本以上の番組に携わり売れっ子だった加瀬さんは、過労で体調を崩したのをきっかけに長野県の佐久市に移住を決意。その翌年に記念日をまとめてみようと思い立ち、日本記念日協会を立ち上げ、1992年から正式に記念日を登録し始めた。
ちなみに記念すべき、登録第一号は9月2日の「ダイアナの靴の日」。婦人靴販売で全国展開している会社が、靴のすばらしさを多くの人にしってもらうのを目的としたものである。
【追加雑学①】記念日はどうやって決まる?
ここで1つの疑問がでてくる。記念日はどうやって決まっているのだろう?
日本記念日協会に登録されている記念日は、7人の審査員が毎週月曜日に審査会で決めているのだ。この7人いったいどんな人物かというと、加瀬さんが仕事で知り合った会社経営者や主婦、学生…そう、いわゆる普通の人である。
現在は東京や岡山・北海道など全13人で構成されており、審査内容に合わせて都合がつく人に会議に参加してもらって決めているという。
記念日登録の合否の判断基準は、ずばり「登録して世の中に愛してもらえるかどうか」である。ここで普通の人の価値観が重要となるのだ。ちなみに最近では、「審査員になりたい」という申し出もあるらしいが、今のところ募集はしていないらしい。
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【追加雑学②】一般人でも記念日の申請ができる
企業が商品PR目的で記念日登録をしているのが大半だが、実は個人、つまり私たち一般人でも記念日の申請ができるのだ。
申請に必要なのは
- 記念日の由来
- 目的
で、登録料は1件10万円。申請が通れば、10万で自分や家族・恋人だけの記念日ができる。オリジナル記念日。登録料を高いととるか安いと取るかは、あなた次第だろう…。
【追加雑学③】いろんな面白い記念日
さて、日本記念日協会に登録されている記念日。知らないだけで実はこんなに面白い記念日がある。
- ライバルが手を結ぶ日(1月21日)
- 左遷の日(2月3日)
- 銀行強盗の日(2月13日)
といったように、記念日にしていいのか? と思うような面白い記念日がある。こうしてみると記念日、奥が深い。
「日本記念日協会」の雑学まとめ
今回は、日本記念日協会についての雑学をご紹介してきた。この日本記念日協会によって、さまざまな記念日が登録されている。
自分の生まれた日や家族・恋人の生まれた日がどんな記念日なのか調べてみると、いつもよりも会話が盛り上がること間違いなしだ。
登録料を払う余裕があるなら、試しに記念日を申請してみるのもいいだろう。見事記念日に登録されたときは、ぜひ教えてほしい。
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