こんにゃく。それは日本の伝統食材である。煮物や田楽など料理のバリエーションも多い。おまけに100gあたり5kcalと超低カロリー食品だ。
そんなこんにゃくだが、凍らせると肉になるという噂がある。低カロリーなこんにゃくが肉になるならダイエッターにとっては朗報だ! 今回は、こんにゃくの雑学について紹介していくぞ。
【食べ物雑学】こんにゃくを凍らせると肉っぽくなる
【雑学解説】こんにゃくを凍らせると「肉もどき」になる
こんにゃくは冷凍に不向きな食品として知られている。その理由は、全体の約97%が水分でできているからだ。それ以外の主成分は「グルコマンナン」という水溶性食物繊維である。
一般的に、水分の多い食材は冷凍には向いていない。なぜかというと、冷凍することで水分が抜けて食感が変化するからだ。こんにゃくの場合は、冷凍すると水分が抜けてスポンジ状になる上に、食感もボソボソで固い…。
ただ、この食感の変化を利用したレシピが話題になっている! ギュッと固まった冷凍こんにゃくは、肉の食感によく似ているのだ。ただ焼くだけでは厳しいが、下味をつけたりタレをしっかりと絡ませたりすることで肉っぽくなる。
つまり、噂の真相は「肉にはならないが、調理法次第では肉もどきになる」ということになる。普通の肉を使うよりもカロリー減が期待できるぞ!
こちらは、冷凍こんにゃくからから揚げを作るレシピ動画だ。
衣や揚げ油のカロリーが気になるが、肉を使った普通のから揚げよりは低カロリーなはずだ。
スポンサーリンク
【追加雑学①】冷凍こんにゃくの賞味期限
まずは、常温のこんにゃくの賞味期限を見ていこう。袋に入った板こんにゃくの賞味期限は、30~90日程度に設定されていることが多い。
ただ、未開封の状態であれば1年くらいは腐ることがない。保存場所は冷蔵庫か冷暗所がおすすめだ。開封後はなるべく早く食べきる必要がある。
一方、冷凍こんにゃくの賞味期限は30日程度と言われている。未開封であれば30日以上もつわけだから、長期保存のためだけにわざわざ冷凍するメリットはなさそうだ。
【追加雑学②】凍らせると美味しい食べ物
こんにゃくのように「冷凍保存には不向きだと思われているが、実は意外と美味しい食品」はまだまだある! その一部を見ていこう。
まずは、こんにゃくと同じような使い方ができる「豆腐」だ。豆腐も冷凍することで水分が抜けてスポンジ状になる。煮物のダシがしみ込みやすくなって美味しい。
「きのこ類」も冷凍保存におすすめの食品である。きのこは冷凍することでうまみ成分が増す! ただし、解凍するとベチャッした食感になるため、汁物や煮物に使うといいだろう。
また「トマト」は冷凍保存することで湯むきの手間が省ける。必ず包丁で3~4箇所ほど切れ目を入れてから冷凍庫に入れよう。ツルンと皮がむけて快感だ!
おすすめ記事
-
賢く食べよう!冷凍野菜の栄養は減るものと増えるものがある
続きを見る
こんにゃくの雑学まとめ
今回は、こんにゃくの雑学ついて紹介してきた。まさかあのこんにゃくが肉もどきになるとは…。半信半疑の人も多いと思うが、ぜひ試してみてほしい。
ちなみに、いくらこんにゃくが低カロリーだからといっても食べすぎには注意が必要だ。「冷凍こんにゃくから揚げ」のカロリーは、1人前100~150kcal程度。衣や揚げ油のカロリーは侮れない…。
おすすめ記事
-
こんにゃくを包丁で切ってはいけない理由とは?おいしく食べる方法をご紹介【動画】
続きを見る
-
こんにゃくの色に白と黒がある理由とは?栄養価と味は違う?【動画】
続きを見る