「クレヨンしんちゃん」のマスコット的存在のシロ。捨てられていたところをしんのすけに拾われた、野原家のペットだ。
元は捨て犬だったのだから、シロはどこかで飼われていた。実は昔のシロは母犬や兄弟犬もおり、もともとの飼い主にも愛されていた過去がある。
それがどうして捨てられてしまったのか? シロの母犬や兄弟犬はどうなったのか?
今回は、シロにまつわる少し悲しい雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】「クレヨンしんちゃん」のシロの母犬は保健所に送られてしまった
【雑学解説】苦肉の策で捨て犬となっていたシロ
シロの過去にまつわる話は、単行本46巻に掲載されている。あらすじは以下の通りだ。
もともとシロは、犬好きの家族のもとに生まれた犬だった。シロや兄弟犬は、母犬が脱走したときに野良犬とのあいだにできた子犬だったのだが、それでも一家は母子全員を飼おうと決めていたのだ。
しかし、ある日一家の父親が、突発性犬アレルギーになってしまう。このままでは父親の命が危ない…。一家は新しい飼い主探しを懸命に行うが、引き取ってもらえたのはシロの兄弟だけだった。
母犬とシロは保健所送りになることが決まってしまったが、一家の娘が空き箱にシロを入れて「捨て犬」にすることを思いつく。
そして、捨て犬となったシロは、しんのすけに拾われることになったのだ。
しかし、母犬は保健所に送られてしまい、その後どうなったのかは分からない…。とはいえ、もしかしたら「成犬でも良い」と引き取ってくれた人が出てきたかもしれない。母犬の末路は、読者の想像にゆだねられている。
「捨て犬」というと、無責任な飼い主がすることだと思えるかもしれない。シロ自体も雑種なので、無責任な飼い主によって捨てられたのだろうと、この話ができるまでは思っていた。
しかし、シロが「捨て犬」になっていたのは、元の飼い主の愛情によるものだということがこの話から伝わってくる。とても複雑だが、一家の娘の機転でシロは今幸せに暮らしているのだ。
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【追加雑学】シロにはガールフレンドがいる
少々悲しい雑学を紹介したので、追加雑学としてシロにまつわる明るい雑学を紹介しよう。
実は、シロにはガールフレンドがいるという雑学だ! シロのガールフレンドについては、単行本24巻にて掲載されている。
ガールフレンドとなる犬の名前は「メグ」。メグはとあるお姉さんの飼い犬なのだが、放浪癖があり、ある日野原家の庭に迷い込んでいた。
そこに散歩から帰ってきたシロが一目惚れ! しんのすけとその友人たちに囲まれ、公園でシロとメグの結婚式が開かれた。しかし、飼い主がメグを見つけたことで、シロの結婚はなかったことに…。
これでシロの恋も終わりかと思われていたが、次の日にはメグは飼い主のお姉さんと一緒にシロの元へ。このことから、改めてメグはシロのガールフレンドになったのだ。
メグは登場回数は少ないが、そのあともたまに漫画の中に登場している。ガールフレンドとなった以上の進展はないが、シロも隅に置けない犬というわけだ。
雑学まとめ
今回は、野原家のマスコットキャラクターとして愛されているシロについての雑学を紹介した。かわいらしいシロのその過去には、とても悲しい出来事があったのだ。
兄弟犬や母犬と離れ離れになって暮らすこととなったシロだが、今では愉快な家族と一緒に暮らし、ガールフレンドもいる。捨て犬だったシロは、とても幸せな犬となっているのだ。
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