人生100年時代といわれはじめた昨今。あなたは何歳まで生きたいと思うだろうか?
80歳くらい? はたまた100歳? なんならいけるところまで?
もちろん、充実した人生を送ることが大事なのはいうまでもないとして、そもそも人間はどこまで長生きすることができるのだろう? 今回は気になる人間の寿命についての雑学に迫る!
【人体雑学】人間の寿命は125歳が限界?
【雑学解説】寿命上限ギリギリ!史上最高齢者は122歳のフランス人女性
記録上、史上最高齢者は、122歳164日で死去したフランス人女性のジャンヌ・カルマンだ。亡くなったのは1997年。
それから20年以上も経てば、科学の進歩により記録が更新されそうなものだが、未だに破られていない。それどころか、120歳超えすら彼女一人のままだ。
ただ、110歳オーバーは年々増え続けているので、記録更新は時間の問題のようにも思える。高齢化が叫ばれる現在だが、平均が上がっているだけで、最高齢は20年以上変動がないというのはなんとも不思議だ。
人間の寿命の限界を発見したとする論文の執筆者の一人である、アルバート・アインシュタイン医科大のブランドン・ミルホランド氏も、125歳まで生きられる確率は1万分の1に満たないとしている。
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【追加雑学①】史上最高齢者ジャンヌは本当に122歳?
最高齢の記録をもつジャンヌ・カルマン。実はその年齢が正しいのだろうかという疑惑がある。
彼女に関する話は多々あり、100歳まで自転車に乗っていたとか、114歳で足を骨折するまで歩いていたとか。さらには117歳まで喫煙していたという話もある。禁煙した理由が健康のためだとしたら、なんとも笑える話だ。
そんな逸話を残した彼女へ向けられた疑惑とは、娘のイヴォンヌと入れ替わっている説だ。ジャンヌが58歳で死亡した際、イヴォンヌが相続税から逃れるためにジャンヌに成りすましたのでは? という疑いがあるらしい。
もしそうだった場合、122歳で死亡したジャンヌは、99歳で死亡したイヴォンヌということになる。これはロシアの研究プロジェクトによる自説であり、当然ながら反論も出ている。ただ、現在もウソという確証がないため、ギネス記録はそのままだ。
しかし、実際にギネス記録が取り消されたこともある。ジャンヌの前記録保持者であった日本人男性の泉重千代(いずみしげちよ)の記録だ。彼は120歳としてギネスに載ったが、後に105歳だったことが分かり、ギネス記録取り消しとなった。
真偽のほどはわからないが、現在確認できる人間の最高齢は122歳のようである。
【追加雑学②】生物学からみた人間の寿命の限界
いくら長生きしようと思っても、様々な限界がある。その一つが「ヘイフリック限界」、つまり細胞の分裂回数の限界だ。
ヒト体細胞は個々人によって違うが分裂回数の限界がある。長寿の条件の一つとしては、この分裂回数の多さが起因するといえるようだ。
また、医学的にも、ヒトの分裂限界は最大で約120年といわれている。このことからも細胞分裂と人間の寿命の関係性は深いのではないかと思われる。
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雑学まとめ
今回の雑学では人間の寿命の限界に迫ってみた。
ジャンヌ・カルマンの築いた前人未到の金字塔も、将来科学が発展すれば正しい年齢が分かるかもしれない。その結果ギネス記録取り消しとなってしまった場合、現存する110代の方々に、もれなく人類最長寿の称号が与えられそうだ。
この雑学記事を読んでいる110代のそこの貴方、世界一になれるチャンスかもしれないぞ!
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