漫画の登場人物には、名前がある。しかし、作品によっては名字が分からないキャラクターもいる。「クレヨンしんちゃん」には、長らく名字が分からないキャラクターがいた。
しんちゃんの友達でさえも、名字が知られていないキャラクターがいる。その1人がマサオ君だ。マサオ君といえば、おにぎり頭で泣き虫だが、心の優しい少年として知られているキャラクターである。
ただ、原作でもアニメでも、マサオ君は名前の方でしか呼ばれない。そのため、彼の名字を知っている人はなかなかいないかもしれない。知っていたらかなりのしんちゃん通だろう。
なかなか登場しないマサオ君の名字、いったいどんな個性的なものだろうと思うかもしれないが、意外にもとても一般的な名字なのだ。
今回はマサオ君をはじめとした、クレヨンしんちゃんキャラクターの名字に関する雑学を紹介していくぞ!
【面白い雑学】「クレしん」キャラの知られざる名字
【雑学解説】22年の時を経て判明したマサオ君の名字
マサオ君の名字が、キャラクターのセリフを通してはっきりと分かったのは、なんと2012年! マンガ「クレヨンしんちゃん」の連載が始まったのは1990年だから、22年間もマサオ君の名字が不明だったということになる。
そして2014年5月30日には、アニメの方でもマサオ君の名字が「佐藤」であることが判明するエピソードが放送され、ネット上を騒がせた。
実は、マサオ君の名字は、1992年に1度だけアニメでチラッと見えたことはあった。身体測定をする話で、先生が身長を記入していく名簿に「佐藤まさお」という表記があったのだ。
ただ、あまりにも一瞬なので、知っている人は本当に少ないかもしれない。
1992年の時点では、これがマサオ君の名字と確定しているのかが怪しく、公式設定とはいえないかもしれないという意見がファンの中ではあった。
しかし、2012年のマンガ「新・クレヨンしんちゃん」にて、マサオ君の名字が正式に「佐藤」になったのだ。ある意味、アニメから逆輸入した名字設定ともいえるだろう。
ちなみに、マサオ君の名字が分かるのは、みさえとしんのすけがマサオ親子に会った時。みさえがマサオ君のお母さんに「あら佐藤さん」と話しかけたことで判明する。
その時のしんのすけの一言は「マサオ君って名字あったんだ」。ある意味視聴者や読者の声を代弁しているのかもしれない。
長い間謎だったマサオ君の名字。「いったいどんな名字なんだろう」と思っていたが、とても普通の名字だった。
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【追加雑学①】野原家の隣のおばさんの名字は?
「クレヨンしんちゃん」のキャラの名前のトリビアからもう1つ、意外と知られていない「クレヨンしんちゃん」のキャラの名前を紹介しよう。
それが、野原家の隣のおばさんだ。しんのすけやひまわりが預けられることもあり、なにかと野原家(特にみさえ)との交流が深いおばさんである。
しかし、そんな隣のおばさんの名前を知っている人は少ないだろう。実は、隣のおばさんの名字は「北本」という。
この名字が判明するのは、隣のおばさんの甥っ子・ロベルトが来日した時の話だ。
ロベルトがしんのすけに出会った時に、「北本さんの家はどこですか?」と尋ねている。「北本さんって誰?」と、キャラクターや読者が思っていると、なんとそれは隣のおばさんだったのだ!
ちなみに、外国人の甥っ子がいることから、隣のおばさんこと北本さんは英語が堪能。その後、「新・クレヨンしんちゃん」でフランス生まれの姪っ子がいることが判明し、なんとフランス語も話せるということが分かっている。
普段はゴシップ好きで、みさえとの長話が絶えない北本さんだが、意外な一面があるものだ。
【追加雑学②】ボーちゃんの名字は?
さて、「クレヨンしんちゃん」のキャラクターの名前で、1番謎なのがボーちゃんの名前だ。ボーちゃんといえば、いつも鼻水を垂らしてボーっとしている少年だ。彼の名前については、様々な憶測が出されている。
有力な説としては「井川棒太郎(いがわぼうたろう)」が挙げられる。これは、1993年8月に放送された「相撲大会でがんばるゾ」の話に出てくるトーナメント表の表記によるものだ。
しかし、名前の表記だけで、実際にボーちゃんが「井川君」とか「棒太郎君」とか呼ばれたことはない。そのため、噂程度にしかとどまっていない説だ。
このほかにも、「棒井棒太郎」や「ボー・チャン」説など、ボーちゃんの名前については様々な説が出されている。しかし、どれも「公式にこれだ!」という確証はない。
いつの日か、ボーちゃんの名前が分かる日は来るのだろうか? それとも、ドラえもんのジャイ子みたいに、一生分からないままなのだろうか?
【クレしんキャラの名字】の雑学まとめ
結構知られていないマサオ君の名字。それが22年の時を経て公式に発表されるのだから、ファンであってもそうでなくても、衝撃の事実といえる雑学だろう。
それにしても、しんちゃんの友達といえば作品の準レギュラー的な存在だ。もっと早い段階でフルネームが分かっても良いものだが…。いや、そういった設定の緩さが、「クレヨンしんちゃん」らしさともいえるだろう。
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