進学や就職を機に、一人暮らしを始める人も多いだろう。家具や家電を買いそろえたり、引っ越しの準備もやることがたくさんあって大変だが、こんなとき忘れてはいけないのが「引っ越し先の隣人への挨拶」である。
隣人と良好な関係を保っておけば、困ったことがあったときに助けてくれるなど、何かと暮らしやすいものだ。
しかしきちんとやっておきたくても、挨拶に行ったのに隣人が留守ということもよくある。そんなとき、どう対応するのが正解なのかを今回まとめてみた。
【生活雑学】引っ越しの挨拶に行ったけどお隣さんが留守…。どうすべき?
【雑学解説】お隣さんへの挨拶方法
引っ越しの際、挨拶の品を持って出向いたが、隣人が留守だったというケースはよくある。再度出向いてもまた不在だと「もうしなくていいんじゃないか…」とも思ってしまいそうなものだ。
しかし挨拶があれば、困ったときに助けてくれたり、騒音のトラブルがあっても多めにみてくれたりと、色々とメリットがある。そう考えれば、できるだけ挨拶をしておきたいところだ。
不在が続いたときはどうすればよいのかというと、日や時間を変えて3回ほど出向いても相手が出なければ、挨拶の品物に手紙を添えてポストに投函しておくのが正しい作法とされている。
手紙の例文は以下のような感じだ。
「〇〇号室に越してきた△△と申します。何度かお伺いしたのですが、ご不在のようでしたのでお手紙で失礼いたします。お気持ちですが、ご挨拶の品を一緒に入れさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
ここまでやっておけば、対面での挨拶でなくても問題はない。ただ、その後ばったり出くわした際には「先日はお手紙で失礼いたしました」などと声掛けし、再度自己紹介をしておこう。
基本的にこのような引っ越しの挨拶は礼儀として必須だが、若い女性の一人暮らしなどでは、危険もあるのでしなくても問題ないとされている。
また女性に限らず物騒な事件はあるので、最近は近隣との関わりを避けるために挨拶をあえてしない人もいるようだ。
いろいろな考え方があるが、ただ「挨拶、めんどくせーな」くらいの事情であれば、しておいた方が自分のためである。
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【追加雑学】お隣さんが怖い…。効果的なトラブル解決法を紹介
理想の物件は見つけられても、隣人は選べない。ときには困った隣人に遭遇することもあるだろう。たとえば、夜中なのにドンドン物音が聞こえてきて眠れない、部屋の前の通路にゴミ袋が置いてあるなどはよくあるパターンだ。
こういう人たちにはできれば関わりたくないものだが、自分に迷惑が及ぶなら戦う必要がある。とはいえ、直接クレームを入れるのは怖いし、壁ドンなんかしたら怒って何をされるか分かったものじゃない。
こういうときの適切な相談先は「管理会社」だ。多くのマンションやアパートで、住人同士のトラブルには管理会社が対応している。
管理会社を通せば、苦情を入れたのが誰か分からないよう、回覧板や掲示板を利用して間接的に注意を促すといったことも可能だ。
それでも事態が改善しないのであれば「警察」や「弁護士」を利用して法的な解決に臨むことになる。しかしここまですると、裁判に進展するなど泥沼の事態に発展することも多い。
前項でも述べたように、こういうトラブル時に事を荒立てないためにも、隣人との良好な関係を保っておくことが大切なのだ。
「引っ越しの挨拶」の雑学まとめ
気に病む人も多い引っ越しの挨拶だが、3回出向いても不在であれば、手紙での挨拶でも構わないとされている。そう思うと、いくらか気持ちも楽ではないだろうか。
むしろ、挨拶は絶対に対面で交わすべきだと思い込んで、時間を気にせずインターフォンを鳴らすことの方が問題だ。
最近では隣人やご近所付き合いが希薄になってきたといわれているが、挨拶は良好な人間関係を築くための潤滑油だ。しておいて損をすることはないだろう。
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