驚きの事実が判明した! なんと七夕の織姫と彦星は恋人同士ではなかったのだ。
日本人なら誰でも知っていると言っても過言ではない、七夕のロマンチックな織姫と彦星の伝説。「離れ離れになっている恋人同士が、1年のうちにたった1日、7月7日だけ会うことができる」というこの伝説。
1年に1度しか会うことが許されないというかわいそうな運命の二人だが、そのロマンチックさに憧れたことのある人もいるのでは?
こんなに惹かれあっている二人。恋人同士でなければいったい何だというのだろう? 今回はそんな織姫と彦星についての雑学をご紹介していくぞ!
【生活雑学】七夕の織姫と彦星は恋人同士ではない
【雑学解説】織姫と彦星は夫婦だった
恋人同士でも1年に1度しか会えないなんて大問題だと思うが、夫婦ならなおさらである。互いに将来を誓い合った相手と、1年のうちで7月7日の七夕しか会えないなんて、悲劇以外の何でもない。
ではなぜ結婚までしている織姫と彦星が、そんな風に引き裂かれなければならなかったのだろうか? そこには私たちの知らない意外な事実が隠されていた。
織姫と彦星の出会い
「織姫」というのは、実は天の神の娘。その天の神も自慢に思うほど美しく、とても働き者の娘で、毎日毎日せっせと機織りをして暮らしていたという。
しかし織姫は年頃になっても化粧もせず、遊びにも行かず、あまりにも仕事ばかりに夢中になっている。それを見かねた父親の天の神が、婿探しを始めたのだ。現代でいうところの親による婚活である。
そこで白羽の矢が立ったのが「彦星」。天の川を挟んで反対側に住む、こちらも働き者でかなり有名な牛飼いの青年だった。
彦星は天の神からの提案をありがたく受け入れ、めでたく二人は結婚することになった。つまり天の神は二人の愛のキューピッドだったのだ。
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織姫と彦星が引き離された理由とは?
娘思いの天の神の願いもあって結ばれた2人。ではその2人が引き離されることになったワケはいったい何だったのだろうか? その理由は、2人がラブラブすぎたことにあったのだ。
結婚するまでは超が付くほど働き者で有名だったこの夫婦だが、結婚した途端、それまでの真面目さが嘘のように遊びまくった。2人で連日遊びまわり、仕事なんてする気ゼロ。
それを見かねた天の神がついに、2人を天の川で隔てて引き離すことに決めたのだった。せっかく愛のキューピッドを買って出てお膳立てした可愛い娘の結婚だったが、旦那さんと相性が良すぎたことが災いするなんて!
夫婦仲が悪くても困るが、全く仕事が手に付かなくなるほどラブラブなのも考えものである。
織姫と彦星が会える条件とは?
ラブラブな2人が引き離されて平気なわけはもちろんなく、織姫も彦星も毎日毎日ただ悲しみにくれて暮らしていた。仕事なんて全く手に付かないような嘆き悲しみ方である。
結局仕事が手に付かない2人に、ついに天の神は条件付きで会うのを許すことにした。「毎日ちゃんと真面目に働いていれば、1年に1度、7月7日だけは会わせてやろう!」と。
私なら「えーっ、1年に1度だけー!?」と文句を言ってしまいそうなところだが、元々真面目な2人だからか、話はちゃんとまとまったようだ。
それ以来2人は、毎年7月7日の七夕の夜を心待ちにしながら、ちゃんと真面目に働くようになったのである。
雑学まとめ
織姫と彦星についての雑学、いかがだっただろうか? 実はもう結婚している夫婦だったこの2人だが、恋人同士だと思っていた人が多いのでは?
恋人同士でも夫婦でも、ラブラブすぎることでお互いをダメ人間にしてしまうことのないように、よく気を付けてほしい。もしかしたら天から見ている天の神に引き離されてしまうかもしれないぞ。
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