日本でも野球と並ぶ人気のスポーツ、サッカー。一昔前と比べると、海外でプレーする選手も多く、ワールドカップ常連国となっているので、注目している人も多いのでは。
一方で、サッカーをあまり好きではないという人も多いはず。たしかにルールがわかりにくかったり、何よりも野球やバスケットボールのようにポンポン点が入らないので、爽快感がないというのもわかる意見だ。
しかし…そんなサッカーの試合で、野球よりもバスケットボールよりも多くの点が入った試合があるのだ! 今回の雑学ではその試合をご紹介していこう!
【スポーツ雑学】サッカー史上最大得点差の試合は149対0
【雑学解説】サッカー史上最大得点差の目的は…抗議
サッカーは1試合90分で行われる。
そのため、1試合で149点を取るには約36秒に1点を取らなくてはいけない。メタボが気になる私では、36秒で相手ゴールに迫ることすらできないが…いや…ボールすら奪えない…そもそも走れない…
当然これは、私だからできないというわけではない。通常通り試合が行われていれば、こんな結果になることはないのだ。
この試合はSOレミルヌが行った、マダガスカルサッカー連盟に対する抗議なのである。実は問題の試合は、国内チャンピオンを決める大会の最終戦。自然と注目も集まる。
SOレミルヌは何度も不当な判定をされてきた。この試合の前にも、誤審のせいで勝っていた試合を引き分けにされてしまったのである。その結果、国内で最も大きな大会の優勝を逃してしまった。
これに監督と選手も怒った! もう我慢の限界! そこで審判の質の向上や連盟の体質改善を求めて、抗議活動をする運びとなったわけだ。
監督と選手が抗議に選んだ方法とは!?
ただ文書を送ったりするのでは、なかなか連盟を変えることはできない。そこで監督と選手が話し合った結果、世間が注目する試合で問題を提起しようとなった。
取った行動はわざと自分たちのゴールにボールを入れる。つまり、オウンゴールを繰り返すというものだ。
その結果が149対0である。
やはりこれは相当なインパクトだったようで、国内外問わず大きな物議をかもし、サッカー連盟の役員数名が辞職に追い込まれる事態となった!
プロが試合を捨ててまで抗議をするというのは、かなりの覚悟とリスクを伴う。チームは本来出られるはずだった大会に出られなくなったし、何よりもこの試合を観戦しにきたファンの恨みを買いそう…。実際にかなりのチケットの払い戻しがあったそうだ。
この試合が生まれて初めて、生でサッカー観戦する試合だった子供もいたかもしれないのに…。そんなことがあったかもしれないと考えると、涙が出てくる…。
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【追加雑学①】得点を入れた選手は0人
なんと149点も入っている試合にもかかわらず、得点を入れた人は0人。つまり、すべてオウンゴール。
SOレミルヌ選手たちは、ボールを持ったら自陣にゴールを繰り返していたので、ASアデマの選手たちは、ただ立っているだけで149点をゲットしたのだ。
90分間立ちながら、ただただ敵が敵自身のゴールに入れているのを眺めているだけなんて、本当につらい時間だったのでは…。私ならピッチに寝転んで日向ぼっこでもして待つ! それくらいのことしたっていいじゃない!
【追加雑学②】サッカーの珍記録、一挙紹介!
サッカーなのに手でゴールを決めた「マラドーナの神の手ゴール」のように、サッカーには様々な珍記録が存在するぞ!
1試合でレッドカードが37枚も出される
いやいや! サッカーは最大22人じゃん! と思うかもしれない。これは試合中に出されたものではない。
試合終了後に乱闘が発生し、その処分のために各チーム18人、ベンチメンバー含めた全ての人にレッドカードが出されたのだ。これ単純に次の試合はどうしたんだろうか…。
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ゴールキックがそのままオウンゴールに
スパイか!? と思うかもしれないがこの動画を見てほしい。
決して選手は悪くない…。風が強い日はサッカーをしてはいけないんだ…。ちなみにこの試合は無効試合になった。キーパーも喜んだに違いない!
おならで退場
サッカーって厳しい…。新婚夫婦みたいなルールもあるのか…。というわけではない。これはおならをして、それを投げる素振りをしたことがスポーツマンシップに反すると判断されたのだ。スポーツマン以前の問題だけどな!
雑学まとめ
今回の雑学では、サッカーの驚きの試合(といっていいものか…)をご紹介した。サッカーで149点…お互いが努力した結果がこれならば、まだ救いようがあるのだが…。ただ、野球でも長嶋茂雄選手がバットをもたずに打席に入ったりして、審判に抗議をしたこともある。
抗議するために逆のプレーをする…シンプルだがやはり効果は絶大なのか…。そうだ、私も給与面での抗議をするために、働かないという怠慢プレーをしてみよう! これで来月の給料アップは間違いなしだな!
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