「ポケットモンスター」には、驚きの裏設定がある。その1つが、年齢に関するものだ。こんなことを思ったことはないだろうか? なぜサトシのような子供が、旅に出ることができるのかと。
アニメや漫画で、いわゆる「子供」とされる年齢のキャラクターが旅をするのはよくあることだが、「ポケットモンスター」にはきちんとした設定がある。今回は、知っているようで知らない「ポケットモンスター」の世界観に関する雑学を紹介しよう。
【面白い雑学】「ポケットモンスター」の世界では、10歳で成人となっている
【雑学解説】10歳で一人前だから旅に出られる!
現実世界の私たちにとっては、成人とされるのは20歳(2022年からは18歳)だ。しかし、「ポケットモンスター」の世界では、10歳で成人となっている!
10歳といえば小学校4年生ぐらいだろうか…。「ポケットモンスター」の世界の子供たちの精神的な成長が早いのか、それとも社会が「10歳になればものの道理も分かる」と認識しているのか…。メタ的なことを言えば、「子供を旅に出す理由付け」なのかもしれない。
この世界観があるため、アニメ版でサトシは「10歳になったから、ポケモントレーナーとして旅に出られる!」と1話で語っている。また、この設定からホウエン編のマサトやカロス編のユリーカは、10歳未満のためにポケモンを持つことができなかった。
ちなみに、ゲーム版では明らかに10歳以下のトレーナーもいるので、ゲーム版のみ「10歳で成人」の設定が付けられていないことが分かる。メディアミックスされたものだけの設定なのだろう。
この設定を初めて知った時、私は「ポケットモンスター」の世界観がしっかりと作られているのだと思ったものだ。いわゆる「知る人ぞ知る裏設定」だが、こうした裏設定があることで、世界観に深みが増すと思える。
スポンサーリンク
【追加雑学】ジムリーダーは公務員
「10歳で成人」という設定も驚きだが、ほかにも驚きの裏設定があるので、追加雑学として紹介しよう。
「ポケットモンスター」の世界では、各地にあるジムをめぐる。そこで勝利をしてジムバッジを手に入れて、四天王が待つポケモンリーグへと進むのが「ポケットモンスター」の旅の目的。
各地のジムでプレイヤーに立ちはだかるジムリーダーたち、「ポケットモンスター」の世界では公務員扱いなのだ。
小説版でこの設定はさらに深く設定されており、「挑戦者に4回連続で負けると、ジムリーダーの資格がはく奪され、最悪ジムは閉鎖されてしまう」という厳しいルールがある。
「ジムリーダーたちもお給料とかもらってるのかな?」と考えることはあったが、公務員ならそれなりのお給料をもらっているのだろう。もしかしたら、(連敗しない限り)安定している職業として人気があるのかもしれない。
雑学まとめ
「ポケットモンスター」の世界観に関する雑学を紹介した。
世界観の設定には、時として私たちを驚かせるものがある。「ポケットモンスター」の場合は、「10歳で成人」という設定に驚くだろう。こうした細かい設定があるから、世界観に深みが増し、説得力も出てくるのだ。
それにしても、10歳で成人…。現実世界の私たちにとっては、「10歳なんてまだまだ子供」という認識が強い。でも、10歳で成人扱いされる世界観なのだから、子供ながら現実世界よりも精神的には上なのかもしれない。