肉・魚

しらすとイワシとちりめんじゃこ…どう違う?

雑学カンパニー編集部

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「しらす」はイワシの子ども?ちりめんじゃことの違いに関する雑学

筆者は最近、年を感じている。それというのも、朝食はパン派だったのに、急に炊き立てご飯派になってしまったのだ。味噌汁と熱々の白米、おかずに何をのせるか毎朝真剣に悩んでいる様子はちょっと年寄りくさいかも…。

そんな筆者のイチオシおかずは、「しらす干し」! 納豆、生たらこに並ぶ大好物おかずである。ふと疑問に感じたのだが、しらす干しって何の魚なのだろうか。ちりめんじゃことはどう違うの? 今回の雑学ではこの謎について迫っていく!

【食べ物雑学】「しらす」はイワシの子ども?ちりめんじゃことの違いは?

ぷよぷよくん
しらすって何の魚なの?あと、ちりめんじゃこと違いはあるの?
ガリガリさん
しらすはイワシの稚魚のことだぜ。釜揚げしらす・しらす干し・ちりめんじゃこはそれぞれ水分量の差で呼び分けられるんだ。

【雑学解説】しらすと煮干しとイワシはぜんぶイコールだった!

しらすと煮干しとイワシはぜんぶイコールだった!というトリビア

あんなに小さいくせにしっかり目玉があるし、しらすってああいう種類の魚かと思っていた。なんのことはない、うまれたてのイワシの赤ちゃんだったのだ。しらすがちょっと大きくなると煮干しに加工され、大きく育つと普通のイワシになる。

ぷよぷよくん
つまり『しらす→煮干し→イワシ』の順で大きくなっていくんだね。

生後でいうと1~2か月、旬は5・7・10月と1年に何度かやって来る。一般的には春しらすが一番といわれているが、秋のしらすは体が大きくて食べ応えがあるそうだ。

大人のイワシも「魚に弱いと書いて鰯(イワシ)」鮮度が命の傷みやすい魚だ。このため、生しらすは水揚げした漁港で食べるしかなかった。今では流通事情がよくなったので、一般店頭で見かけることもある。

スーパーで売っているイワシを見慣れていると、あの大きさまで育つのに赤ちゃんのときはしらすサイズなんて…とちょっとかわいそうになるかもしれない。なかには、しらすに見つめられるのが苦手で食べられないという人もいるようだ。

ガリガリさん
ちなみに、しらすの目みたいな集合体の集まりに恐怖を覚えることを『集合体恐怖症』っていうんだぜ。

【追加雑学①】違いは水分量!賞味期限と特徴がそれぞれ異なる

違いは水分量!賞味期限と特徴がそれぞれ異なるというトリビア

生しらす・釜揚げしらす・しらす干し・ちりめんじゃこ。これはすべて「シラス」原料で、加工によって水分を乾燥させたものである。賞味期限と特徴がそれぞれ異なっている。

  • 生しらす: 水分量100%、通常の魚と同じで「刺身」としていただくことができる。小さな体に旨みと栄養価がギュッと詰まっており、生臭くないので魚が苦手な人にもオススメ。賞味期限は当日、もしくは冷凍を解凍した当日
  • 釜揚げしらす: 水分量85%。これも漁港などでゆでたてを食べるのが一番おいしい。塩水で釜ゆでしたしらすで、生とはまた違ったソフトな食感を楽しめる。賞味期限は3日前後
  • しらす干し: 水分量50~60%。スーパーなどでよく売っている。やや干してあるので日持ちが伸び、柔らかな食感はそのまま。賞味期限は5~6日
  • ちりめんじゃこ: 水分量25~35%まで乾燥させ、日持ちをよくしたもの。風味はそのまま歯ごたえを楽しめる食感。常温でも約半年ほどは日持ちする。
ぷよぷよくん
生しらすってボク食べたことない…どんな味がするんだろう?

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【追加雑学②】一度は食べてみたい!鮮度が命の「生しらす」

一度は食べてみたい!鮮度が命の「生しらす」についてのトリビア

たいていの人は、しらす干しかちりめんじゃこを食べることが多いのではないだろうか。流通事情がよくなったとはいえ、やはりスーパーに生しらすが並ぶことはめったにないだろう。

ゆでた白いしらすしか知らないと、初めて生しらすを見たら驚くかもしれない。生しらすはキラキラと透明に透き通り、宝石のような美しさだ。

ガリガリさん
生しらすの体は、中まで見えるくらい透き通っているんだぜ。

水分量100%、小さいこともあって通常の刺身より傷みやすい。あっという間に傷んでしまうので、当日もしくは冷凍したものを解凍した当日にしか食べられない。生で食べられる刺身しらすは臭みもなく、漁港では「生しらす丼」が大人気である。

有名どころでは兵庫県淡路島・愛知県篠島・静岡県駿河湾・大阪府大阪湾だろう。鎌倉の江の島などでもたくさんの観光客が生しらすに舌つづみを打っている。

これは飯テロ!和歌山の港でしらすを満喫する動画

和歌山のとある港、なんとしらす漁に同行してしらすを満喫する動画を発見した。生しらすを味わうシーンは、なんというかもう飯テロである…!

ぷよぷよくん
おおおいしそう…!ボクもしらす漁に同行したいよ…!

雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。イワシは寿司や刺身で食べてもとても美味しい青魚。しらすはイワシの赤ちゃんなのだから、ぜったいに美味しいに決まっている。観光や仕事で漁港に行く機会があったら、ぜひ生しらすを食べられるところを探してみよう。

実は筆者、生しらすを食べたことがない。動画を見ていたら我慢できなくなったので、新鮮冷凍で届けてくれる通信販売を真剣に検討中。それまではスーパーのしらす干しを味わおう…!

ガリガリさん
新鮮冷凍の生しらすも美味いけど、やっぱりとれたての生しらすはレベル違いに美味いぜ。
ぷよぷよくん
ボクもとれたて生しらす食べてみたいよ…!ぎゅるるるる…想像するだけでお腹がすいてきちゃった…

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