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海のトリビア!海ができたのはいつ?海水がしょっぱい理由は?

雑学カンパニー編集部

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海の成り立ちと海水に関する雑学

「う~み~は広い~な~、大きい~な~♪」でおなじみの海。広くゆったりとした海は見ているだけで心が穏やかになる、という人も多いのではないだろうか?

さて、この海。訪れたことがある人なら知っていると思うが、海の水をなめるとしょっぱい。間違って飲んでしまうと、喉が渇くほどの塩辛さだ。

海水はどうしてこんなに塩辛いんだろうか? 大昔に誰かが大量に塩でも入れたんだろうか? 今回は海に関する雑学を紹介していくぞ。これを読めば、海をさらに身近に感じられるはずだ。

【自然雑学】海ができたのはいつごろ?海の水がしょっぱい理由は?

じいさん
この間孫に『海っていつできたの?どうして海の水ってしょっぱいの?』って聞かれたんじゃが…考えたこともなかったわい。
ばあさん
子どもは時に難しい質問をしますよねぇ。海は今からおよそ46億年前に誕生し、海水には塩化ナトリウムが溶けているためしょっぱくなっているんですよ。

【雑学解説】46億年ほど前にできた海は、塩分が溶けているからしょっぱい

46億年ほど前にできた海は、塩分が溶けているから塩辛いというトリビア

海は地球と同じく、今から46億年前に誕生した。といっても、初めから現在のような形状はしておらず、当初はマグマの海だったといわれている。

そう、地球全体がマグマの海だったのだ。地上のあちこちで噴火が起こる…、想像するだけで恐ろしい光景である。

そして、頻繁に起こる噴火により大量の二酸化炭素・亜硫酸ガス・水蒸気といったものが放出されていき、マグマの海だった地球が少しずつ冷やされていく。やがて、空気中の水蒸気となり地上に降り注いでいったのだ。

雨はひたすら降り続け、それが現在の海となった。あの大きな海ができるくらいだから、相当降り続いたに違いない。とにかく、大量の雨が降り続けたおかげで現在の海の形ができたというわけだ。

じいさん
なんとまぁ…壮大な話じゃのう…!

海も進化を遂げ、現在の姿になった

海も進化を遂げ、現在の姿になったというトリビア

大量の雨が降り注いで出来上がった海は、当初塩酸が含まれた酸性の海だったため、当然生物は住めなかった。塩酸の酸性の海…、ホラー映画に出てきそうだ。なんて恐ろしいんだろう。

そんな酸性の状態からどうやって現在の海水になったかというと、岩石に含まれた塩(ナトリウム)の力が関係している。

当時降り注いでいた雨は、火山ガスを含んだ雨。この火山ガスを含んだ雨は、岩を溶かす力が強いという性質がある。加えて大量の酸性の海。この両者により、陸地の岩だけでなく、土に含まれていたナトリウムが海にどんどん溶けていった。

化学の授業のようになるが、海の塩素と岩や土から流れ出たナトリウムが結び付き、塩化ナトリウム、つまり現在の海水を含んだ海へと進化していったというわけだ。これで、生物が住めるようになり、その後の動植物の進化につながっていくというわけである。

岩や土が溶けただけで、海水がしょっぱくなるの? と思ったそこの君。もちろん、上記の現象が1回きりだったら海の水はしょっぱくなく、むしろいまだに酸性だったに違いない。しかし、降り注ぐ雨や岩や土が溶けるといった現象は、何億年にもわたり繰り返されてきたのだ。

ばあさん
気が遠くなるほどの時間をかけて、海の水は今のように変化してきたんですねぇ。
じいさん
チリも積もれば山となる…じゃのう。

このようにして、現在のようにしょっぱい海水が完成したのである。海の成分が酸性じゃなく、生物が住めるようになって良かったと心から思う。

子どもへの海の説明は絵本を使うと便利

子どもと海へ行って「どうして海の水はこんなにしょっぱいの?」と聞かれたときに、質問に答えられるだろうか?

もちろん上記の説明をするのもありだが、小さな子には難しすぎるという問題がある。そんな悩めるパパママにおすすめなのが、絵本での説明だ。まずは実際に次の動画を観てほしい。

 

じいさん
最初の説明、わしにも正直難しいところがあったが、これは分かりやすいぞ!
ばあさん
孫にも見せてやらないとですねぇ。

子どもの好奇心・探求心を損なわず、なおかつ理解できるような説明である。そしてユーモアで楽しめる。断っておくが、絵本の関係者ではないから安心してくれ。もしも小さい子どもへの説明に困ったら、利用してみるといいだろう。

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【追加雑学①】海の魚は体液で塩分を調節している

海水は塩が溶けているからしょっぱい。ここでふと、疑問が浮かんでくる。

海の水はあんなに塩辛いのに、海の魚は海水の中にずっといてどうしてしょっぱくないんだろうか?

じいさん
たしかに海の魚は塩辛くないのう?いわれてみたら不思議なことじゃ…

海の魚も何もしないで海中にいると、人間と同じく塩分摂りすぎという状態になる。ではどうしているのか? 海の魚は、自分たちにとって余分な塩分をエラと尿で排出しているのだ。そして必要な塩分は、体液によって全身へと運ばれているというわけだ。

体液に塩分が含まれているため、日ごろ我々が食べている魚の実の部分には塩分はない。だから、海の魚をそのまま食べても塩辛さを感じることはない。人間だとたちまち塩分摂りすぎになってしまうのに、魚の体は実によくできている、と感心してしまう。

【追加雑学②】海が青く見える理由

海が青く見える理由についてのトリビア

海は青い。これはもはや常識といえるほど、浸透している事実である。でも、なぜ海は青いのだろうか?

これは光の波長が関係している。光には波長というものがあり、波長の長さはそれぞれの色によって異なる。海水に光が差し込むと1番波長が長い赤から吸収され、色が弱くなっていく。波長の短い青は吸収されにくく、変化がほとんどないのだ。

その残った青い光が、海中の中の泥や海藻・プランクトンに反射され海全体が青く見えるようになるというわけである。もしも波長の短い光が青ではなく黄色や赤だったとしたら、海の色は黄色や赤色だったということだ。青い海ではなく、赤い海が常識になっていたかもしれない。

ばあさん
ちなみに、オーストラリアには『バサースト湾』という赤い海があるんですよ。これは川から流れてきたタンニンという色素が原因で赤く染まっているそうですよ。
じいさん
なんと…赤い海は実在するのか!

雑学まとめ

海に関する雑学、どうだっただろうか? 誕生した当初の海が酸性の海だったとは…。

ちなみに、海水の塩分濃度が一定なのは、海水が蒸発する水量と、雨・川から海へ流れ込んでくる水量がほぼ同じだからといわれている。

じいさん
なくなる水量と新たに流れてくる水量の均衡がとれているなんて、実によくできているのう。
ばあさん
本当に…自然って不思議ですねぇ。

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