日本史に特別に興味がない人でも、戦国時代に関しては知識があるはずだ。大河ドラマなどでもなじみの深い武将たちの人生は、波乱万丈でドキドキワクワク、ロマンを感じることができる。
そんな戦国時代に関するトリビアをまとめた。勇猛なイメージをもたれている時代だけに、武将たちの「あれ?」という意外な一面を知ると、さらに戦国時代の魅力が増し増しだ!
戦国時代の雑学まとめ23選!トリビア&豆知識を一覧にしました
戦国時代トリビア、いざ出陣!
上杉謙信の最期に関する雑学
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越後の虎らしくない最期…上杉謙信が死んだ場所が残念…。
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戦国時代屈指のライバル関係といえば、上杉謙信vs武田信玄だ。上杉謙信は、敵である武田信玄が窮地に立たされた場面で「敵に塩を送る」という男前な逸話が残っている、人気の戦国武将だ。
ところが、越後の虎と呼ばれた上杉謙信は、非常に残念なかたちで最期を迎えたようだ。家臣も「うちの殿、こんなところで…」と、嘆いたことだろう。そして、実は死因が逸話と「塩つながり」なのだ!
妖刀"村正"に関する雑学
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徳川家康との因縁か策謀か…村正が"妖刀"と呼ばれる理由とは?
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妖刀「村正」をご存知だろうか? 「知ってるよ! めっちゃハイスペックで使えるよね~」と思ったあなた。村正はゲームの中の架空の武器だと思っていないだろうか。
「村正」は実在の刀で、ちょっとオカルトじみた扱いをうけている名刀なのだが…なぜ妖刀と呼ばれるのか? この記事の筆者独自の推察が興味深い!
ザビエルの頭に関する雑学
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ハゲじゃないよ!ザビエルの髪型は聖職者のヘアスタイルでした
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歴史の教科書肖像画で人気ナンバー1といえば「フランシスコ・ザビエル」だ。誰だって、ザビエルの頭頂に「ツルピカ」とかキラキラマークとか、書いただろう!
なんとあれは、てっぺんハゲなんかじゃないのだ! あんな肖像画を日本の子どもたちに広めるなんて…名誉棄損だ。でも、ハゲじゃないというなら、なぜあんな面白いヘアスタイルで描かれているのか!?
豊臣秀吉の指に関する雑学
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ほんとっぽい。豊臣秀吉は指が6本あった説。【多指症】
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豊臣秀吉には指が6本あったって!? またまたあ。歴史上の偉人には都市伝説みたいなのがたくさん存在する。本当だというなら、証拠を出してもらおうではないか。
なんと、秀吉の指が6本だったという文献が残っている! しかもかなり信憑性があるもので、驚きだ! それにしても、この秘密を暴露した宣教師が、結構激しく秀吉をディスってて、つらい…。
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城の周りの松ノ木に関する雑学
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兵糧攻め対策!城の周りの"松ノ木"は籠城戦の非常食だった
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日本の城は、城自体はもちろんだが、敷地全体が魅力的だ。特に、松ノ木の緑は、城をいっそう威厳のある姿にしてくれる。昔の城主がわざわざ松ノ木を植えたのは、かっこいいからなのだろうか?
そうではない。城が現役だった戦国時代、なんと松ノ木は籠城時の非常食だった! いったい、松ノ木のどこをどうやって食べるというんだ!? 苦そう。松ノ木を食べてでも降参したくなかったのか…。
"織田信長の好きな花"に関する雑学
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やはり型破り!織田信長はトウモロコシの花が好きだった
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戦国武将のなかでも抜群の人気を誇る、織田信長。彼の魅力は、やはり日本人らしからぬ型破りな性格だろう。
信長は「好きな花」のチョイスまで個性的! なんと「トウモロコシ」の花がお気に入り。あのふさふさの部分だが…花要素に欠ける。もしや「ひとと違う、俺」を演じているのかと疑ってしまったが、やはり信長は真の変わり者だったようだ。
織田信長の声に関する雑学
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戦国人気NO.1の織田信長の声は高かった?イケボじゃない…?
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大河ドラマなどで、織田信長を演じた俳優はそうそうたるイケメンたちだ。渡哲也・渡辺謙・江口洋介・反町隆史・小栗旬…もれなく、全員二枚目俳優だ! 肖像画をみる限り、信長はちょっと貧相なおじさんなのに。
ところで、実際の声はどうなのだろう? 反町隆史のような低音を期待してしまうが…。肖像画の骨格から再現してみて、びっくり&がっかり?
豊臣秀吉のあだ名に関する雑学
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サルじゃない!信長が命名した豊臣秀吉のあだ名がパワハラ。
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「おい、サル!」は、信長様だから許されるのだ。普通に考えたらかなりひどい呼びつけ方だ。しかし、どうやら信長は秀吉に対して、ひとことも「サル」なんて呼んでいないらしい! 冤罪だ。信長様、ごめんなさい。
ところが、真実はもっとひどかった。信長が秀吉につけた本当のあだ名は…。ひとの見た目で悪口をいうのはハラスメントにあたりますぞ、殿!
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”食べられる城"に関する雑学
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天下の堅城・熊本城は”食べられる城"だった【加藤清正】
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「食べられる城」というと、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を想像してしまうが、実は漆黒の壁が渋いあの有名な熊本城が「食べられる城」だったという。もしや、イカスミが塗ってあるとか?
もちろん、熊本城がビスケットやイカでできているわけではない。しかし、困ったときには本当に城を食べてしのぐことができるように工夫された、驚きの城だったのだ!
"武田信玄の水洗トイレ"に関する雑学
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時代先取り!武田信玄は水洗トイレを使っていた【甲州山】
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いかつい風貌の武田信玄は、さぞかし豪快な人物だろうと見た目で判断されるかもしれないが、実は非常にプライベートタイムを大切にしていたんだな…。というトリビアだ。
なんと彼は、戦国時代には考えられないような、専用の水洗トイレをつかっていたという。しかも、そのトイレの快適さがすごい! 「殿はまだトイレから出てこないの?」なんて、呆れられていたかも。
"信長の薬草園"に関する雑学
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広い…!信長は東京ドーム10個ぶんの薬草園を作った【滋賀県・伊吹山】
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異国の文化に興味をもち、柔軟に取り入れていた織田信長には、様々な「日本初」エピソードがある。中でも、なんと広大なハーブ園を作っていたという、あまり知られていないトリビアだ。信長がハーブ園? おしゃれやん。
現在、そのハーブたちはどうなっているのか…。もし信長が天下をおさめて長生きしていたら、もっと日本はヨーロピアンブレンドな国になっていたのかもしれない?
お好み焼きの原型に関する雑学
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千利休が発案!お好み焼きの原型は戦国時代にできていた
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関西粉もんの代表格「お好み焼き」は、海鮮や肉・野菜など具材もにぎやかで、鉄板の上でソースの焦げるにおいがたちこめる…そんな、活気あふれる庶民派のソウルフードだ。
そんなお好み焼きの原型は、なんと! 質素で物静かな「侘・寂(わびさび)」を大成した千利休が戦国時代に発案したのだという。正座して生地をまぜまぜし、鉄板でジュージュー焼いて秀吉にふるまったのだろうか?
豊臣秀吉のヒゲに関する雑学
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コンプレックス…豊臣秀吉のヒゲは付け髭!ヒゲ禁止令の歴史
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大人の男性にしかない髭は、強さを主張しがちだ。特に戦国時代、髭は権力の象徴だった。そこで頭を抱えていたのは太閤秀吉だ。気の毒なことに、彼は髭が薄かったようだ。
しかし、肖像画の秀吉には必要以上に立派な長い髭が…付け髭疑惑へと発展! やはり天下人となったからには、威厳を保たなければいけなかったのかも知れないが、髭を付けたり外したりしていたのかと想像すると、ちょっと切ない。
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戦国武将が乗っていた馬に関する雑学
いざ出陣じゃ! 重厚な鎧・兜に身を包んだ戦国武将が、采配をふるいながら…って、あれ? 馬、ちっちゃ!
なんと、戦国武将が乗っていたのは、本当はかわいいポニーだった!? 敵将と向き合って剣を交えて…やっぱり馬、ちっちゃ! それって本当なのか? 戦国武将のイメージを崩したくないぞ。
フランシスコ・ザビエルの本名に関する雑学
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フランシスコ・ザビエルは国で読み方が違う。現在はシャビエル?
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あの特徴的な髪型のおかげで、子どもたちからの知名度も高い「フランシスコ・ザビエル」の本名は、国によって呼び方が違うらしい。しかし、懸命にキリスト教を広めようと尽力した功績は、どの名前で呼ばれても変わらない!
とはいえ、あだ名のように「ザビエル」と呼んでいる日本人に知ってほしい。彼の本名はめっちゃ長い。しかも、読み方が超複雑。実は、ちょっとめんどくさい名前をおもちのザビエルなのだ。
"徳川家康の健康意識"に関する雑学
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趣味は薬作り。徳川家康は健康オタク!実は名医だった?
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徳川家康は、平均寿命の短かった戦国時代において、大往生といえる75歳まで長生きした。その秘密は、健康意識が高く、医者並みの知識をもっていたから。なんと、症状にあわせて自分で薬を調合していたというから驚きだ!
数々の健康オタクエピソードは、さすが天下統一した人物! それなのに、実は家康の死因が…?
日本初のイルミネーションに関する雑学
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コレも信長かッ!日本初のイルミネーションは安土城で行われた【動画あり】
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織田信長は、戦国武将の中でも人気が高い。それは様々な要素があるだろうが、このトリビアを読めば信長の魅力にノックダウンされるのではないだろうか。
なんと、日本で初めてイルミネーションを行なったのは信長だ。再現動画をみれば、安土城の幻想的な美しさと、魅せるためのアイディアにため息が出るぞ。そしてなにより、イルミネーションの目的が素晴らしいのだ!
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"三日天下"に関する雑学
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明智光秀=三日天下。いやいや10日以上ですから!三日天下の由来とは?
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人気の武将である織田信長を殺害しちゃった割に、すぐに羽柴秀吉にとってかわられたため、ちょっと気の毒な立ち位置の武将、明智光秀。
「三日天下」なんて言葉まで生んでしまったが、光秀が日本のトップだったのは10日以上もあるのだぞ! 失礼な。たしかに10日じゃあまり胸を張れないが、どうも光秀にかかわるエピソードは、話のタネとして盛られている傾向があるようだ。
伊達政宗に関する雑学
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暴れん坊?コミュ力の鬼?伊達政宗って何がすごかったの?
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東北の雄、伊達政宗は、若くて颯爽としたイケメンイメージの戦国武将だ。ゲームのキャラクターで登場すると、女性人気も高い。ところが、伊達政宗の本当の魅力を知らない人は多いのではないだろうか。
伊達政宗は、いったいどうやって名将の仲間入りを果たせたのか? 武勇伝はもちろん、戦乱の世を生き抜く頭の良さに驚く、魅力的なエピソードをご紹介するぞ。
"徳川家康の鉛筆"に関する雑学
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いまも現存!日本で初めて鉛筆を使ったのは徳川家康。伊達政宗も所有。
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天下人になると、外国から珍しいものをいろいろ献上されて、うらやましい。実は、日本で初めて鉛筆を使ったのは徳川家康だという。本当に使っていたのか? 転がして遊んだだけでは? しかし、現物が残されているらしいぞ!
武将といえば、筆でさらさらと書状を書き綴るイメージだが、まさか鉛筆とは…。さすがに大事な書状に鉛筆書きは、ないわ。迫力に欠ける。
"加藤清正の痔"に関する雑学
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加藤清正の持病は痔。松尾芭蕉、夏目漱石もだった…!
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戦国武将だって、体調不良はある。「いたたた!」…戦の傷が痛むのですか? いや、痔でござる。
なんと、難攻不落の熊本城を築城した加藤清正は、痔の持病に攻め込まれていたようだ。あまり公表されたくない情報だ…家臣も、記録にはもうちょっと気を遣ってよ。「実はわしも」とカミングアウトする偉人達もいるぞ。
戦国時代の合戦ルールに関する雑学
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律儀…!戦国時代の合戦にはルールと作法が存在していた
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戦国時代の合戦は、敵の不意をつくようなセコイことはしない! 合戦前に大将の悪口を叫び合う、選手宣誓のような儀式があるのだ。国の命運かかってるのに…そんなの構ってる暇あるの…?
また討ち取った敵将の首に対してもちゃんと作法がある。敵であろうと死者を粗末に扱っちゃいけないというのも律儀で日本人らしい。
豊臣秀吉の花見に関する雑学
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現在の花見のルーツ!日本最大の花見をしたのは豊臣秀吉
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豊臣秀吉が現代の"ウェーイ系"の花見のルーツを作った…? どんなもんかと思いきや、普通に大物アーティストの野外ライブレベルである。
花見のために桜の木まで植え替えちゃう秀吉。安土桃山時代にこんなド派手なイベントがあったなんて…。