武道をマスターしてかっこよくなりたいと考えたことはないだろうか。世界には、さまざまな格闘術が存在しており、空手やムエタイ、少林寺拳法などが有名である。
名前が近い武道で少林拳と少林寺拳法を聞いたことがある。実は少林拳と少林寺拳法は同じではない。しかも、少林寺拳法は日本発祥の武術らしいのだ。
今回の雑学では、少林寺拳法は日本発祥の武道だったことについてご紹介するぞ!
【スポーツ雑学】少林寺拳法は日本発祥の武道だった
【雑学解説】少林寺拳法はどうやって生まれた?
少林寺拳法は、少林拳と名前は似ているが異なる武道だ。
少林拳は、中国の嵩山(すうざん)少林寺という寺で生まれた武道。数多くの映画にも使われている有名な武道で、アクロバティックな動きが特徴。
少林寺拳法は、戦後にその少林拳と日本の古武道を組み合わせて誕生したもの。その創始者は宗道臣(そうどうしん)という人で、戦後の荒廃した日本を復活させたいと若者たちの指導に取り組んだ。
しかし、あまり受け入れてもらえず、思い悩むことに。そんなあるとき、菩提達磨(ぼだいだるま)が現れ、それ追いかけようとしたが、消えてしまうという不思議な夢を見たそう。そこから、菩提達磨がおしえた修行法を実践する僧侶をえがいた中国の壁画を思い出す。
着想をえた宗道臣は自分の身につけた武術を体系化し、その技の修業をとおして若者たちを育てようと考え、1947年に少林寺拳法をつくった。
少林寺拳法は禅の要素を含んでおり、健康や精神統一を目標にしている武道だ。ちなみに、総本山は香川県多度津町である。少林拳ほどのアクロバティックな動きはないものの、武道としての迫力は変わらない。
動画で少林寺拳法の技をみることが出来るが、スゴすぎる…。武道の達人って、魔法を使っているみたいだ!
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【追加雑学】少林寺拳法は護身術として使える
少林寺拳法の道場は日本各地に存在しており、大会も毎年何度も開かれている。また、大学のサークルとしても多数存在しているため、大学で少林寺拳法デビューした方もいるはず。
少林寺拳法は、女性でも習いやすい武道でもあり、万が一の護身術として最適だ。青山学院大学の少林寺拳法部では、護身術として少林寺拳法の要素を使った対処法が公開されている。
みんなかっこいいんですけど…。性犯罪が多い現在、身を守る手段として少林寺拳法を習うのもおすすめだ。
雑学まとめ
今回は、スポーツ雑学として日本発祥の少林寺拳法を紹介した。
少林寺拳法は中国と日本のミックスされた武道であることにはびっくり! 動画をみるにとても奥が深そう…。
護身術としても子供の習い事にも最適な武道のため、気になる方はチェックしておこう。少林寺拳法をはじめて、身も心もかっこいい武道少年・少女に変身だ!