草食動物

意外…!人が殺される確率はサメより豚が上。両者の生態に迫ります

雑学カンパニー編集部

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サメに殺される確率より、「豚」に殺される確率の方が6倍高いという雑学

海で最も危険な生物サメだと考える人は少なくないだろう。有名なホホジロザメは、映画「ジョーズ」の影響で人食いザメと考えられることが多い。しかし、実際にサメに襲われて死亡する人間の数はかなり少ないのだ。

なんと、無害な動物と思われている豚に襲われて死亡する人間の数の方が、サメよりもはるかに多いのである。

今回の雑学記事では、サメによる死者の数やその他の生物による死者の数などもご紹介しよう。

【動物雑学】サメに殺される確率より、「豚」に殺される確率の方が高い

ウサギちゃん
サメに襲われて死亡するケースは年間6人ほどなんだけど、豚に襲われて死亡するケースは年間40人ほどなんだって!
ライオンくん
サメよりも豚の方が人を殺す?!むしろ人間の方がよく豚を食べてるじゃないか?

【雑学解説】サメより豚の方が危険?

サメより豚の方が危険?というトリビア

サメと聞けば映画「ジョーズ」を連想する人は少なくないだろう。「ジョーズ」に登場するホホジロザメは、非常に巨大で積極的に人間に襲い掛かってくる。

その様子は執念すら感じさせるもので、何人もの人間が次々に食い殺されていく。しかし、これはフィクションの世界の話である。

映画のモデルになったのは、アメリカで起きたニュージャージーサメ襲撃事件だが、かなり誇張されている。4人の死者が出ているが、そもそも同じサメに襲われたのかも不明だ。

実際は、豚に襲われて死亡する人間の数の方が、メによる被害よりもはるかに多いサメの死者は多くても年間で6人程度だが、豚に殺される人数数十人いるのだ。

これは世界中の事故や事件の総計だ。豚の体当たりを受けて死ぬ人間は決して少なくない。豚はおとなしい動物であるが、もともとはイノシシを品種改良して家畜化した動物である。

性質がおとなしいイノシシをかけ合わせたが、気の荒い豚がいないわけではない。野生化するとイノシシのような外見になることが知られており、牙も長く伸びる。

ライオンくん
かわいらしい子豚でも牙はあるんだな…!

家畜の豚の牙も長く伸びるが、安全のために切られているだけである。上の動画は子豚の牙を切っているが、この時点で結構長い。そもそも、豚とイノシシ生物分類学上は同じ生物なのだ。

豚は背の高い動物をと判断すると、股間に体当たりし、頭を上げながらひねる本能をもつ。この行動は「しゃくり」と呼ばれ、動脈を切られる危険がある。

現在は少なくなったが、以前は日本でも豚の体当たり失血死する人間がいたという。

ちなみに、豚は知能が高い。ペットの豚が、心臓発作を起こした飼い主を助けるために人を呼んだケースもあるという。慣れていれば人間を助けてくれるのだ。

また、豚の体脂肪率10パーセント台前半である。これは、動物の中ではかなり低い。太っている人間を豚と呼ぶのが、完全に的外れというのは面白い話である。

ウサギちゃん
ちなみに動物の中でも特に体脂肪が多いのはアザラシで、なんと50パーセントもあるんだ!

【追加雑学①】サメは人間を積極的に襲わない

サメは人間を積極的に襲わないというトリビア

サメが危険でないわけではない。しかし、サメが積極的に人間を襲うことはないという。最も恐ろしいといわれるホホジロザメですら、人間のダイバーを襲うことはほとんどない。

それどころか多くのサメは、人間を見かけると逃げるといわれているのだ。人食いザメはいないと断言する専門家まで存在する。人間がサメの被害に遭う場合サーフィンをしていることが非常に多い。

基本的にサメは海面を漂う人間を襲うと考えられる。サメがなぜ海面にいる人間を襲うのか正確には分からない。しかし、海面を漂う人間をカメやアザラシと誤認していると考える専門家は多い。

映画「ジョーズ」の影響でホホジロザメは危険視され、敵意を持った人間による駆除や乱獲が行われるようになった。多い時には年間数万匹が殺されたといわれている。

その結果、ホホジロザメの数は1割以下に激減し、絶滅危惧種に追い込まれているのだ。

ライオンくん
これってただの人間の暴走じゃないか!ホオジロザメが可哀想すぎるだろ…!

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現実に起こった事件を元にした映画だが、実際のホホジロザメによる被害は少ない。しかし、殺された人間がいるのも事実なだけに、難しい問題である。

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【追加雑学②】最も人間を殺す動物は?

地球上で最も人間を殺す動物はなんだろうか? なんと最も人間を死に追いやっているのは、だということがわかっている。

蚊自体に人間を殺す能力はないが、年間75万人蚊を媒介する病で死に追いやられている。そのうち、60万人以上マラリアの被害者で、他にも様々な病気を媒介しているのだ。

菌をもっていない蚊に刺されても人間が死ぬことはない。正直、病原菌が人間を殺しているのか、蚊が殺しているのか微妙だろう。

蚊を除いて考えると人間を最も殺しているのは人間であり、年間47万人以上が戦争や殺人、事故で死亡しているのだ。次点はヘビだと思われるが、桁が1つ下がって5万人になるという。

ウサギちゃん
見るからに毒々しいヘビだね…!

上の動画は日本で最も強力な毒をもつヘビヤマカガシの映像だ。ヤマカガシはおとなしく、それほど危険ではないが、噛まれると死亡することもあるため注意が必要である。

ただし、鹿による死者の方がヘビより多いという意見もある。鹿は人間を攻撃するというよりも、自動車と事故を起こすことで人間を死に追いやる。

大型の鹿は激突時に、運転席に覆いかぶさり運転手を押しつぶしてしまうのだ。世界中の被害者の数は不明だが、アメリカでは年間250人以上の死者が出ているという。

雑学まとめ

サメによる死者よりも、豚による死者の方が多いという雑学や、多くの死者を出している動物についてご紹介した。映画での恐ろしいイメージのせいで、狂暴だと考えられているサメ

しかし、実際は人間に被害を与えることは少ない。むしろ、ホホジロザメのケースのように人間が一方的にサメを殺す方が多いだろう。

蚊が最も人間を殺しているというのも驚きだが、身近にいるペットや家畜のせいで人間が死んでいるというのも少し怖い。

ライオンくん
見るからに怖そうなヤツよりも、身近なヤツとかおとなしそうに見えるヤツの方が本当は怖いと思うぜ?
ウサギちゃん
そうかもしれないね。ライオンくんも見た目はいかついけど、実はけっこう繊細で優しいもんね。
ライオンくん
へへっ!

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