食後の後はガムを噛んで、息スッキリ! …CMのセリフみたいだが、実際食後の口直しや眠気覚ましにガムを噛む方は多いのではないだろうか。
日本人にとってなじみ深い、このチューイングガム。なんとシンガーポールでは禁止されているというのだ! そう、マーライオンで有名なあのシンガポールだ。
今回は、シンガポールでのチューイングガムについての雑学を紹介していくぞ! シンガポールへ旅行予定の方は、特に注目してほしい。
【ルール雑学】シンガポールではチューイングガムが禁止されている
【雑学解説】そもそもシンガポールではチューイングガムが販売されていない
ウソではない。本当にシンガポール国内では、チューイングガムが禁止されている。というか、そもそも販売されていないのだ。
では、シンガポールではチューイングガムを楽しむことが全くできないのだろうか?
シンガポールで、チューイングガムを楽しむたった1つの方法…それは、歯のエナメル質を改善させる医療用ガムを購入すること。しかし、このガムも気軽に購入することはできない。ガムを購入するには、医療上必要と認められ、なおかつ申請する必要があるのだ。
…なんだか、ものすごく面倒くさい。こんな面倒な手続きをしないとチューイングガムに出会うことができないのだ。行程を考えたら、シンガポールではチューイングガムをキッパリと諦めたほうが過ごしやすいのかもしれない。
【追加雑学①】なぜ?シンガポールでチューイングガムが禁止の理由
以前は、シンガポールでもチューイングガムは販売されていた。しかし、ある理由で禁止になり、それまで行われていたチューイングガムの輸入も禁止になったのだ。
その理由とは、ガムによるいたずらが多発したからである。
え? それだけ? と思ったそこのあなた。張り付いたガムをはがすのはかなり面倒で、時間も費用もかかるのだ。
映像を見てもわかる通り、シンガポールは非常にキレイな国なのだ。この美しい街並みを維持するため、シンガポールでは公共施設や住宅にいたずらで張り付けられたガムを撤去していたのだが、何せ費用がバカにならない。
もともとガムの撤去費用で頭を悩ませていたところ、こともあろうか列車のドアのセンサーにガムをつける不届き者が現れた。この被害額は相当痛手で、この出来事をきっかけに、当時の首相がチューイングガムを禁止したのだ。
どこの国でもバカな真似をする人がいるんだな…。
【追加雑学②】シンガポールではチューイングガムの持ち込みも禁止
シンガポールは、国内でチューイングガムの販売・購入が禁止されているのはもちろん、持ち込みも禁止されている。つまり、シンガポールへ旅行に行くときはガムを持っていってはいけない、ということだ。
といっても、小さなガムはうっかりカバンに入れていることすら忘れてしまう。もし、シンガポールに到着し、ガムを持っていると気づいたのであれば、入国審査前に破棄することを強くおすすめしたい。
では、チューイングガムを破棄せずに、シンガポールに持ち込んでしまうとどうなるのか…。
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【追加雑学③】シンガポールではチューイングガムを持っていると罰金!?
チューイングガムを破棄せずにうっかり持ち込んでしまうと、シンガポールでは罰金対象になる。旅行者は関係ないでしょ? と思ったそこのあなた! 甘いぞ。旅行者であろうとなかろうと、シンガポールにチューイングガムを持ちこんだ時点で罰金対象となるのだ。
気になる罰金金額は、1万ドル。日本円で80~90万にもなる。さらに…いないとは思うが、万が一ガムを密輸した場合は2万1000ドル、日本円で170~190万の罰金が課せられる。
若干厳しすぎるような気もするが、ここまで厳しくしているからこそシンガポールの美しさが保たれているのだろう。この姿勢は尊敬に値する。
罰金対象は他にもある
シンガポールは、罰金大国といっていいほど多くの項目が罰金対象となっている。いくつか紹介するかので、シンガポールへ行く予定がある方はぜひ覚えておいてほしい!
- つばを吐く
- 小さいゴミをポイ捨てする(大きいゴミは裁判所に呼ばれる場合も…)
- 公共トイレの水を流さない
『郷に入っては郷に従え』という言葉がある通り、シンガポールに行く予定がある場合は痛い目に合わないよう、事前にしっかりとリサーチしたほうがいいだろう。
雑学まとめ
シンガポールにチューイングガムを持ち込めないとは、驚いた。しかし、理由を知れば納得できたのではないだろうか。
チューイングガムを手放せない、という方はともかく、そうでなければシンガポールにいる間はガムのことを忘れたほうが滞在を楽しめること間違いなしだぞ!
ちなみに、世界にはまだまだ不思議な法律があるらしい…。気になる雑学記事はこちらから、ぜひチェックしていってくれ!
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