シンクロナイズドスイミングという競技は誰もが耳にしたことがあるだろう。水中で曲に合わせて、技術の正確性や表現の美しさを競うあのスポーツ。
現在は、アーティスティックスイミングといわれている。では、その選手たちが、1日に体重が著しく変化する過酷な練習やハードな食事をしているのは知っているだろうか?
きらびやかな衣装で演技をし、多くの人を魅了する裏側では想像を絶する練習をしていた! 今回はそんなアーティスティックスイミングについての雑学を紹介していく!
【スポーツ雑学】アーティスティックスイミングは1日に1kg落ちる?
【雑学解説】アーティスティックスイミングのまさに地獄な練習メニュー!
1日で1kg体重が落ちてしまうアーティスティックスイミングの練習メニューはまさに地獄!
アーティスティックスイミング選手は水の中で曲に合わせてひたすら動き続けなければならない。水の中では抵抗力が生まれるため、体にかかる負担も大きい。それに耐えられる体力を身に付けなければならない。
主な練習メニューはこちら!
- 腹筋を2500回
- 高地トレーニング
- ウエイトトレーニング
- マスクをつけてエアロバイク
- 2kgの重りをつけて2~5kg泳ぐ
- 潜水100m以上した後にフルの演技を3回連続行う
- 50mダッシュした後に息を止めて50mダッシュ
このようなメニューを1日に平均12時間もしているんだとか。まさに地獄の練習量といえる。しかし、水中で演技をするアーティスティックスイミングは筋肉を付けすぎるのもNG。さらには「浮力」も必要。
つまり水中で浮くことも必要とされる。そのためアーティスティックスイミング選手は体脂肪を20%前後にする必要があるそう。この筋肉と体脂肪のバランスも考えて過酷な練習をしているのだ。
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【追加雑学①】アーティスティックスイミング選手は食べるのもハード!1日の食事量とは?
スポーツ選手は体が基本! しかしアーティスティックスイミング選手の食事は鬼のようなトレーニングになっている。普通の人は食事が楽しみで、食べるために仕事を頑張る! なんて人も多いはず。
しかし、アーティスティックスイミング選手の食事はまさにフードファイター並み! 1日に5~7食ほど食べる人もいて、練習の合間の10分で、おにぎりやパンをパクリ。摂取カロリーを比較すると力士と同じ量を食べている。
アーティスティックスイミング選手の1日の摂取カロリーは、多い人だと約5,000~7,000kcal。成人女性の1日の摂取カロリーは約1,800kcalなのでおよそ3倍~4倍の量になる。
アーティスティックスイミング選手には食の細い人もいるが、その人にとっては本当に地獄のトレーニングなんだそう。中には食事をミキサーにかけて胃に流し込む人も…。食事をするというよりも、体の中に物を詰め込むという作業。食事もトレーニングの一種ということだろう。
【追加雑学②】これをマネしたら痩せる?水中ダイエットが効果的!
実はダイエットに最も効果的なのは水中ダイエットなのではないか、という説もある。
ダイエットをする上で、重要なのは「有酸素運動」と「無酸素運動」を取り入れることだ。
有酸素運動は、ランニングや水泳など酸素を取り入れ継続的に筋肉を動かすことで、脂肪を燃焼させる運動方法。無酸素運動は、筋力トレーニングなど短時間で筋肉に負荷をかけ、筋肉量を増やし基礎代謝をあげる運動のこと。
この2つの運動を取り入れることで、効果的に脂肪を減らし筋肉を増やすことができる。また、水の中の抵抗力により、陸上で運動をするよりも効率的にエネルギーを消費できる。なんと1時間のクロールで、ランニング3時間分の消費量に匹敵するといわれる。
泳ぐことが苦手な人は水中を歩くだけでも効果あり! 水中で体を動かすとバランス感覚が養われ体幹を鍛えられるので、身体全体を引き締める効果が期待できる。
興味がある方は、こちらの動画をチェックしてみよう。
雑学まとめ
アーティスティックスイミングについての雑学、いかがだっただろうか。アーティスティックスイミングは華やかな世界かと思いきや、とても過酷。しかし日々のトレーニングやハードな食事をすることで、あんなにも人を感動させる演技ができるのだ。水中のスポーツでは特殊な練習が必要で、体力や根気も重要だろう。
あなたもアーティスティックスイミング選手のマネをして、少しハードな水中運動をしてみては? 1日1kgの体重が落ちるかもしれない。
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