「トルコライス」という洋食メニューを存知だろうか? トルコという名前がついているくらいだからトルコ発祥の料理…? そう思いきや、トルコにトルコライスという料理は存在しない!
トルコライスは日本オリジナルの洋食メニューだ。しかも、一部の地域でしか食べられていない「ご当地グルメ」である。今回は、トルコライスの雑学を紹介していくぞ!
【食べ物雑学】長崎名物「トルコライス」とは?
【雑学解説】「トルコライス」は長崎県のご当地グルメ
トルコライスは長崎県長崎市を中心としたご当地グルメだ。長崎市の喫茶店や洋食店ではお馴染みのメニューである。
スタンダードなトルコライスは、ピラフ(ドライカレー)・トンカツ・スパゲッティーをワンプレートに盛り付けたものになる。トルコライスのトンカツには濃厚なデミグラスソースがかかっている!
付け合せのサラダが乗っていることも多く、一皿でいろいろな味が楽しめるのは嬉しい。「大人のお子様ランチ」と呼ばれることもあるらしいぞ。
こちらの動画は、トルコライス発祥のお店といわれている「ツル茶ん」のトルコライスを紹介したものだ。
濃厚でボリューミー! がっつり食べたい人にはピッタリなメニューだと思った。特に、食べ盛りの学生さんたちは大喜び間違いなしだ。
ちなみに、トルコライスの起源にはいくつかの説がある。たとえば、ピラフは元々「ピラウ」というトルコ料理だから、そこからトルコライスという名前がついた説などだ。残念ながら真相は分かっていない。
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【追加雑学①】「トルコライス」のカロリー
見るからにヘビーなトルコライス。カロリーも相当なものだと予想できる。では、一体どれくらいのカロリーがあるのだろうか? 恐る恐る調べてみた。
トルコライス一皿あたりのカロリーは、900~1,200kcalということが分かった。ただし、これはあくまでも目安だ。
お店によって材料やボリュームが異なるわけだから、場合によっては2,000kcal越え…! なんていうこともあるかもしれない。
【追加雑学②】「トルコライス」があるのは長崎県だけではない?
トルコライスは長崎県長崎市のご当地グルメとして知られている。しかし、実は大阪市や神戸市などにもトルコライスが存在するのだ。どのようなメニューなのか見ていこう。
大阪トルコライス
大阪トルコライスは、チキンライスがベースとなっている。チキンライスに薄焼き卵を敷き、その上にトンカツをトッピングして、仕上げにデミグラスソースをかける。
トンカツとデミグラスソースを使うところは、長崎市のトルコライスと共通している。ちなみに、大阪トルコライスは大阪市旭区にある「イスタンブール」というお店が発祥である。
神戸トルコライス
神戸トルコライスは、炒めたご飯の上にカレーをかけ、生卵をトッピングしたメニューである。トンカツやエビフライなどがトッピングされていることも多い。
残念ながら起源についてはよく分かっていない。学生街にあったレストランで提供されていたという説、米軍将校クラブのメニューだった説の2つが有力だ。
トルコライスの雑学まとめ
長崎県のご当地グルメ、トルコライスの雑学を紹介してきた。なぜトルコライスという名前なのかはよく分からなかったが、ボリューミーで美味しそうなことは間違いない!
ぶっちゃけトルコライスっぽいものは自宅でも作れる。ただ、本場の味はきっと出せないはずだ。長崎方面に行った際はぜひ食べてみてほしい。
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