ホームページの中の404ページという存在をご存じだろうか。該当するページが削除されていたりして見つからないときに出てくるエラーページのことである。
普通ならなんでもない無味乾燥のページなのだが、ある団体の404ページが切なすぎると話題になっている。
それは自然環境保護団体のホームページなのだが、いったい何がそんなに切ないのか? この記事ではその謎に迫る! きっとこの雑学を知ったら、404ページを見たくてたまらなくなるだろう…。
【動物雑学】世界自然保護基金(WWF)のホームページ内の404ページがとても切ない
【雑学解説】自然環境保護団体の404エラーページが絶滅動物図鑑に!
404ページが話題になったのは、国際NGOの自然環境保護団体である世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)、通称「WWF」だ。パンダのマークでおなじみの、自然環境保全に携わる世界的機関である。
「WWF」は様々な環境保全活動を行っており、地球温暖化対策や野生動物保護などを呼びかけている。そんな地球の未来を守るべく活動している団体のメッセージが盛り込まれた404ページがこちらだ。
404ページの「お探しのページは存在しません」という文句にかけて、すでに絶滅して存在していない動物が写し出される。
「世界中を探しても見つけることはできません」というメッセージとともに、白黒のリアルな絵で描かれた動物たち。せ、切なすぎてスルー出来ない!
登場する動物は、リョコウバト・カロライナインコ・オオウミガラス・ドードーなどが確認されていて、ちょっとした絶滅動物図鑑となっているのだ。
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【追加雑学①】今は亡き動物たちがあまりに切なくて、ネットで話題に
このユニークかつ強烈なメッセージを与える404ページは、たちまちネット上で話題になったようだ。
不意に目に飛び込んでくる動物の絵。そして次の瞬間、その生き物がすでに地球上どこを探しても存在しないという悲しい現実を突きつけられる。
この演出に心を揺さぶられるユーザーが続出したのだ。そしてホームページの内容よりも、この404ページにアクセスが殺到するという異常事態になったのだった。
しかし、動物を哀れに思う心優しい人々がまだそんなにいたなんて、この世知辛い世の中もまだまだ捨てたもんじゃないぞ!
【追加雑学②】自然環境保護団体はイタズラのつもりだったのが、予想外の反響
WWFジャパンの広報部によると、実はこの404ページのデザインは、ちょっとしたイタズラだったとのこと。(WWFジャパンスタッフブログより)
それが予想以上に反響を呼んで、当方も驚いたようだ。しかしそれによって、人々の自然環境や絶滅動物への関心が高まったのは間違いないだろう。
ネット上でも、404ページを使って環境について考えさせるメッセージを発信していることに称賛の声が上がっている。
たしかに団体の活動コンセプトとも一致していて、インパクトがあり秀逸なアイデアである。
そしてネットユーザーからしても、検索結果が存在しないという本来ガッカリなページから、普段知り得ない情報が得られたというところがツボなのかもしれない。
404ページに工夫を凝らしているホームページは意外とあり、中にはゲームができたり、企業のアピールの場としても使われているようだ。
雑学まとめ
今回は、自然環境保護団体の404ページが切なすぎるという雑学についてご紹介した。
その真相は、存在しないページにかけて、絶滅して存在しない動物を紹介するというとんちの効いたものだったが、予想以上に人々の心を動かす結果になった。
普通は偶然開かれるページだが、あえていろんな404ページを見てみるのも、意外な楽しみ方かもしれない。
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