アニメや漫画のキャラクターでよくあるのが、決めゼリフ。そのキャラクターならではのセリフで、そのセリフを言っていることが多いものだ。
しかし、お決まりの決めゼリフと思っていたセリフが、「実はそんなに言っていない」という場合もある。
今回は、「北斗の拳」のケンシロウの決めゼリフ「お前はもう死んでいる」に関する驚きの雑学を紹介しよう。
【面白い雑学】「お前はもう死んでいる」は原作では1回しか言われていない
【雑学解説】「お前はもう死んでいる」がケンシロウの決めゼリフになった理由
「お前はもう死んでいる」といえば、「北斗の拳」の主人公であるケンシロウが北斗神拳を使って敵を攻撃したあとに言う決めゼリフだ。このセリフを放たれた敵は爆発四散! まさにケンシロウといえば…というセリフだ。
しかし、この「お前はもう死んでいる」というセリフ、作中でケンシロウが何回も言っているイメージがあるのだが、実は原作である漫画版では1度しか使われていない。
そのシーンが、ケンシロウがカサンドラにいるトキに会いに行く際に、ケンシロウの前に立ちはだかるカシムを撃退したとき。
このときのみ、ケンシロウは「お前はもう死んでいる」と言い放っている。
原作では1度しか使われていないのに、どうしてケンシロウといえば「お前はもう死んでいる」というセリフを思い浮かべるのだろう? その原因は、アニメ版にあった。
アニメの最後には次回予告が付き物だが、その締めの言葉として「お前はもう死んでいる」という言葉が使われていたのだ。
締めの言葉にはこのほかにも様々な言葉が使われたが、「お前はもう死んでいる」は20回ほどと、2番目に多く使われている(ちなみに、1番多く使われた締めの言葉は、38回使われた「北斗の掟は俺が守る」)。
このように、次回予告の締めとしてよく使われていたことから、ケンシロウといえば「お前はもう死んでいる」というイメージが付いたのだろう。原作では1度しか使われていないが、それでもどこか印象深いセリフだ。
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【追加雑学①】「お前はもう死んでいる」にはバリエーションがある
原作では「お前はもう死んでいる」というセリフは1度だけしか使われていないが、似たようなバリエーションはいくつかある。
相手 | セリフ |
ジード666 | お前はもう死んでる |
マダラ | 貴様はすでに死んでいる |
牙大王 | お前の体はもう死にかけている |
最終回の悪党 | お前はすでに死んでいる |
このように、ケンシロウは敵に対して様々な死亡宣告を言い放っていたのだ。
1番最初のジード666に対してのセリフも「お前はもう死んでいる」のでは? と思うかもしれないが、「お前はもう死んでる」と「い」が抜けている。少々惜しかった…。
【追加雑学②】ガンダムの「アムロ、行きまーす!」も1度しか言っていない
決めゼリフつながりで、もう1つトリビアを紹介しよう。「機動戦士ガンダム」の主人公・アムロの決めゼリフといえば「アムロ、行きまーす!」だろう。しかし、このセリフも1度しか言われていないのだ!
アムロは出撃するときによくセリフを発するのだが、その代表的なものが「アムロ、行きまーす!」だろう。実はこのセリフは、アニメ版機動戦士ガンダム第22話の出撃のときにしか使われていない。
これ以外では、単純に「行きます」や「アムロ、ガンダム、行きまーす」といった感じのセリフを発している。様々なバリエーションがある中で、「アムロ、行きまーす!」だけが視聴者に強い印象を与えたのだろう。
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「お前はもう死んでいる」の雑学まとめ
ケンシロウの決めゼリフ「お前はもう死んでいる」にまつわる驚きの雑学を紹介した。決めゼリフと思っているものも、そのキャラクターがよく言っているとは限らない。ケンシロウの「お前はもう死んでいる」のように、原作では1度しか言われていないこともあるのだ。
「実は1度しか言われていない。アニメやバリエーションから、たまたま印象に残っているだけだ」…そう言われても、多くの人がイメージするのならとても印象深いセリフには違いない。