人間は思春期になるとニキビができ始めるが、なんと金魚にもニキビができることが判明していた。追星（おいぼし）と呼ばれるニキビはオスの金魚にしかできることはなく、しかも恋をしたときにできるのだという。
白っぽい点が体にできるため病気と心配されることもあるが、治療しなくても問題はない。今回は、オスの金魚は恋をするとニキビができるという雑学についてご紹介しよう。
また、ニキビと勘違いしやすい白点病についてもご紹介する。
【面白い雑学】金魚のオスは、恋をするとニキビができる
【雑学解説】金魚のオスは繁殖期に白い点が現れる
思春期の男性にはニキビができやすいものだが、ニキビができるのは人間だけではない。オスの金魚は繁殖期になると、エラ蓋や胸ビレなどに白い点が出現するという。
これは追星と呼ばれるニキビで、オスの金魚にしか発生しない。金魚はオスとメスの区別が難しい。そのため、素人でも簡単にオスとメスを区別する方法として、追星ができることを教える場合がある。
上の動画は追星について説明している。この追星は健康なオスの金魚にしか発生しない。追星の現れた金魚はメスの産卵を促そうとして近付くようになるが、気が荒いとメスの金魚を傷つけてしまう場合もあるという。
繁殖期が過ぎると追星は消えてしまうのが普通だが、一年中追星が消えない金魚もいるらしい。追星が消えない金魚は、それだけメスが好きと思われることがあるが、消えないからといって一年中繁殖期なわけではない。
【追加雑学①】金魚のニキビは追星だけではない
金魚のニキビというと追星のことを指すことが多いが、金魚のニキビは追星だけではない。オランダやランチュウのように顔にこぶができるタイプの金魚は、こぶができる直前や成長中にニキビができるという。
このニキビは追星とは違い成長期とは関係なくできるので、いつできるかはわからない。また、オスの金魚だけにできるわけでもない。
病気と勘違いされやすいが、こぶができる前兆で体調とは関係ない。金魚の飼い主の中にはこぶが好きな人もおり、このニキビを見るとこぶができると分かって喜ぶ人もいるという。
このニキビは白いものが飛び出したような形で、頭を中心にエラ蓋などにもできる。ニキビができるのは一時的なものなので、しばらくすると体から取れてしまう。
また、こぶができるタイプの金魚は体の広い範囲に白い点がでることもあるが、これも病気ではなく、ニキビのようにこぶが成長するタイミングでできることが多い。
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【追加雑学➁】金魚の病気はニキビのように見える場合がある
金魚のニキビは病気ではなく健康な金魚だからできるものだ。ニキビができないからといって不健康とは限らないが、追星ができるのは健康なオスの証拠である。
追星以外のニキビも成長するサインなので、健康でなければ普通はできない。しかし厄介なことに、ニキビのように白い点ができる病気が金魚にはある。それが白点病である。
上の動画は、白点病の金魚を撮影したものだ。白点病は白点虫という虫が寄生したもので、体中に白い点が広がっていく病気である。
他にも、尾腐れ病や真菌感染症など、ニキビのように体に白いものができる病気は少なくない。病気になると金魚の元気がなくなったり、体の広い範囲に白いものが広がっていくことで見分けることができる。
素人が見分けるのは難しい厄介な病気が多いが、0.5%の塩水浴で治療することができるという。下の動画は塩水浴を行う様子が撮影されている。
病気用の薬もあるが、金魚が弱ってしまうこともあるので塩水浴をすすめる人は多い。塩水浴は健康な金魚が行っても問題ないという。
金魚の免疫力を上げるため、常に塩水浴を勧める人もいるが、普段から塩水で生活していると病気のときの治療用には使えない。そのため、塩水浴はいざというときに取っておいた方が良いといわれている。
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雑学まとめ
オスの金魚は恋をするとニキビができるという雑学についてご紹介した。金魚にニキビができるのは健康な証拠だ。そのため、放置してもなんの問題もない。
しかし、ニキビに似たものができる病気は金魚の命にも関わる厄介なものなので、しっかりと治療しなければならない。
金魚の飼育に慣れていないとニキビか病気か見分けるのは簡単ではない。怪しいと思ったら詳しい人に相談するなどして、塩水浴で治療を行った方がいいだろう。
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