みなさんは「サモア」という国を知っているだろうか。なんだか南国の暖かい国…というイメージをもつ方も多いだろう。
私は何となく南国=おおらかといったイメージがあるので、みんな陽気で楽しく暮らしていると勝手な想像をしていた。
しかし、実際はおおらかではいられないとてもシビアな法律があったのである。今回はその法律についての雑学をご紹介していこう!
【面白い雑学】サモアでは、妻の誕生日を忘れることは犯罪
【雑学解説】サモアで妻の誕生日を忘れると罰金!
サモアといえば、最近では「モアナと伝説の海」の舞台になったことでも有名だ。とても穏やかで自然が美しい国のイメージだったが、まさか男性にとっては背筋も凍るような法律があったとは穏やかじゃない…。
サモアでは妻の誕生日を忘れることはご法度なのである。では実際に忘れてしまったらどうなるのだろうか。それは有罪とされ、罰金を払うことになる。
後から「ごめんね」といって花束とプレゼントをもっていくというわけにはいかないのだ。
そしてその罰金はどうなるのかというと、なんと直接妻の手に入るということなのだ。これは妻としては素晴らしい。旦那がうっかり飲み歩いたり、変な趣味につぎ込む可能性のあったお金が家計のために使われるのだ。
妻の誕生日を忘れることが犯罪ということは、日本の既婚男性の大半が犯罪者…。いや、それはいい過ぎかもしれない。半数以上くらいにしておこう。
日本人の既婚男性のみなさん、いますぐ妻の誕生日を言ってみてほしい。ほら。どうだろうか。言えるだろうか。
我が家は言えそうで言えなかった。惜しかった。惜しくても残念ながらサモアでは犯罪である。
一生愛することを誓った妻の誕生日を忘れることは、あってはならないことなのである。よってそれは犯罪に値するのだ。
【追加雑学①】サモアで誕生日を忘れることが犯罪になる理由とは?
しかし、サモアではなぜこんな法律が作られたのだろう。
正直、日本に住んでいれば「今日何の日だか忘れてるでしょ?」「え? なんだっけ…」「最低! 来月のお小遣いはマイナス1万!」くらいで終わる。
軽い気持ちで調べたところ、なんだか思った以上にシビアで笑えなくなった。
どうやら妻の誕生日を忘れることによって、国内の死亡率が高くなるからだというのだ。しかも特に夫の死亡率が…。
それはつまり、あれだろうか。なんというか妻が旦那を…とかスナイパーを雇って旦那を…という意味なのだろうか。
サモアの女性は怖い。いや、強い。それは法律にしなければいけないのも納得できる。放っておいたらどんどん男性が死んでいってしまうということだ。
よかった。サモアにこの法律があって本当に良かった。
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【追加雑学②】サモア人男性が「誕生日を忘れないようにする」工夫
とはいえ、法律で決められていてもうっかり忘れてしまうことだってある。いくら法律で縛られていたって、生命の危機がないとはいい切れない。
ではサモアの男性たちはどうやって、この1年に1回訪れる恐怖の1日を忘れないようにしているのだろうか。
色々調べてみていくと、海外のSNSのようなサイトで男性たちがコメントしているのが目についた。ある人によると、誕生日に限らず、記念日などはその1か月前くらいから準備し続けて忘れないようにする。
たしかに、大事な予定を「1週間前まではちゃんと覚えていたのに…」という経験が誰にでもあるだろう。なるほど、そういったための対策というわけだ。
また、とりあえずプレゼントは常にいくつか準備しておくといったアイデアもあった。なるほど、これならうっかり忘れていて急に思い出したり、妻の態度で気が付いたとしてもプレゼントを渡すことができる。
サモアの男性たちは、とても涙ぐましい努力をしているというのが分かった。日本の男性も少し見習ってみたらいかがだろうか。
【追加雑学③】サモアはディズニー映画「モアナと伝説の海」の舞台
冒頭でもお伝えしたように、サモアはディズニー映画の「モアナと伝説の海」の舞台になっているということで最近とても注目されている。
正式な国名は「サモア独立国」といい、ポリネシア系の文化をもつ国だ。人口は多くなく、空気や水がきれいな、本当にモアナの世界のようなところだ。
とはいえ、自然もしっかりと残っていながらも交通の便や食事、ホテル、ショッピングなども楽しむことができる。
モアナのお父さんもとても威厳のある方だが、きっと妻の誕生日前はどきどきしているのだろう。
そしておばあちゃんはいるけれどおじいちゃんがいないのは…などとゲスな考え方をしてしまう自分を反省したいと思う。
観光で行くのにはサモアはおすすめの国なので、ぜひ1度足を延ばしてみてはいかがだろうか。
サモアの雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回はモアナの舞台にもなったサモアの、ちょっとめずらしい法律についての雑学をご紹介した。今度は妻の誕生日を間違えないようにしよう…
ちなみにディズニー映画は吹替にもとても力を入れていて、どの国でもそれぞれ声がなるべく近くなるようにされている。
こちらも24か国分の声で歌われているのだが、違和感は少ないはずだ。