人とは好きな人の事は何でも知りたがる傾向にあると思う。趣味とか、好きなものなど…もっとストレートにいけば、あの娘は自分のことを好きなのかどうなのか? など、気になりすぎて眠れない夜を過ごすこともあるだろう。
もしも、好きな相手の愛情度などが数値で、目で見ることができる機械があれば画期的ではないか? 実はあったのだ、二人の愛情度を測ることができる機械が…しかもあの任天堂の製品なのだ。
独特なフォルムや良い性能のゲーム機を出している任天堂なら、ありえなくもない話である。どんな機械なのか気にならないだろうか?
今回は、任天堂の驚きの製品についての雑学をご紹介しよう。機械の本当の意図を知れば、思わず「なるほど」と、頷いてしまうはず!
【生活雑学】任天堂は「ラブテスター」を販売していた
【雑学解説】「ラブテスター」の仕組みは?
昭和44年に発売されたこの「ラブテスター」というおもちゃは、見た目は何かの測定器のような目盛りの付いたボディから、金属の握り手のようなものが付いた、赤と黒のコードが出た姿をしている。
その金属を二人の異性がそれぞれ持ち、空いた手はお互いに手を繋ぐと、メーターの針が動き出す。その数値がお互いの「ラブ度」を示している、というものである。値段は1800円。おおよそ現在にして7000円くらいの製品である…高い…。
機械に詳しい人ならばどういうことかおわかりだと思うが、構造としては人間の手の汗などから発する微弱な電流が、この機械に検知され、さも愛情を測っているかのように見えるという、いわゆるジョークグッズである。
異性カップルでなくとも、同性・友達・親などの二次元の嫁以外の相手でならば遊ぶことは可能であるし、とてつもなく仲のいいカップルなのに、ラブテスターがうんともすんともいわない…ということもあるが、「あなたの愛なんてその程度なのね!」などと決して怒ってはいけない。
実はこの製品の本当の意図は、別のところにある。
この製品の使用方法の手を繋ぐ、という行為こそが、ラブテスターの本当の目的なのだ。「愛情が測れる」ということを口実にお互いに手を繋ぐことができる。それがきっかけで、二人の親密度が上がることもあるかもしれないのだ。
昭和の時代はまだまだ男女が手を繋ぐなんて、恥ずかしく思うような時代である。そういうきっかけ作りを狙った製品と考えると、なかなか大人向けのチャレンジ精神旺盛なおもちゃだと思う。
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【追加雑学①】ラブテスターは任天堂のゲームに登場する
任天堂といえばテレビゲーム。皆様はどのゲームが好きだろうか。数多くのゲーム本体とソフトを世に送ってきた任天堂ではあるが、実はオマケ要素などで、ラブテスターが登場するTVゲームがいくつか存在するのである。
姿だけ登場するものから、実際にゲーム機の機能を使って二人のラブ度を測れるミニゲームであったり、要素は様々である。以下のゲームに登場している。
- メイドインワリオシリーズ
- どうぶつの森シリーズ
- ピクミン2
- マジック大全
メイドインワリオシリーズのラブテスターは、形は違えど実際に測れる。またマジック大全のラブテスターはなんと、あたかもラブ度が高いかのように見せかけられるマジックツールになっているのである。
しかしどれも最近の子供達が好んで遊ぶゲームばかりであるが、はたしてラブテスターが何なのか、通じるのであろうか…。ゲーム&ウォッチやファミコンロボットでもなかなか際どいというのに。
【追加雑学②】ラブテスターは今でもゲットできる!?
ところでラブテスターの見た目、どのようなものであるか気にならないであろうか? こちらの動画の冒頭部分にラブテスターが登場している。
軽くラブテスターの構造説明も入っている。そして想像していたよりも、小さい機械であるなと感じた。しかしゲームの博物館を作ってしまうとは凄い…ドイツに行きたくなってしまった。
使い方は前途したとおりであるが、この動画を見ながら、筆者も少しネタとして欲しくなってしまった。有名どころのネット通販やオークションなどを調べてみたところ、どうやらこの製品は復刻版が存在しているのだ。
なかなかチャレンジ精神旺盛な復刻版であるが、見た目をそのままに、お値段は3150円と、当時以上にお安く手に入れられる。それでもなかなか手を出すには勇気のいる値段であるが…。
発売日は2010年…中古品を漁るしかない。Amazonなどではまだ、中古品を手に入れることも可能かもしれないので、ネタとして手に入れてみたい方は、ぜひ買ってみてほしい。筆者はこの記事を書きながら冷静になって、購入するのはやめた。
「ラブテスター」の雑学まとめ
今回は、任天堂の「ラブテスター」についての雑学をご紹介した。ラブテスターとは、愛を測る要素のある機械ではあるが、本当の目的は気になる相手と手をつないだり、親密になるきっかけ作りを目的とした、ジョークグッズだった。
気になる相手と復刻版や、ゲーム機のラブテスターを使ってみるのも良いだろう。そこから話題が広がることもあるかもしれないのだから。
もちろん一人でやることは、おすすめしない。それはただ寂しくなるだけである…。
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