昔々、現代のように携帯電話やスマホなどの通信技術のなかった時代。鳩の脚に文書や軽量の物資を括り付けて飛ばす、伝書鳩という通信手段があった。 まるで漫画の世界だが、実際にローマ帝国を中心に広く伝わり、第2次世界大戦中も戦況や作戦などを伝える手段として多くの国で使われていた。 そんな伝書鳩はカワラバトという品種を使用するのだが、なんてことはない。公園にいるいつもの鳩である。 伝書鳩は動物能力帰巣本能を利用して、遠隔地に輸送した鳥に文書などをもたせ、元の拠点へ飛ばす仕組みとなっており、いろいろな鳥で試した結果、 ...