高いところから落ちたとき、少なからず衝撃を受けるが、1mの高さから落ちたときと5mの高さから落ちたときではその衝撃の大きさは異なる。当たり前だ。しかし、この人間やその他の動物にとって当たり前のことが、アリをはじめとする虫には通用しない。 たとえば、我々人間が高さ30mの高層ビルから落ちたとしよう、おそらく無事ではいられまい。では、アリではどうだろうか。結論からいうとアリは高層ビルから落ちても死ぬことはない。 それどころか、アリはその100倍の3,000m上空から落とされても死なないのだ。これには質量と重力 ...