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【動画】世界最古のスーパーヒーローは日本生まれだった!【黄金バット】

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雑学カンパニー編集部

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世界最古のスーパーヒーローは日本生まれだったという雑学

スーパーヒーローの元祖といえば、スーパーマンを思い浮かべる人は多いだろう。しかしそれよりも古い1934年に、マンドリック・ザ・マジシャンというヒーローが生まれている。

では、マンドリック・ザ・マジシャンが世界最古のスーパーヒーローなのだろうか? 世界的には、そういう風に見えていたかもしれない…しかし実は、日本ではさらに遡った1930年にスーパーヒーローが誕生している。

今回は紙芝居から生まれた日本のヒーロー、「黄金バット」の雑学を紹介しよう。

【サブカル雑学】世界最古のスーパーヒーローは日本生まれだった

黄金バットは1930年に日本の紙芝居で登場した。アメリカにスーパーヒーローが登場する以前のことで、世界最古のスーパーヒーローとされている。

【雑学解説】黄金バットは1930年の生まれのスーパーヒーロー

黄金バットは1930年の生まれのスーパーヒーローについてのトリビア

浅草で紙芝居『黄金バット』を上演している男性

マンドリック・ザ・マジシャンが1934年・スーパーマンが1938年・キャプテンマーベルが1939年。

これらのヒーローの誕生以前にも、「スーパーヒーロー」という言葉自体は存在した。ただそれは単に物語の主人公を表すもので、その主人公たちは超人ではない。

超人という観点から考えると、スーパーヒーローが生まれたのは、1930年代といえるだろう。

1930年に登場した黄金バットは、前述のヒーローたちより古い。実質、世界最古のスーパーヒーローと呼んで間違いないわけだ。

ドクロの頭部をもち、黄金に光り輝くマント姿。彼が現れるときは高笑いが響き渡る。ほ…本当にヒーローなのか…?

紙芝居で主役を奪い取る衝撃的なデビューを飾る

黄金バットが登場したのは、紙芝居で人気を誇った「黒バット」という作品が最初だった。真っ黒なドクロ姿の怪盗が、次々に盗みを行う物語だ。

黒バットは超人的な能力をもつ主人公だったが、彼は悪役なのでヒーローとは呼ばれなかった。今なら「ダークヒーロー」なんて言葉もあるが…。

当初から物語は黒バットを誰かが倒すことで完結される予定だった。しかし彼には不死身という設定があり、しまいには作者自身どうやって倒せばいいのか、わからなくなってしまったという。

そこで、もっと強い正義の味方を登場させることにしたのだ。それが黒バットの色を黄金に変更し、衣装を変えた黄金バットだった。

いきなり出てきて主人公を倒してしまうのだから、子供たちからすればそのインパクトは絶大だ。終盤に少し登場しただけなのに、彼は瞬く間に人気になっていく。

こうして引き続き、黄金バットを主人公にした物語が続いていくことになったのだ。ラスボスが主人公になってしまうトンデモ展開である。

戦後の日本でも大活躍

戦後の日本でも大活躍についてのトリビア

戦前の日本で非常に人気が高かった黄金バットだが、空襲で大多数の紙芝居が焼けてしまった。残ったものも傷みが激しいため、当時の作品を見ることは不可能に近い。

しかし、戦後になっても人気は衰えなかった。その影響力に目をつけたGHQによって、黄金バットの外見を白人にした紙芝居も制作されたという。ただし、そんな印象操作のような試みは評判が悪く、すぐに元の姿に戻っている。

1950年・1966年には、二度にわたって実写映画化。1967年にはテレビアニメになった。アニメより映画化が先というのも、現代の感覚からすれば斬新に思える。

以下に当時の映画の予告編を紹介しておこう。

やはり悪役のような見た目をしているが、これでもれっきとした正義の味方だ!

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【追加雑学①】黄金バットが強すぎるとネットで話題に

2011年には、ニコニコ動画でテレビアニメの無料放送が行われたことで、人気が再燃することになる。

何より黄金バットが圧倒的に強いことが話題になった。敵役のナゾー帝国は、各国の軍隊を簡単に蹴散らし、小国を短時間で占領するなど、かなり恐ろしい組織だ。しかし黄金バットが強すぎるせいで、全然大したことがないように見えるのだ。

核爆発が起きても無傷などというのは序の口。何が起きても絶対にダメージを受けない。攻撃にしても、物理攻撃が通用しないはずの敵を普通に突き刺して倒したり、不死身の敵を二度と復活しないように倒すなど、もう何でもありである。

…あれ? ヒーローものといえば、もっとハラハラする要素があったと思うのだが…。

まったくそのとおりで、いつも簡単に敵を倒してしまっては面白くない。よって黄金バットも苦戦することがある。しかし普段が強すぎるため、苦戦している様子がわざとらしいのだ。

作品の人気が盛り上がったのは、そのネタのような強さのおかげといっていい。ニコニコ動画を利用する人ならわかるだろう。作品の不自然な点を茶化すコメントをして、楽しむ文化があるからだ。

【追加雑学➁】アニメでは黒い黄金バットが登場した

アニメでは黒い黄金バットが登場したというトリビア

アニメでは「暗闇バット」というキャラが敵として登場する。強すぎる黄金バットを倒すために、ナゾー帝国が復活させた超人だ。

紙芝居の時代に、黒バットを倒すために黄金バットを登場させたのと逆の展開になっており、暗闇バットの見た目もそのまま、黄金バットの黒バージョンだ。

しかし、暗闇バットは期待に反して小者だった。初対決では大して盛り上がりもなく倒されてしまう。その後、最終回では復活して再登場。何度も復活する点を踏まえて、一応強敵…ということにしておこう。

【追加雑学③】2000年には新アニメが制作される企画があった

2000年には新アニメが計画されたが、残念ながらお蔵入りになってしまった。そのプロモーションアニメが以下の動画だ。

雰囲気が旧アニメとは大きく違うが、ナゾーは健在なようだ。最後の黄金バットの攻撃で、敵ごと町が吹き飛んだように見えるのが気になるところだが…。

もっとも、旧アニメでは敵以外にダメージを与えない攻撃も当たり前だった。新アニメでも敵だけを倒して、街は無事というご都合展開は健在ということだろうか。

雑学まとめ

今回は、世界最古のスーパーヒーロー「黄金バット」に関する雑学を紹介した。

黄金バットは世界最古のスーパーヒーローにふさわしい圧倒的な強さを誇る。ネタになるぐらいのその強さを、一度は見てもらいたいものだ。しかし現在はニコニコ動画の公開も終了しており、DVDのレンタルも数が少なく、あまりお目にかかれない。

手軽に見られないという部分も含めて、なんともニクイ作品である。

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