ディズニー映画の日本語吹き替え版は声優さんだけでなく、普段テレビで見かける有名タレントが担当することも多く、なにかと話題になる。
物語の世界観に忠実なことをモットーにするディズニーのこと、抜擢されるタレントは、いつもそのキャラクターのイメージ通り。そんななか、今回紹介するのは1991年に日本語吹き替え版が公開された『リトルマーメイド』の声優に関してだ。
なんでも完全に見た目が理由で抜擢された人物がいるのだとか…。そのキャラクターは、タコの足をもつケバケバしいメイクの魔女アースラ。え…アースラに似てるって、相当濃い感じだぞそれ…。
ということで今回は、そんなアースラを演じた声優に関する雑学だ!
【サブカル雑学】ディズニー映画『リトルマーメイド』のアースラ役の声優は見た目で抜擢された
【雑学解説】「この人しかいない!」と抜擢されたアースラの声優
リトルマーメイドの日本語吹き替え版でアースラ役を担当したのは、オペラ・ミュージカル歌手の森公美子さんだ。
明日7/24(水)19:00〜生放送の#FNSうたの夏まつり に『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト』そして『レ・ミゼラブル』カンパニーとして出演させて頂きます♪
それぞれの作品の世界を少しでも感じて頂けるように、心を込めて歌います!
ぜひぜひご覧ください💓シスターの衣装で森公美子さんと☺︎ pic.twitter.com/r9KtU1lqyH
— 屋比久知奈/Yabiku Tomona (@YabikuT) July 23, 2019
陽気なキャラクターから"モリクミ"の愛称で親しまれ、テレビでも引っ張りだこ。芸能界屈指のグルメとしても有名で、レシピ本なども多く出版しているマルチな才能の持ち主である。
森さんがアースラ役に抜擢されたのは、彼女の見た目がアースラと似ていたからだ。
とある番組に森さんが出演した際、アースラ役に選ばれたきっかけをこんな風に語っていた。
リトルマーメイドの吹き替え声優を探す際、なかなか決まらなかったのがアースラ役だった。どうしたものかと考えていた監督が何気なく見ていたテレビを見ていると、そこに映ったのが森さんである。この瞬間、彼の脳内に電撃が走った!
「アースラにここまでそっくりな人はいない…! 日本語版のアースラは彼女しかいない!」
という流れで、森さんは日本語版アースラ役として抜擢されることになったのだ。
なんでもディズニー声優に抜擢される基準は、"いかにそのキャラクターが実在しているかのように感じさせられるか"だという。そう考えると見た目で選ばれるというのは、割にあることなのかもしれない。
もっともアースラは森さんのキャラクターとはまったく違う、ドスの効いた悪役だが、見事に演じてみせるあたりはさすがミュージカル女優である。
ちなみに『リトルマーメイドⅡ』に出てくるアースラの妹モルガナを演じているのは久本雅美さん。
意外と知られていないみたいなので…
アースラ様には妹がいて、モルガナって名前なんだけど、アースラ様よりかなり細身。
気になる人はリトルマーメイドⅡに出てるから是非観て欲しいなっていう個人的宣伝🐙 pic.twitter.com/RhyGlXVStm— ひより(→)🌺ϵ( 'Θ' )϶ (@nariyuki0012) June 9, 2020
アースラの圧巻の迫力は森公美子じゃないと演じられない!
見た目でアースラ役に選ばれたというのは、失礼ながら笑ってしまうようなエピソードだが、森さんが選ばれたのはなにも見た目だけが理由ではない。
リトルマーメイドの魅力のひとつがアースラの圧巻の歌声にあることは、映画を観た人ならみんなわかっているはずだ。あの歌唱シーンを演じられる人は森さんしかいない。
森さんは見た目から、演技力、歌唱力まですべてアースラに適任だったわけだ! 以下は森さんが演じたアースラの歌唱シーン。
後半になっていくほど増していく高揚感にどんどん引き込まれていく…。
作中で求められるのは単純な歌唱力ではなく、セリフを交えながら歌唱シーンを演じられる力だ。ベテランミュージカル歌手の森さん以上に、この役を演じられる人はやっぱりいない!
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めちゃめちゃすごい!ミュージカル歌手としての森公美子
お茶の間では歌手としてよりもタレントとしての活動が目立つため、ミュージカル歌手としての森公美子さんの活躍を知っている人というのは、意外と少ないんじゃないか。
多すぎてすべてを紹介することはできないが、彼女の歌手としての経歴を簡単に紹介しておこう。
- 1982年…『修道女アンジェリカ』でオペラデビュー
- 1985年…東宝ミュージカル『ナイン』でミュージカルデビュー
- 1988年…初のアルバム『MY LOVE』をリリース
- 2000年…映画『ポケットモンスター結晶塔の帝王』の主題歌『虹が生まれた日』の歌唱を担当
- 2007年…ミュージカルの代表作を集めたアルバム『メモリー☆森公美子ミュージカル・ベスト I am a Singer Kumiko Mori』をリリース
このほか、アニメの主題歌を数多く担当しているほか、ミュージカルの出演歴を辿ると…
- 東宝『ラ・カージュ・オ・フォール』
- 東宝『レ・ミゼラブル』
- 『ヘンゼルとグレーテル』
- パルコ『ウィズ~オズの魔法使い』
- 東宝『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
- 東宝『イーストウィックの魔女たち』
などなど、有名作品に何年も連続で出演している正真正銘の実力派だ!
こんな経歴を見ているとあたかも才能に恵まれている人のように思えるが、実は森さんの下積み時代は順風満帆ではないのがまた興味深い。
森公美子がミュージカル歌手になった経緯
森さんの歌手としてのキャリアは、神奈川の昭和音楽短期大学を卒業したあと、オペラの名門である二期会オペラスタジオに入ったことでスタートした。
しかしプロの現場を目の当たりにすると自分の実力不足を痛感し、本場イタリア・ミラノで歌を学び直す決意をする。なんでも留学費用の100万円は成人式に振袖を着ない代わりに、親御さんにお願いして出してもらったという。
その後、ロンドンで観たミュージカル『マイ・フェア・レディ』に衝撃を受けたことで、ミュージカル歌手への転向を決意。
初めて受けたミュージカルのオーディションでは「バック転ができないと採用できない」と言われる難関に出くわしたが、持ち前の身体の柔らかさを使って、ブリッジの態勢からバック転を成功させてみせたという裏話も…。
彼女の大きな身体を考えればバック転をできること自体、ただごとではないことがわかる…。凄まじいプロ根性! この覚悟こそ、今も多くの舞台で活躍する森さんの土台を作っていると思っていい。
このようにして、森さんは以降長きに渡るミュージカル歌手の道を歩み始めたのである。
以下は2016年度の昭和音楽大学卒業式にて演じられたミュージカル『天使にラブソングを~シスター・アクト~』の一幕。歌唱力はもちろんのこと、派手なアクション、主役としてのオーラはさすがとしかいいようがない。
【追加雑学①】『リトルマーメイド』のその他の配役は?
リトルマーメイドの声優といえば、その知名度からやはり森公美子さんが取り沙汰される。一方、同作のそのほかの配役についても気になるところだ。英語版・日本語版ともにそれぞれ見ていこう。
アリエル役
美しい歌声をもつ人魚姫のアリエル。英語版はアメリカの女優・オペラ歌手のジョディ・ベンソンさん、日本語版は声優のすずきまゆみさんが勤めているぞ!
英語版…ジョディ・ベンソン
Happy Birthday Jodi Benson. Jodi Marie Marzorati Benson is known for providing the voice of Disney's Princess Ariel in The Little Mermaid. pic.twitter.com/wzHGQ8l8eY
— Big Ears Adventures (@BigEarsAdventur) October 10, 2017
ジョディ・ベンソンという人物を語るうえで欠かせないのは、1992年にブロードウェイ・ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』の公演を経て、アメリカ演劇界の最高権威であるトニー賞主演女優賞を受賞していること。
トニー賞はアカデミー賞やグラミー賞と並ぶ賞で、この時点でとんでもない女優さんであることは明白だ!
以下の動画で、ベンソンさんがリトルマーメイドの挿入歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌っている様子が見れる。
アリエルの可憐なイメージがあってか、以降ベンソンさんは声優として『トイストーリー』シリーズのバービー人形役なども務めているぞ!
日本語版…すずきまゆみ
『#シュガーラッシュオンライン』大ヒット記念プリンセス声優・スペシャル舞台挨拶に鈴木より子さん(#シンデレラ 役)、すずきまゆみさん(#ムーラン/#オーロラ 役)が登場👑🏰
お2人は、会場に思い思いのシュガラ衣装✨で劇場に駆けつけた皆さんと、トークで大盛り上がり❣️ pic.twitter.com/Mn1DNc9OdB— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) January 26, 2019
アリエルの日本語吹き替えを担当したのはすずきまゆみさん。「ディズニーのヒロインといえばこの人!」といえるぐらいの声優さんで、出演作品は以下の通り。
- 『ムーラン』(ムーラン役)
- 『ターザン』(ジェーン役)
- 『眠れる森の美女』(オーロラ姫/ブライア・ローズ役)
また金曜ロードショーで映画『ローマの休日』が放送された際は、オードリー・ヘプバーン演じるアン女王の吹き替えを担当した。
すずきさんバージョンの「パート・オブ・ユア・ワールド」の動画もどうぞ。ベンソンさんに比べると、日本人独特の奥ゆかしさがある感じがする。
トリトン役
アリエルの父親で海の王であるトリトン。英語版はアメリカのコメディ俳優ケネス・マースさん、日本語版は声優の久米明さんが担当している。
英語版…ケネス・マース
#BDayKH Happy 82nd Birthday to Kenneth Mars (original voice of King Triton) Died: 12/02/2011 https://t.co/TAjGvuu1ol #KingdomHearts pic.twitter.com/BXxkXOS5h0
— Please follow our main account @KH13com (@KH13community) April 4, 2017
ケネス・マースさんはアメリカで人気のコメディ俳優。しかし声優としての評価も高く、『バットマン』や『ピンクパンサー』など、90年代を代表するアメリカのアニメ作品に多く出演しているぞ!
日本語版…久米明
俳優・声優の久米明さん、心不全で死去 96歳https://t.co/NmqGynXCJP
俳優や声優として長く活躍された久米明さんが23日未明、心不全で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。(省)#久米明さん pic.twitter.com/aCldapw84t
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) April 23, 2020
2020年4月23日、96歳でその生涯に幕を下ろした。
出演作品はさすがにここでは紹介しきれないが、特に洋画の吹き替えが多く…
- 『風と共に去りぬ』
- 『猿の惑星』
- 『タイタニック』
- 『ホームアローン2』
など、ほんとに誰でも知っているような作品に数多く出演している。
セバスチャン役
カニのセバスチャンは、トリトンに仕える宮廷音楽家で、アリエルのお目付け役。英語版は俳優・歌手のサミュエル・E・ライトさん、日本語版は俳優の上條恒彦さんが担当している。
英語版…サミュエル・E・ライト
#MyVoiceWouldBeGreatFor Sebastian. 😍 Samuel E Wright pic.twitter.com/eXtk3X96T9
— VeldLot🌷 (@VeldLot) December 6, 2018
サミュエル・E・ライトさんは1997年、ミュージカル『ライオンキング』でトニー賞助演男優賞を受賞した実力派俳優。
もともとすごい俳優だったのはたしかだが、ライトさんの成功はリトルマーメイドの出演なくして語れない。彼が歌手として一躍有名になったのは、主題歌の「アンダー・ザ・シー」を歌ったことがきっかけだったのだ!
アンダー・ザ・シーは1991年にグラミー賞を受賞。このことからライトさんは"セバスチャンの人"として注目され、2015年からはセバスチャン名義での歌手活動も開始している。
以下はアンダー・ザ・シーの歌唱シーン。この曲はもうおなじみだよね!
日本語版…上條恒彦
【井上芳雄】「レジェンド・オブ・ミュージカルVol.5inシアタークリエ」レジェンドに上條恒彦さんをお迎えしました!井上曰く"生きるレジェンド"上條さんのウィットに富んだトークと圧巻のパフォーマンスには一瞬で引き込まれました✨上條さん指揮のもと「バラはあこがれ」の合唱も温かい時間でした💕 pic.twitter.com/Dn8hsa4eM6
— グランアーツ (@Gran_Arts) November 13, 2019
上條恒彦さんは声優としてより、俳優のキャリアを辿るほうが人となりがわかりやすい。出演作品は以下の通り、圧巻のラインナップである…。
- 『三年B組金八先生』シリーズ
- 大河ドラマ『徳川家康』『武田信玄』『秀吉』
- 『医龍』
- 『TRICK』
などなど、代表的なものだけを挙げても名優であることは明らかだ。リトルマーメイドでも主題歌を歌う重要な役を任されていることに納得がいく。
アースラ役…パット・キャロル
How y’all think Ursula from The little mermaid was black when Pat Carrol was the woman who voiced her ? 😂😂 @DisneyStudios #Ursula #LittleMermaid pic.twitter.com/OgGVxntkeV
— TheAllSeeingTy (@tytheanimator) July 3, 2019
英語版のアースラ役を演じるのは、女優のパット・キャロルさん。リトルマーメイド以外の出演作品で有名なものだと、2003年に公開されたアメリカ映画『歌追い人』などがある。
こちらも歌をテーマにした作品で、やはりアースラ役に抜群の歌唱力が求められていたことがわかる。
以下は英語版のアースラの歌唱シーンだ。
エリック役
アリエルが恋した王子様のエリック。英語版はアメリカの声優クリストファー・ダニエル・バーンズさん、日本語版は声優の井上和彦さんが担当している。
英語版…クリストファー・ダニエル・バーンズ
Christopher Daniel Barnes, comédien VO de la série animée ‘Spider-Man : The Animated Series’ souhaiterait reprendre son rôle dans la suite de ‘Spider-Man : Into The Spider-Verse’. (via @ComicBookNOW) pic.twitter.com/7MW5Pt9gV6
— Amazing Bugle (@AmazingBugle) June 22, 2020
クリストファー・ダニエル・バーンズさんは1994~1998年にかけて放送されたテレビアニメ『スパイダーマン』でスパイダーマン役を務めた声優さん。
アメリカでは"スパイダーマンの声"で定着している人である。なるほど、イケメン王子様のエリック役に抜擢されたことにも納得がいく。
…アメリカ人からしたら、エリックからはスパイダーマンの声が出てきているわけだ。それってなんかめっちゃ不思議!
日本語版…井上和彦
おはよう〜〜。あー肩バッキバキだ。実は昨日まで、自分的に大変なお仕事に関わっておりました。やっと終わって一安心!情報解禁はもう少し先。さあ〜風呂入ってこよ〜〜っと。 pic.twitter.com/JkDG7ABrbD
— 井上和彦(声優) (@inouekazuhiko) February 6, 2020
井上和彦さんは声優として、以下のような作品に出演している。これまた見ただけで名優だとわかる作品群である。
- 『マジンガーZ』
- 『名探偵コナン』
- 『NARUTO-ナルト-疾風伝』
- 『おそ松さん』
コナンの白鳥警部とか、NARUTOのカカシ先生とか、クールなイメージの役が十八番。いずれも主役ではないものの、絶妙な人気どころだよね。
【追加雑学②】アースラにはモデルになった人物がいる
森さんはアースラに似ているという理由で声優に選ばれたが…実はアースラには、それとは別にモデルとなった人物がいる。70~80年代、アメリカで一世を風靡した俳優・歌手のディヴァインだ。
ディヴァインはドラァグ・クイーンという、女装姿が特徴の俳優で、アメリカ版マツコ・デラックスなどとも呼ばれている。マツコ・デラックスのほうがあとに登場しているので、彼を日本版ディヴァインというほうが正しいような気もするが。
10/19は、ディヴァイン (Divine)さんのお誕生日。アメリカの俳優、歌手。ドラァグクイーンの草分け的存在で、1970年代のゲイカルチャーの中心人物。映画『ピンク・フラミンゴ』、『ポリエステル』や『ヘアスプレー』など、ジョン ウォーターズ監督作品で主役を。1988年に他界。https://t.co/OtNTxqcYGN pic.twitter.com/O0UoIi9qyP
— レインボーアイル (@rainbowaisle) October 19, 2019
100キロを超える巨体に逆立てたヘアスタイル、そしてけばけばしいメイクはまさにアースラそのもの。
歌も歌うが、こちらはアースラと比べるとだいぶロックな感じである。それにしても強烈なキャラクターだ。
実のところ、ディヴァイン本人は自分がモデルとなったアースラを見ることはできなかった。彼はリトルマーメイドの制作中、1988年に42歳という若さで亡くなってしまったのだ。
自身がディズニーのキャラクターになるなんて、なににも代えがたい栄誉である。ディヴァインも完成した作品を観たかっただろうな…。
【追加雑学③】実写版アースラを演じるのは…?
現在、アメリカで目下制作中の実写版『リトルマーメイド』。ネット上ではアリエル役に黒人のハリー・ベイリーさんが抜擢されたことで物議をかもしているが…、我々が気になるのはやっぱりアースラ役だ!
もちろん森公美子さん…ではない。というかアメリカの実写版に森さんが出てきたら、さすがにそっくりでも浮くぞ。
まだ候補の段階だが、今のところアースラ役にはコメディ女優のメリッサ・マッカーシーさんが挙げられている。
これに関して彼女はトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演した際に質問され、「なんの話?」と返したという。正式発表になっていないがゆえにとぼけたのか、実際は違うのか、真意はわからないが…。
ディズニー実写版「リトル・マーメイド」の主役アリエル役にR&B歌手で女優のハレ・ベイリーが決定。ほか、海の魔女役でメリッサ・マッカーシー、「ROOM ルーム」の天才子役ジェイコブ・トレンブレイや「オーシャンズ8」のオークワフィナなどが出演交渉中。「シカゴ」のロブ・マーシャル監督。 pic.twitter.com/pYA6F0Q7hL
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) July 4, 2019
実写版アースラの人選に異論の声も
実はアースラに対するマッカーシーさんの人選に異を唱える声がある。理由は「マッカーシーはディヴァインのようなLGBTじゃないぞ」というもので、反対している人たちは同国でLGBTのシンガーとして知られているリゾを推しているのだという。
リゾ自身、「ぜひ自分を!」とSNS上でディズニーに猛アピール中である。
I’M URSULA. PERIOD. @Disney pic.twitter.com/9YPVPPvVpz
— Feelin Good As Hell (@lizzo) November 1, 2018
というか、配役に関して国民から待ったがかかるって…ディズニーどんだけだよ。改めて影響力のすごさを思い知らされる。
実写版リトルマーメイドの今後の動向にも注目だ!
雑学まとめ
今回は、ディズニー映画『リトルマーメイド』の吹き替え版の声優についての雑学を紹介した。
圧倒的なキャリアを誇る声優陣のなか、"見た目が似ている"という異例の理由でアースラ役に抜擢された森公美子さん。しかし彼女が選ばれたのは、やっぱり見た目だけが理由ではない。
ミュージカル女優である森さんは物語を演出するプロである。ディズニーの悪役のなかでもアースラが類まれな人気を誇っていることから、この配役が適任だったことは明らかだ。