パトカー。それは犯罪の予防・取り締まりを行う自動車だ。
「ウーウー」というサイレンの音が鳴り響くと、何も悪いことをしていないのに背筋がピンとなる…。そんな経験をしたのは私だけじゃないはずだ。
そんなパトカーにも速度違反があることを、つい最近知った。スピード違反を取り締まるパトカーに速度制限があると? それは一体どういうことだ。
好奇心旺盛な私は、すぐさまその内容について詳しく調べてみた。
【生活雑学】パトカーにもスピード違反がある
【雑学解説】パトカーの最高速度は決まっているが…
パトカーの緊急時最高速度は100km/hに定められているらしい。京都府警のパトカーは高速道路上を145km/hで走行していたため、兵庫県警に検挙されたそうだ。
普通車もパトカーも関係なく、高速道路上で40km/h以上オーバーすると、違反点数が6点つく。
つまり、運転していた警察官は免停をくらったということだ。
運転していた警察官によると、「通報があり、被害の全体像が見えなかったため、一刻も早く到着したかった。」という言い分があったそう。同じ警察官が取り締まるという、後味の悪い事例になってしまった。
ただし、スピード違反の車を追いかけるときはまた別。スピード違反を取り締まるときは、例外的に速度制限が設けられていない。
そりゃそうだ。高速道路を140km/hで走っている車を追いかけるのに、100km/hだとそうそう追いつけない。
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【追加雑学①】サイレンを鳴らさなくても速度違反を取り締まれる?
スピード違反なら何キロでも出していいということはわかった。しかし、条件がある。
赤色灯を点灯させてサイレンを鳴らさないといけないらしい。
サイレンを鳴らすと、スピード違反の犯人に「今、追いかけているぞ!」と宣伝しているようなものだから、逆にデメリットなのでは…、と考えてしまったのは私だけだろうか。
実は、このようなデメリットを考慮して、スピード違反を追尾中のパトカーと白バイ限定で、赤色灯のみ点灯させて法定速度を超えるスピードで走ることができるそう。検挙する直前にサイレンを鳴らせばOKだそうだ。
ただ、猛スピードで追いかけられたら結局バレると思うが…。
【追加雑学②】駐車違反で違反キップを切られたパトカーもある!
パトカーがスピード違反で検挙されたという例もびっくりしたが、駐車違反で検挙されたパトカーもいるということに、さらに驚いた。
しかし、パトカーがスピード違反するより事例が多いらしい。
道路交通法によると、交差点から5メートル以内の場所に駐車するのは違反とされているため、その場所に駐車していたパトカーが、駐車違反として取り締まられたそうだ。
緊急性があるときは、駐車禁止区間で駐車できることもある。しかし、そのとき捕まったパトカーは一時停止違反の取り締まりを行っていたため、交通違反に該当すると判断されたという。
警察官が警察官を取り締まっている様子を想像すると、なんだかなんとも言えない感情が湧いてくる。
パトカーの雑学まとめ
今回は、パトカーもスピード違反で捕まるという話についてご紹介した。このことから、警察やパトカーにも一般市民と同様、規則があることが分かる。
警察が警察を取り締まるという、あまり見たくない事例もあったが、今後はないことを祈る…。
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