古米(こまい)。それは、前年に収穫された米のことである。いくら米の保存技術が発達してきたとはいえ、古米はパサパサしていてあまりおいしくない。
米は日本人の主食である。おいしくないご飯を食べ続けるのは正直きつい。
そこで試してほしいのが酒を入れて炊く方法だ。今回は、古米の雑学を紹介していくぞ。
【食べ物雑学】酒を入れて古米を炊くとおいしくなる!
【雑学解説】酒で古米がおいしくなる理由とは?
炊き上がった古米を食べて愕然とした経験はないだろうか? 新米と比べてパサパサで、古米独特のにおいが気になる。
時には黄ばんでいることもある…。これでは食が進まない。
そんな時、救世主となってくれるのが酒である。しかも方法は超簡単だ! 炊飯器のスイッチを入れる前に、少量の酒を加えるだけで良い。
- 軽量カップで古米を計る
- 普通に古米をとぐ
- 炊飯器に古米と水(規定量通り)を入れる
- 古米2合につき小さじ2~3程度の酒を加える
- 炊飯器のスイッチを押す
たったのこれだけで古米がおいしく炊き上がる。ちなみに、酒は日本酒でも料理酒でもどちらでも問題ない。
酒で古米がおいしくなる理由は、酒に含まれる「アルコール分」と「糖分」のおかげである。
まず、酒のアルコール分が古米特有のにおいをやわらげてくれる。さらに、酒に含まれる糖分が古米に甘みを与え、ふっくらと炊き上げてくれるのだ。
ちなみに、米を炊く過程でアルコール分は飛ぶので子どもが食べて問題ない。ただし、酒を多く入れすぎると酒臭さが残ってしまうことがあるから注意しよう。
こちらは、酒だけでご飯を炊いたチャレンジャーの動画だ。
さすがに酒だけで米を炊くとイマイチらしい。おいしいさとまずさが同時にくるなんて少し興味はあるが…。みなさん、くれぐれもマネしないように!
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【追加雑学①】酒がないときの代用品
「酒を切らしてしまった…」という人も安心してほしい。実は、酒以外にも古米をおいしく炊き上げる調味料はいくつかある!
- みりん(米2合につき小さじ1~2)
- サラダ油やオリーブオイル(米2合につき小さじ1)
- はちみつ(米2合につき小さじ1)
- にがり(米1合につき1滴)
入れる量についてはおおよその目安である。入れすぎると味に影響が出る可能性があるから、今回は少なめに紹介している。自分で調整しながら入れていってほしい。
【追加雑学②】冷凍ご飯も酒でおいしくなる!?
節約のために、まとめて米を炊いて冷凍保存している人は多いと思う。便利な冷凍ご飯だが、どうしても味が落ちてしまうのが悩みである。
実は、そんな冷凍ご飯にも酒が使えるのだ! しかもやり方は超簡単である。ご飯を解凍する前に、茶碗1杯分につき小さじ1~2杯の酒をまんべんなく振りかけよう。
あとは普通に電子レンジで加熱するだけで良い。まるで炊き上がりのようなふっくらご飯が完成する! たったのこれだけで冷凍ご飯がおいしくなるなら試さないと損である。
酒を入れて古米を炊くとおいしくなる|雑学まとめ
今回は、古米をおいしく炊き上げる裏技について紹介してきた。酒を加えるだけなら手軽だしコスパも良い。もし酒がなくても、みりんや油などどれか1つくらいは家にあると思う。
ちなみに、今回紹介した方法は新米でも使える。「新米なのになぜかまずい」「ネットで米を注文したら、精米日の古い米が送られてきた」というときはぜひ試してみてほしい。
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