子どものころによく飲んだ飲み物といえば? 人によっていろいろな回答があると思うが、「ヤクルト」と答える人は多いのではないだろうか。私はお腹の弱い子どもだったので、乳酸菌飲料のヤクルトはよく飲んでいた。
ヤクルトは乳酸菌飲料だけでなく、インスタントラーメンの開発も行っているのをご存知だろうか? しかもそのラーメンは、意外なものを入れた健康志向の商品なのである。
いったい何が入っているんだ…。まさかヤクルト? 今回は、ヤクルトのインスタントラーメンについての雑学を紹介していく!
【食べ物雑学】ヤクルトはインスタントラーメンを開発している
【雑学解説】クロレラ入りラーメンは青汁入りラーメンに進化した
ヤクルトは乳酸菌飲料などの、体にいい商品を手がけているイメージが強い。そのヤクルトが、どちらかといえば不健康そうなイメージのインスタントラーメンを作っている。この事実だけでも、驚く人がいると思う。
ヤクルトでは1965年からインスタントラーメンの販売をしており、隠れた人気商品である。発売当時は「ヤクルトラーメン」という名称で、特別な材料が使われていた。
麺に「クロレラ」が練りこまれていたのだ。ヤクルトじゃないのかよ!
クロレラは緑藻類という藻類の一種で、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどを含むため、健康食品として注目を集めてきた。このクロレラを麺に練りこむことで、かんたんに食べられて栄養にも配慮したインスタントラーメンが誕生したのである。
ヤクルトラーメンはクロレラを入れたことによって、見た目にもおもしろい特徴が。麺の色が緑色だったのだ。
クロレラは緑藻類の名のとおり、緑色をしている。クロレラの緑色によって、麺自体も緑色に染まったということか。
クロレラ入りインスタントラーメンの販売は、すでに終了している。残念だ…。
しかし、いいニュースもある。麺に粉末青汁を練りこんだ、「麵許皆伝(めんきょかいでん)」へとリニューアルしたのだ! 健康志向のラーメンマニアにはおすすめだぞ!
青汁入りラーメンを実際に食べている動画を発見!
青汁入りのラーメンは健康にはよさそうだけど…。美味しいの?
そんな疑問と不安を解消してくれる、こちらの動画を紹介しよう。青汁入りラーメンを実際に食べている動画だ!
画質はあまり良くないが、麺がほのかに緑色をしているのがわかる。この緑色が、青汁が練りこまれている証なのだろう。
ヤクルトの麵許皆伝シリーズは、定番のしょうゆ味など以外にも、しお味・みそ味・カレー味も発売されている。ラーメンだけでなく、青汁を練りこんだソース焼きそばもあるので、食べたい人は好みの味から試してみよう!
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【追加雑学】クロレラ入りの謎のご当地麺「グリン麺」
青汁入りラーメンも気になるが、やはりクロレラ入りの麺が気になる。どこかで食べることはできないのか…。実は、日本のとある地域ではクロレラ入りの「グリン麺」という、ご当地麺が食べられているとわかった。
グリン麺は北海道の上川郡(かみかわぐん)清水町にある、田村製麺工業が手がけるひやむぎだ。麺にクロレラが練りこまれているため、色は鮮やかな緑色をしている。ひやむぎは本来は白色だから、きれいな緑色に染まるのだろう。
食べ方としては、冷たいひやむぎを食べるときと同じように、めんつゆにつけて食べる。薬味はショウガが定番のようだが、地元の人の中にはわさびをつけて食べる人もいるらしい。そばにわさびをつける感覚か?
暑さで食欲の落ちる夏には、ただのひやむぎよりもクロレラ入りのグリン麺のほうが栄養がとれそうな気がする。暑い夏に備えて、北海道からグリン麺を取り寄せたい。
ヤクルトのインスタントラーメン|雑学まとめ
今回の雑学ではヤクルトの珍しい商品、クロレラ入りインスタントラーメンについて解説した。インスタントラーメンは時代とともに進化しているが、青汁を入れるとは思わぬ方向の進化だ…。さすがヤクルト。
いつものインスタントラーメンを青汁入りのラーメンにし、食後にヤクルトを飲む。それだけで健康になるわけではないが、健康な食生活への第一歩として無理なく始めるには、このくらいがちょうどいいのかも。