「射精が終わって、膣からペニスを抜き出してみたら、コンドームの根元から精液が漏れだしていた…」
これ、めっちゃ恐怖ですよね…。実際コンドームって精液が飛び出すのを防いでいるだけで、根元には出口もあるわけだから、精液が逆流してしまうこともあるのでは? なんて不安に思った人もいるでしょう。
結論をいうとちゃんとした方法で使用すれば、コンドームとペニスのあいだは密閉されているため、こういったことは起こりません。
ただ問題は、ちゃんとした方法で使用できていないケースがけっこうあることなんですよね…。
【性の雑学】コンドームの根元に精液が逆流することってあるの?
射精後にコンドームをすぐ抜き出さなかった場合
射精したあと、彼女の膣にペニスを挿入したまま、セックスの余韻に浸っていたりしませんか?
射精後のペニスが小さくしぼむことは、男性なら重々わかっていること。ゴムはペニスの膨張に合わせて伸びていますから、少しでもしぼんでくると隙間ができてしまいます。
これなら逆流は十分にあり得ますし、抜き出すときに外れてコンドームが膣内に置き去りなんてことも…。射精が終わったら、勃起が収縮しないうちにすぐにペニスを抜き出しましょう。
またプレイが長引いて途中でしぼんでしまった場合などもフィットしにくくなるので、コンドームは新しいものと取り替えるようにしましょう。
コンドームのサイズが大きすぎる場合
コンドームのサイズがペニスに合っていない場合も、逆流の危険性は上がります。
特に気をつけなければいけないのが、コンドームが大きすぎる場合。コンドームが大きいとそのぶんペニスにしっかりフィットせず、だぶつきが出てしまうため、精液が隙間から漏れてしまいやすいです。
コンドームはMサイズだと、ペニスの先端部分の直径がだいたい3.3cmほど。ただ一般的なラテックス素材の場合、伸縮性を加味して0.2cmぐらい小さめのサイズを選ぶのが、ぴったりフィットさせるポイントだったりします。
実際に測ってみるのもよし、着けてみていまいちフィットしないという人は今より小さめのサイズを試しましょう。
コンドームの空気抜きができていない場合
コンドームの装着において、空気抜きはとっても大事。コンドームとペニスのあいだに空気が入ってしまえば、それこそフィットなどするはずもなく、隙間もできれば外れやすくもなります。
方法としてはコンドームの先端、精液溜めの部分をつまんだ状態でペニスに被せることで、空気を入れずに巻き下ろすことができます。「オカモト ゼロツー リアルフィット」のような精液溜めのないタイプでも、この先端をつまむ方法は変わりません。
コンドームを根元まで下ろせていない場合
空気抜きができていても、根元までちゃんと巻き下ろせていないコンドームはまだ、ペニスと完全にフィットしていません。そのまま挿入すれば外れる危険性もあり、やはり隙間もできやすいため逆流の可能性も高いです。
特に重要なのは、ペニスの皮とゴムをしっかりなじませること。これには少しコツがいるので、以下の動画も参考にしてみてください。
雑学まとめ
コンドームは、ペニスとしっかりフィットさせて使えば逆流の心配はありません。しかし、正しく装着方法を学んでおかないと失敗するケースは意外に多いものです。
記事中で何度も説明したように、ポイントはコンドームとペニスがちゃんとフィットしているかどうか。少しでも「なじんでないな…」と感じる場合、そのままの挿入はNGです。
早くセックスをしたい気持ちはわかりますが、くれぐれも納得のいく装着ができたうえで臨むようにしましょう!