みなさんは高級コンドームというと、どんなものを思い浮かべますか? 特に高価なものといえば、やはり薄さ0.01ミリを誇るポリウレタン製などでしょうか。
いやいや、それにしたって5個入りで1,200円ぐらいの話。一度しか使えない消耗品ですから、そこまで高いものはなかなかないんですよね。
…と、思うところですが、今回はなんとなんと…1個7,500円もするコンドームがあるという噂を聞きつけました。なんでもあのルイ・ヴィトンのコンドームだといいますが…そんなの本当にあるの!?
【性の雑学】ルイ・ヴィトンのコンドームが1個7,500円って本当!?
以下はTwitterなどでしばしば出回っているヴィトンのコンドーム画像。
come over [kʌ́m óuvər] 家に来る
※come over だけで「家に来る」という意味になるI bought the Louis Vuitton condom. You want to come over?
ヴィトンのコンドーム買ったんだけど、家に来ない? pic.twitter.com/edOVYt0aat— 英検 1級 英単語 (@eiken1kk) 2018年7月2日
袋だけじゃなくて、ちゃんとゴム自体にも「LV」のロゴが入っているあたりはさすがの手の込みよう。これはセレブなセックスを堪能できそうですね!
ぜひお目にかかってみたいなーと思ったのですが、そのお値段はなんと1個68ドル…つまり7,500円もするのだとか。うおお…買ってももったいなくて使えなさそう…。まあ、記念品的に持っているのはありなのかも!
…と思って探してみたのですが、どうやらこれ、ルイ・ヴィトンでは扱っていなくて、どこにも売ってないみたいですね。ん…? ヴィトンのコンドームなのにヴィトンで売ってないってどういうこと?
建築家のIrakli Kiziriaさんが考案…発売の予定はなし?
そう、実はこのコンドーム、開発したのはヴィトンじゃないんです。「え? じゃあただのバッタもん? まあよくある話か…」っていうのも違いますよ!
このコンドームを開発したのは、建築家のIrakli Kiziriaさん。ヴィトンがエイズ撲滅運動に参加する企業のひとつだと知った彼は、そのブランドイメージを使ってよりコンドームの普及を推進できないかと考えたんだとか。そしてこのコンドームを開発し、発売をヴィトンに交渉しているんです。
しかし、情報が出回りだしたのが2011年で未だに実現されていないところを見ると、やっぱり有志が開発したものをヴィトンから発売するのは難しいということなのでしょうか…。ちょっと残念。
ちなみにネットで検索するとシャネルのコンドーム画像なんかも出てきますが、これに関しても正式に販売されている情報はどこにもありません。ヴィトンのコンドームに感化されて、真似して作る人が出てきたって感じですかね?
ジヨンとこのCHANELのコンドーム使って色々したい♡♡
ばく。ごめん黙るわ pic.twitter.com/4n8kRu8ygl
— A-DRAGON. (@a_7fam) 2013年5月15日
エイズ撲滅運動に積極的なヴィトン。2019年はチャリティーキャンドルを発売
「ヴィトンがエイズ撲滅運動に参加してるって、具体的にどんな活動をしてるの?」と思った人もいるかもしれません。最近の具体例を挙げると、2019年10月には非営利のHIV支援団体(RED)とコラボした、とってもオシャレなチャリティーキャンドルを発売しています。
ヴィトンのマスターパフューマーが厳選した天然香料のキャンドルに、容器のデザインは世界で活躍するデザイナー、マーク・ニューソンが手掛けたもの。値段は27,500円で、そのうち6,500円ほどがエイズ対策プログラムに寄付されます。かなり太っ腹な割合ですね!
このほかにもユニセフともパートナーシップを結んでおり、途上国や災害に苦しむ国の子どもたちの支援に、7億円を超える額を寄付していたり…。
雑学まとめ
ヴィトンのコンドームは発売を望む有志によって開発されたもので、今のところ正式な販売の目途は立っていません。
発売されればたしかにインパクトがあるし、エイズ撲滅のよい啓発になりそうな気もしますが…コンドームはどんな高級品でも使えるのが1回ポッキリなので、7,500円という価格はさすがに現実的じゃないのかも…。
なんにせよヴィトンのような一大企業が名乗りを上げているのですから、私たちも「必ずコンドームを使う」という最低限のことぐらいは守らなきゃですね!