食べ物の由来

実は一緒?パフェとサンデーの違いと由来とは?

雑学カンパニー編集部

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パフェとサンデーの由来と違いは?に関する雑学

皆さん「パフェとサンデーってどう違うの?」と聞かれて、はっきり答えることができるだろうか。

筆者はパフェとサンデーの違いを「えーっと、パフェは細長いグラスに入っていて、サンデーは、もっとこう、平たい形の、脚のついたお皿みたいなのに入ってて…あれ?  でも細長い器に入ってるのにサンデーって呼んでるお店もある気がする…」と、取り留めもない答えしかだせる気がしない。

…皆さんも同じ状態であることを期待しながら、今回の雑学記事ではパフェとサンデーの違いについてしっかりと紐解いていこうと思う。

【食べ物雑学】パフェとサンデーの由来と違いは?

ぷよぷよくん
パフェとサンデーの違い…えーっと…パフェは今どきのカフェにあって、サンデーは昔ながらの喫茶店にあるイメージかなぁ…あ、でもレトロな喫茶店にもパフェってあるよなぁ…
ガリガリさん
パフェとサンデーは同じものだぜ。ただ、発祥国が違うんだ。

【雑学解説】パフェとサンデーは同じもの!?

パフェとサンデーは同じもの?!というトリビア

パフェとサンデーの区別の仕方は、「パフェは細長い容器に入っていて、サンデーは丸い容器に入っている」「パフェは昼間に食べるデザートで、サンデーは夕方以降に食べるデザート」など様々な説が提唱されている。

しかし実際には、パフェとサンデーのあいだにこれといって明確な違いはないのだ!  しいていうなら、「どの国で生まれたか」というだけなのだ。

ぷよぷよくん
生まれた国が違う…?

「パフェ」はフランス生まれ

「パフェ」はフランス語で「完全なる」を意味する「parfait(パルフェ)」を由来とした和製の言葉である。

フランスで、昼食後に食べるデザートとして「パルフェ」は考案された。卵黄に砂糖・ホイップクリームを混ぜたものを凍らせたアイスクリームのような冷菓に、ソースをかけたりフルーツを添えたりしたデザートで、日本の「パフェ」とは異なる。

日本での「パフェ」は、フルーツやアイスクリーム・ゼリー・ホイップクリームなど、いろいろなものが何層にも重ねられているイメージだが、フランスでの「パルフェ」はあくまでもアイスクリームがメインということだ。

ガリガリさん
中に入ってるものは、日本のパフェの方がバラエティに富んでいて『パーフェクト』だと思うぜ。

「サンデー」はアメリカ生まれ

「サンデー」はアメリカ生まれというトリビア

「サンデー」誕生の秘話は興味深い。なんでも、1880年代頃アメリカでクリームソーダが大流行していたそうなのだが、禁欲的なキリスト教の指導者が、日曜日と宗教的な祝日にはクリームソーダの販売を禁止してしまったらしい。

ぷよぷよくん
休みの日こそクリームソーダが飲みたくなるっていうのに…ひどいよ!

これに対して、クリームソーダを販売していたお店たちが、代わりに販売したのが「サンデー」だったということだ。

この「サンデー」は、クリームソーダが日曜日に販売中止となってショックを受けていた、クリームソーダ好きの人達に大好評!  たちまち大人気スイーツとなった。

つまり、「サンデー」の名前の由来は「日曜日」ということだ。しかし、「サンデー」のスペルは「Sunday」ではなく「Sundae」である。「Sunday」はキリスト教において聖日であるため、キリストに敬意を表してスペルを1文字だけ変えたそうだ。

ちなみに当時の「サンデー」は、アイスクリームにチョコレートなどがトッピングされたシンプルなもの。この「サンデー」を食べ残し、これにソーダを加えたもの「マンデー」と呼ばれたらしい。

ガリガリさん
マンデーもサンデーと同じく『Mandae』って書くんだぜ。ちなみにこれ以外の曜日の名前が付いたデザートはないぞ。

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【追加雑学①】パフェとサンデーの分け方は店によって様々!

パフェとサンデーの分け方は店によって様々!というトリビア

明確な違いはないということで、パフェとサンダーの区別の仕方は店によってそれぞれ全く違う。

パフェを提供している代表的な店をいくつか調べてみた!

タカノフルーツパーラー

パフェといえば、タカノフルーツパーラー

老舗フルーツ専門店「新宿高野」のパーラーで、季節に合わせた期間限定パフェをはじめ、フルーツサンドやワッフルも人気である。こちらは、サンデーはなく、全て「パフェ」で統一されていた。

ぷよぷよくん
ちょっと値段が張るけど、フルーツ専門店だけあってクオリティはバツグンなんだよねぇ…毎日行きたいよ…うふふ…

デニーズ

みんな大好きデニーズは、商品のイメージや商品の語感などでその都度決めているという。

著者のデニーズイメージでは、サイズの大きいものが「パフェ」、小さいものが「サンデー」という気がする。

ロイヤルホスト

スイーツのメニューが豊富なロイヤルホストでは、高めのグラスで上品なイメージのデザートが「パフェ」カジュアルなスタイルでアメリカっぽいイメージのデザートが「サンデー」としている。

ガリガリさん
ロイヤルホストのスイーツって、ファミレスレベルを超えてるよな。

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シャノアール

落ち着いた雰囲気が人気のシャノアールでは、ソフトクリームやフルーツなどを高く積み上げたものが「パフェ」で、低く盛り付けたものを「サンデー」としているらしい。

ちなみに高く積み上げたものをパフェというのは、以前販売していた「ビッグパフェ」の名残りだということだが、「ビッグパフェ」がもうなくなっていたのにびっくりしてしまった…。

ぷよぷよくん
えぇ~ウソだ…ビッグパフェのないシャノアールなんて…

このように、パフェとサンデーはお店ごとに好きに使い分けていいなんて、なんだか拍子抜けしてしまう。

ちなみに、上に挙げたお店以外のファミレスでは、「不二家レストラン」や「びっくりドンキー」のパフェが人気が高いそうだ。

「不二家レストラン」に関しては、もともと不二家は洋菓子店なのだから、その美味しさは当たり前といってしまえば当たり前である。しかし、びっくりドンキーはCMのせいか、正直ハンバーグのイメージが強すぎる。なんでも「メリーゴーランド」という可愛い名前のパフェが人気らしいので、ぜひ一度食べてみたい。

【追加雑学②】パフェとサンデーはアラモードとは違う?

アラモードの発祥は、なんと日本である。神奈川県横浜市にある老舗ホテル「ホテルニューグランド」のパティシエが考案した。「アラモード」という名前の由来は、「現代風の」「流行の」を意味するフランス語が由来らしい。

横に広い器にプリンなどのメインとなるデザートを乗せ、アイスクリーム・フルーツ・ウエハース・ホイップクリームなどが盛られている。

アラモードに関しても、パフェやサンデーと同じで明確な違いはなく、呼び方はお店によって様々だそうだ。

ぷよぷよくん
アラモードっていうと、プリンが中心っていうイメージが強いけど…そうでもないんだねぇ。

パフェとサンデーの雑学まとめ

実は一緒?パフェとサンデーの違いと由来についての雑学まとめ

今回の雑学ではパフェとサンデーの違い、加えてアラモードの違いを解明した。長年なんとなーく疑問に思っていたことが、どっちも同じ!  という結論だと少し拍子抜けしてしまう…。

しかしお店によって分け方が違うとなると、このお店はどの基準で分けてるのかなー?  なんて考えながらメニューを選ぶのも楽しそうだ。

ぷよぷよくん
パフェもサンデーもプリンアラモードも冷たくて軽い食べ物だから、カロリーなしと思って食べてるよ。アイスはとけたら液体になるから0カロリーだしね。
ガリガリさん
お前の考え方がオレには分からない。

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