秋といえば「食欲の秋」。そういわれてあなたは何を思い浮かべるだろうか?
「秋の味覚といえば松茸!」「脂ののった秋刀魚を焼いて食べたい。」「栗拾いに行って栗ごはんを炊くのもいいなあ。」「やっぱり新米が楽しみ! シンプルだけど秋はご飯が止まらなーい。」「芋ほりして焼き芋も捨てがたい!」などなど、考え始めるとよだれが止まらなくなりそうだ。
私はどうかと聞かれると、何といっても秋茄子が大好物。それも毎日でも食べたいというくらいの愛し方である。
ただ気になっているのが「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉。なんでそんな風にいうのか知らないけど、こんなに毎日食べてることをお義母さんに知られたらなんかいわれたりするかな…。
というわけで今回は、「秋茄子は嫁に食わすな」についての雑学をご紹介しよう。
【食べ物雑学】「秋茄子は嫁に食わすな」の意味と由来とは?
【雑学解説】「秋茄子は嫁に食わすな」の3つの意味とは?
3つもある理由だが、それぞれが真っ向から対立するような意見。ではいったいどれが正解なのかといわれると、それぞれがもっともらしいことをいっているので、なかなか決着がつかなさそうだ。
それではお嫁さんいじめ・お嫁さんへの気遣い・縁起担ぎという「秋茄子は嫁に食わすな」の3つの意味の由来をそれぞれ見ていってみよう。
お嫁さんいじめ
まずは1つ目の意味だ。「他家から嫁いできた下っ端の嫁なんぞに、美味しい美味しい秋茄子なんか食わせてたまるか。」というお嫁さんをいじめる心からきているという説である。
「えーっ、めっちゃいじわるー!」と思うが、嫁姑問題も多かった一昔前ならありえる話にも思える。
秋茄子好きの私なら、そんなことされたら耐えられないな…。嫁姑戦争が勃発するか、離婚の危機に陥るかのどちらかになりそうである。
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お嫁さんへの気遣い
続いて2つ目の意味だ。「少しずつ涼しくなってきている秋に身体を冷やす茄子を食べて、大切なお嫁さんが身体を壊しでもしたら大変! 心配だから食べちゃダメ。」
と、嫁いできてくれた大切な大切なお嫁さんの身体を気遣って、秋茄子を食べさせないという説。確かに夏野菜の茄子には身体を冷やす働きがある。
が、だからといって全く食べさせないなんてさすがに過保護じゃなかろうか…。私は秋茄子を食べすぎて身体を壊した人になんて、生まれてこのかた出会ったことがないぞ。
縁起担ぎ
最後に3つ目の意味だ。「秋茄子には種が入ってない。お嫁さんが食べると子宝に恵まれなくなってしまうかも!?」
という、まさに縁起担ぎが理由になっている説である。うん、これは完全に迷信だな。
夏にも秋にも毎日のように茄子を食べている私だが、ありがたいことに子宝には恵まれている。心配してくれるのはありがたいが、大丈夫! 心配ご無用といったところである。
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「秋茄子は嫁に食わすな」の由来と意味|雑学まとめ
今回の雑学記事では「秋茄子は嫁に食わすな」の3つの意味について見てきた。皆さんは納得するような意味に出会えただろうか? 私はというと、なるほどとは思っても納得できる理由は見当たらなかった。
ということで余計な心配はせずに、やはりこれからも心置きなく秋茄子を楽しもうと思う。また、もし他にも「秋茄子は嫁に食わすな」の理由をご存知の方がいたらぜひ教えてほしい。もしかしたら私も考えを改めるかも!?