言葉・語源

午前・午後の由来とは?十二支の"午"が関係していた!

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

昼前を午前、昼後を午後という理由に関する雑学

あなたは、お昼前の時間とお昼後の時間を、それぞれ何というだろうか? 多くの人は「午前」「午後」といったいい方をすると思う。

しかし、どうして「午前・午後」なのだろうか? 当たり前のようで気にも留めないことだが、いわれてみれば不思議ないい方である。

これには、昔の日本の時間のいい方が関係している。そんな「午前・午後」に関する雑学を解説していこう。

【生活雑学】昼前を午前、昼後を午後という理由

孫ちゃん
「午前」とか「午後」って、どうしてそう呼ばれるようになったの?なんで12時が分かれ目?
おばあちゃん
それは昔の日本人が、時間を十二支で表してたからなんだよ。
孫ちゃん
十二支?あ!「丑三つ時」とかいうもんね!
おばあちゃん
そうだね。それで、今のお昼の12時は「午(うま)の刻」だから、その前後の時間ってことで「午前」「午後」なんだよ。

【雑学解説】午の刻の前後だから「午前・午後」

午の刻の前後だから「午前・午後」についてのトリビア

今のように「1時・2時…」といった表現が普及する前は、日本人は十二支で時間を表していた。深夜0時を「子(ね)の刻」とし、そこから2時間ごとに十二支を割り当てていっていたのだ。

どんなふうに割り当てていたのかを表にしてみたので、確認しよう。

十二支 割り当てられた時間
23時・0時・1時
1時・2時・3時
3時・4時・5時
5時・6時・7時
7時・8時・9時
9時・10時・11時
11時・12時・13時
13時・14時・15時
15時・16時・17時
17時・18時・19時
19時・20時・21時
21時・22時・23時

この中で、「午」に該当する時間は、11時・12時・13時だ。12時が「午」に該当する真ん中の時間なので、「正午」と呼ばれるようになった。それにともない、正午の前が「午前」、正午のあとが「午後」と呼ばれるようになったのだ。

孫ちゃん
「深夜0時を子の刻として」って説明してたから0時から2時までなのかと思ったら、0時を中心に前後2時間なんだね。

「午前・午後」だけでなく、「正午」も十二支が由来となっている。これは、日本ならではの時間の考え方なのかもしれない。

おすすめ記事

"1分は60秒"、"1日は24時間"、"1年は365日"である理由に関する雑学
時間トリビア!"1分は60秒"、"1日は24時間"、"1年は365日"である理由

続きを見る

スポンサーリンク

【追加雑学①】「丑三つ時」や「おやつ」も十二支由来

「丑三つ時」や「おやつ」も十二支由来についてのトリビア」

怖い話で、「草木も眠る丑(うし)三つ時」という言葉を聞くことはないだろうか? この「丑三つ時」という言葉も、十二支が由来となっている。

「丑」に該当する時間は、真夜中の1時から3時の間だ。昔はこの時間を4分割して、その中の3番目の時間に当たる「2時から2時30分」の間の時間帯を、おばけの出る時間として考えていたのだ。

孫ちゃん
「丑三つ時」の「三つ」ってそういうことだったんだね。っていうか、かなり短い時間なんだ。

さらに、「おやつ」という言葉も十二支による時間の表現が由来している。昔の日本では、2時間ごとに鐘がつかれていた。その中で、0時と12時には、それぞれ9回鐘が鳴るようになっていたのだ。

0時と12時に9回鐘が鳴らされたあとは、8回・7回…と、1回ずつ減っていく仕組みになっている。たとえば、0時に9回鐘が鳴ったら、その次の2時には8回鐘がつかれるという感じだ。

これは、12時のときでも同じで、その次の14時に8回鐘が鳴る。昔の人たちは、鐘の回数を数えて「九つ」「八つ」といった呼び方をしていた。そう、14時は8回鐘が鳴る「八つ」の時間だから、「おやつ(お八つ)」という呼び方が生まれたのだ。

おばあちゃん
14時から16時を「八つ刻(やつどき)」って呼んで、「おやつ」は「八つ刻に食べる軽い食事」っていう説もあるよ。
孫ちゃん
八つ刻に食べる軽い食事?…あ、それってもしかして…。
おばあちゃん
そうそう。今の「おやつ」に繋がるものだよ。

現代の私たちから見れば、なかなか難しい時間のとらえかたのように思える。しかし、この時間の考えから「丑三つ時」や「おやつ」といった言葉が生まれたのは、なかなか興味深い。

【追加雑学②】「am・pm」の意味は?

「am・pm」の意味についてのトリビア

デジタル時計で、午前を「am」、午後を「pm」と表示されているのを見たことはないだろうか。この「am」「pm」は、それぞれどういう意味なのだろうか?

この2つの言葉は、ラテン語を略した言葉だ。「am」は「ante meridiem(アンティ・メリディアム)」、「pm」は「post meridiem(ポスト・メリディエム)」という言葉を略した形なのだ。

孫ちゃん
これラテン語なんだ!?

この「meridiem」という単語は、「正午」を意味している。そして「ante」には「前」、「post」には「後」という意味がある。

「正午の前」だから「ante meridiem=am」、「正午のあと」だから「post meridiem=pm」というわけだ。

単語の意味を見てみると、どことなく日本の「正午・午前・午後」の考え方に似ているような気がする。国は全然違うのに、面白い。

おばあちゃん
どこでもお昼の12時ってのはそういう区切りの時間なんだろうねぇ。

雑学まとめ

「午前・午後」などの時刻に関する雑学をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。

「午前・午後」というのは、午の刻の中心である「正午」の前後を指す言葉として生まれた。昔は時間を十二支で表していた風習があり、「正午・午前・午後」以外にも、「丑三つ時」や「おやつ」という言葉も生まれた歴史がある。

今では当たり前で、どうしてそうなったのか気にも留めない言葉となっているが、こうして改めて調べてみると、面白い発見があるものだ。

孫ちゃん
うんうん。全然気にしたことなかったけど、おもしろかった~。よく聞く「丑三つ時」ってのも、はっきり時間がわかったし。
おばあちゃん
時間だけじゃなく1年の日にちにも当てはめてたくらい、十二支ってのは昔の日本人にとって当たり前だったってことだねぇ。

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

© 2020 雑学カンパニー