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極楽か…!足湯に入りながら乗れる新幹線がある【山形新幹線とれいゆつばさ】

雑学カンパニー編集部

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足湯に入りながら乗れる新幹線があるという雑学

長距離の移動は大変だ。車で移動すると運転で疲れるし、道路状況によっては渋滞に悩まされることもある。渋滞にまきこまれると、移動時間がどのくらいかかるかわからないだけでなく、トイレに行けないという問題も出てくる。

運転疲れや渋滞をさけるために、新幹線を使う人もいるだろう。新幹線なら乗っているだけでいいし、トイレもある。トラブルがなければ、時刻表のとおりに目的地につくので、移動時間の計算もかんたんだ。

最近の新幹線はただの移動手段から進化しているらしい。どんな新幹線があるのか調べると、足湯つきの新幹線があることが発覚した。足湯に入りながら乗れるなんて、ぜいたくすぎる…! 優雅な移動に憧れる人は、今回の雑学は要チェックだぞ!

【生活雑学】足湯に入りながら乗れる新幹線がある

孫ちゃん
この前友達が東北に旅行に行ったんだけど、なんか足湯のある新幹線に乗ったんだって!
おばあちゃん
あ、もしかして山形新幹線の「とれいゆつばさ」ってやつかい?足湯があったり畳の座席があったり、温泉街みたいな新幹線だね。
孫ちゃん
そうそう!それそれ!新幹線に足湯ってすごい発想だよね~。

【雑学解説】山形新幹線「とれいゆつばさ」は足湯を設置している

山形新幹線「とれいゆつばさ」は足湯を設置しているというトリビア

とれいゆつばさ

足湯に入りながら乗れる新幹線なんて、なかなかイメージがわかないかと思う。もしも自分が乗った新幹線で、座席の足元が足湯になっていたら? あまり想像できない…。

しかし、足湯に入りながら乗れる新幹線は実際に運行しているのだ。車内の様子を確認できる動画を発見したので、ごらんいただこう。

孫ちゃん
わ~!ほんとに足湯がある!気持ちよさそう~。
おばあちゃん
畳の座席ってのもいいねぇ。

この新幹線は、山形新幹線の「とれいゆつばさ」である。福島県の福島駅から山形県の新庄(しんじょう)駅のあいだを、基本的には土日のみ運行している。

車体は青と緑でさわやかな印象だが、車内は落ち着いた和風の内装で高級感がある。そして赤い湯船の足湯! 本当に足湯があった! 足湯を出た後にくつろげる畳のお座敷や、バーカウンターも設置されている。温泉街の旅館のような空間だ。

とれいゆつばさは2014年の7月に運行を開始した。名前の「とれいゆ」というのは英語で列車を意味する「トレイン」と、フランス語で太陽を意味する「ソレイユ」を組み合わせた造語である。

足湯は16号車に設置されており、お湯は残念ながら温泉ではないようだ。新幹線で温泉は管理するのも大変そうなので、無理もない。足湯の利用は足湯利用券が必要なため、入りたい人は事前に購入しておくといいぞ!

孫ちゃん
あ、やっぱりタダじゃないんだね…。そりゃそうか。

実際に利用した方の動画も見てみよう。

足湯があれば、子供との長旅もより楽しめそうだ。

おばあちゃん
全体的に高級感があるねぇ。
孫ちゃん
足湯入ってみたいね。お湯がグラングラン揺れて、ちょっとした水上アトラクションみたい。

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【追加雑学①】近鉄でも期間限定で足湯列車が運行された

足湯つきの列車を探していると、新幹線ではないのだが期間限定で足湯列車が運行されていたことがわかった。近畿日本鉄道の観光列車「つどい」に足湯があったのだ。

つどいは2018年10月から2019年2月まで、足湯列車として愛知県の近鉄名古屋駅から、三重県の湯の山温泉駅のあいだを運行していた。湯の山温泉の開湯1300年を記念したイベントの一つが、足湯列車だったのである。

驚くことにつどいの足湯は、お湯が温泉だった! 使用する温泉は、わざわざ運行当日に湯の山温泉のある三重県菰野(こもの)町からくんできていたらしい。さすが温泉の記念イベント…。温泉に対する情熱を感じる。

孫ちゃん
温泉のお湯使ってたんだ!?すごいね!

【追加雑学②】観光列車なら特別な列車旅が楽しめる

足湯列車以外にも、様々な列車が運行されている。観光列車と呼ばれている列車は、ただの移動手段ではなく列車に乗ることが目的になるような、いろいろなサービスを提供しているのだ。いくつかの観光列車を紹介しよう。

  • SL銀河(岩手県):「銀河鉄道の夜」をテーマに、プラネタリウムも設置
  • 現美新幹線(新潟県):現代アートを展示した美術館のような新幹線
  • 或る列車(長崎県・大分県):スイーツのコースが楽しめる豪華列車

SL銀河は岩手県の花巻駅と釜石駅のあいだを運行している。岩手県出身の著名な作家である、宮沢賢治の銀河鉄道の夜をテーマにし、昭和レトロな内装とプラネタリウムが特徴だ。

現美新幹線は新潟県の新潟駅から越後湯沢(えちごゆざわ)駅間を運行する新幹線である。車内にはアートの展示があるだけでなく、キッズスペースも用意されているのだ。子どもが小さくて美術館に行きづらいという人には、現美新幹線をおすすめしたい。

JR九州の「或る列車(あるれっしゃ)」は、長崎県ルートと大分県ルートの2つがあり、時期によって運行ルートが変わる。金と黒のきらびやかな車体に、洋館のようなゴージャスな車内で味わうスイーツのコースで、豪華なひとときをすごせるぞ!

孫ちゃん
「或る列車」って、なんか名前がおもしろい。
おばあちゃん
いや、でもね、名前はふざけた感じだけど、実際の車両はすごいんだよ。列車の中ってのを忘れるくらい豪華だから。
孫ちゃん
そうなの?へぇ~、ちょっと乗ってみたいな~。

雑学まとめ

極楽か…!足湯に入りながら乗れる新幹線がある【山形新幹線とれいゆつばさ】についての雑学まとめ

今回は足湯に入りながら乗れる新幹線があるという雑学と、観光列車について解説した。今までは移動時間は寝る時間と考えていたが、こんな列車なら寝てしまうのはもったいない…!

おばあちゃん
ただの移動時間だったのが、この移動時間自体も楽しめる旅行の一部ってことだね。

足湯が可能なら、お風呂プールに入れる新幹線もいつか誕生するのだろうか? これからどんな観光列車が誕生するのか、楽しみだ。

孫ちゃん
プールとかできたらすごい!おもしろい!
おばあちゃん
まぁその車両は水浸しになるだろうけどねぇ…。

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