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闘牛の裏話!赤い布に牛は興奮しない。人間のテンションが上がる【動画あり】

雑学カンパニー編集部

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闘牛で赤い布を振った時、牛より人間のほうが興奮しているという雑学闘牛士がひらりひらりと猛牛の突進を華麗によけるスペインの国技・闘牛。闘牛といえば牛を挑発して暴れさせるために振る赤い布だが、実は赤い色は牛を暴れさせるためのものではないことをご存じだろうか

そんなわけで今回は闘牛の布が赤いわけ、さらに牛がなぜ興奮して突進をするのかも併せてご紹介していく。闘牛に秘められた雑学をぜひご堪能あれ!

【世界雑学】闘牛で赤い布を振った時、牛より人間のほうが興奮している

ダヴィンチさん
布の色が赤いのは闘牛士本人や観客を興奮させるため、という意味合いが強いんだ。
科学者くん
牛に向けてじゃなかったんですね!

【雑学解説】そもそも布が赤いのは人が興奮するためだった!

そもそも布が赤いのは人が興奮するためだった!というトリビア

赤色には人の本能的な欲求を強く刺激する効果があると言われている。赤色によって闘牛士や観客を興奮させ、闘牛をよりエキサイティングな競技へと昇華させているのだ。

また、赤色には人を攻撃的にしたり、相手を威嚇をする効果も認められている。闘牛士が赤い布をまとうことで闘牛士本人の闘争本能を煽る目的があるようだ。

実際に他のスポーツでも赤い色をまとうチームや選手のほうが勝率が高いというデータもある。競技の世界において自身をまとう色は非常に重要なのだ。

特に闘牛は死と隣り合わせの競技だ。闘牛士の闘争本能高揚は非常に重要である。死に立ち向かう闘牛士にふさわしい色だろう。

科学者くん
闘牛を盛り上げるための色が「赤」だったのですか。
ダヴィンチさん
色の効果を上手く使っているんだよ。

【追加雑学①】牛は赤い色を認識できていない

では、牛に対して赤い布はどのような効果があるのだろう?

これに関しては赤い色自体にはあまり効果がない、というのが通説だ。牛の目には世界がモノクロ映画のように映っており、どのような色も濃淡が違うだけで白黒に見えているようなのだ。

科学者くん
牛にとっては、色は関係ないんですね。
ダヴィンチさん
そうなんだ、牛は赤だから興奮しているわけではないんだ。

また、牛は人間よりも視覚が広い代わりに視覚情報の判断に時間がかかったり、視界の鮮明度が低いので、じつは色々な物を怖がったりする臆病な生き物

ではなぜ、そんな臆病な牛が時には闘牛士を刺し殺すほどに暴れるのか? その仕組みを見ていこう!

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【追加雑学②】牛はなぜ暴れるのか?

牛はなぜ暴れるのか?についてのトリビア

本来は臆病な動物であるはずの牛。赤い布が原因で暴れ狂うのではないのであれば、なぜあんなにも暴れまわるのか? その理由を解説する。

まず、闘牛に出る牛は局部を縛り上げられ、大変ストレスのかかった状態で闘牛場に入る。そのイライラしている牛の前で布をひらひらさせたり、槍でつついたりするのだ。

想像してみてほしい。たとえばあなたが何かでとてもイライラしているときに目の前で手をひらひらされたり、ちょっかいをかけられたりしたら…きっと怒りが爆発するだろう。

そう、牛は怒りのあまりに暴れているのだ。怒り狂った動物が相手、死人が出るというのも納得だ。

ダヴィンチさん
臆病な牛を暴れされるほど怒らせているんだから…。
科学者くん
牛のイライラは相当なものですね!

【追加雑学③】本物の闘牛は、結構エグい!

闘牛を闘牛士がただ牛の突進をよけ続けるだけの競技であると思っている方は少なくないと思う。今でこそ動物愛護の機運が高まっているので、牛の突進をよける際の華麗さを競うものに変化しているが、かつては違った。それを見ていこう。

科学者くん
牛が可哀想で見ていられません…。
ダヴィンチさん
これだけされたら、牛も怒りで我を忘れて暴れるだろう。

動物愛護団体が黙ってないのも無理もない…。

かつての闘牛は、最終的に牛を剣や銛(もり)で刺し殺していたのだ。血の流れる牛の姿は痛ましいものがある。まさしくお互いに命懸けの競技なのだ。

雑学まとめ

闘牛に関する雑学をご紹介してきたが、いかがだっただろうか?

極度の熱狂に包まれる命と命の削りあい、それが闘牛だ。その熱狂の立役者の一つが赤い布だったというわけだ。

同時に動物愛護の観点からも扱いの難しい競技でもある。しかし、筆者としては我々も、牛や様々な生命とともに生きていることを考えると、形を変えても残してほしい文化だと思った

科学者くん
牛をよける華麗さを競う闘牛なら見てみたいです!
ダヴィンチさん
そうだね、牛と人が死闘を繰り広げずとも人々が楽しめる闘牛が見たいね。

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