「ちょうちょう」という童謡、1度は耳にしたことがあるのではないか。「ちょうちょう、ちょうちょう、なのはにとまれ~」という曲である。ちなみに私は、幼稚園で歌った記憶がある。懐かしいなぁ。
だいたいの曲は1番だけでなく2番があるのだが、この「ちょうちょう」という童謡については1番だけしか知られていない。この曲にはそもそも1番だけしかないのだろうかと思い調べてみたら、2番も存在していた!
今回の雑学では「ちょうちょうの2番の歌詞」の謎を解明してみたぞ!
【生活雑学】童謡「ちょうちょう」、二番の歌詞はすずめの歌
【雑学解説】一番は蝶々の歌なのに、どうして二番はすずめの歌なの!?
童謡「ちょうちょう」には2番が存在するが、1番とは全く違う歌詞である。
「おきよ おきよ ねぐらのすずめ 朝日のひかりの さき来ぬ先に ねぐらを出でて 梢にとまり あそべよすずめ うたへよすずめ」という歌詞だ。
実際に曲を聴いてみたいという方は以下の動画を参照してほしい。
「ちょうちょう」の原曲は「幼いハンス」というドイツ民謡である。「ちょうちょう」は「幼いハンス」に日本語の歌詞をつけてできあがった童謡だ。よく知られている1番の歌詞は、野村秋足さんという方が作詞しているが、2番は稲垣千頴さんという方が作詞している。
2番の歌詞がすずめの歌で、1番の歌詞との繋がりがない理由は、作詞者が違うからなのかもしれない。
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【追加雑学①】童謡「ちょうちょう」には三番と四番も存在する
実は「ちょうちょう」には3番と4番も存在する。3番はとんぼの歌、4番はつばめの歌となっている。この3番4番の作曲者は不明である。
【追加雑学②】どうして一般的には一番の歌詞しか知られていないのか
「ちょうちょう」の歌詞で一般的に知られているのは1番のみだ。この理由としては、太平洋戦争が終結した後に文部省が発行した「一ねんせいのおんがく」で、この曲の改作が行われたためである。
「さくらの花の 花から花へ」というフレーズは、もともと「さくらの花の 栄ゆる御代に」という歌詞だったのだが、皇室賛美と受け止められる歌詞であることから変更になった。
また2番以下の歌詞については、曲のタイトルである「ちょうちょう」と全く関係がないため、主題をはっきりとさせるために廃止になったといわれている。
雑学まとめ
今回は、「ちょうちょうの2番の歌詞」についての雑学をご紹介した。この曲に2番や3番や4番が存在していたなんて知らなかった。
ちなみに、「ちょうちょう」以外にも、外国の民謡がもとになっている童謡や、途中で歌詞が変わってしまった童謡は多数あるらしい。興味があれば調べてみるのも面白いかもしれないな。
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