幕末を語るうえで、必ず登場する「新選組」。殺気だった反幕府派の浪士たちを取り締まり、京都の治安を守る武装集団だ。今でいう警察のような部隊で、この新選組を率いていたのが、近藤勇(こんどういさみ)である。 「真剣を持たせれば敵なし!」といわれるほどの剣の達人で、容赦ないやり方に京都の町では恐れられていた…というところまでは、筆者の中にもイメージとしてある。しかし、近藤勇の妻のことは、あまり知られていないのではないだろうか。 妻!? 奥さんいたんだ…。筆者など、存在すら気にかけたこともなかった。 近藤勇には「つ ...